子どもたちの未来を創る学力を

    

 平成に入り節目の20年目。明けましておめでとうございます。

 天候に恵まれ、明るい穏やかな新年を迎えました。“節目”という言葉通り、気もちを正し、新しい希望や期待を胸に、また一歩ずつ共に前に進んでいきたいと決意を新たにしています。

昨年冬休みに入ってすぐに、「今日求められる『学力』」について講演会があり出かけて来ました。その中で、特に印象に残っているのは「教育は子どもたちの未来を創るためにある」という言葉でした。学力を受験や就職に有利に結び付けるためにと思いがちですが、未来を創っていく子どもたちに、その未来を創っていくために必要な学力を育てていかなければいけないと常々思っていたからです。「生きる力」と表現されているように、基礎的・基本的な知識・技能の習得、それらを活用して課題を解決するために必要な思考力、判断力、表現力や学習の意欲、それらを重要な要素として「学力」があると確信しました。

 幸いなことに、本校では一昨年より算数、国語の重点研究を通してこの「生きる力」をどのように育てていくか授業研究を重ね、追究しています。特にその中で私は「自分の思いや考えをもつ」ということが大事なKEYだと考えています。

聞く・読む《受信》⇒思考する・想像する⇒書く・話す《発信》

この一連のプロセスを授業の中で実現し、生涯必要とされる生きる力を育て、子ども連に未来へと確かに歩んでいってほしいと願っています。私たち大人がどのように子ども連とかかわり、考えさせ、力を引き出していけばよいか。“節目”にふさわしい考えさせられる一日でした。

12月には、子ども達自身の目で学校の生活実態を掘り起こし、課題をどう乗り越えていくか、恒例の「子ども人権会議」を開き考えていきました。私はこの“掘り起こし、考えていく”という作業を何よりも大事にしたいと考えていましたので、今年も子ども達の素直なその子らしい発信に接し、本当にうれしく思いました。「先生たちも一緒にがんばっていくよ、支えていくよ」と思わずエールを送りました。たくさんの課題に接し、そのことへ自分の思いや考えをもち、それを発信し、よりよい解決の方向を探って実践を重ねていく。急変はしないけれど、一歩一歩の積み重ねが着実に生活の改善へとつながっていく。その歩みを今年も全職員で支え、温かい学校づくりへと進めていきたいと思っています。

「未来を創る子どもたち」へ。願いを込め、遠い行き先をしっかりと見据えて、2008年をがんばっていきたいと思っています。また今年も、皆様と共に歩む一年にしていきたいと思います。引き続きのご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。