校門で子どもを迎える

    

 厳しい寒さの中でも少しずつ蕾がふくらみ、希望の春の訪れが近いことを教えてくれています。登校して来る子どもたちに、思わず『がんばったね』と声をかけたくなるほどの寒さが続いています。毎朝正門に立って、子ども達を迎える日々も3年が経とうとしています。

 先日、5年生が社会科の学習の一環として「校長先生にインタビューさせてください」と職員室を訪ねて来ました。インタビューをもとに新聞にまとめていくとのことです。いろいろな質問の中で、ある女の子が「どうして校長先生は毎朝校門の所に立っているのですか」という質問がありま七た。子どもの目にはどのように映っているのでしょうか。

「そうね、校門に立っていると子ども達一人一人のことがよく見えるのよ。けがをしているけれど、どうしたのかな。昨日、保健室に来ていたけど、様子はどうかな。今日はいつもとちがって元気がないけど、どうしたんだろう。と、一人一人を観察しているのよ。よく、わかるのよ。」

 と答えると、質問にきた子ども達は納得したように、うれしそうな笑顔を返してくれました。あいさつの声のトーン、顔の表情、歩いて来る足取り、一緒に登校して来る友達関係・・・本当にいろいろなことが観察でき、子どもの今の様子をつかみ取っていくことができます。

 子ども達の報告を聞くこともできます。「昨日は、ガラスを割ってしまってごめんなさい」「けがをして、心配かけてすみませんでした」「お医者さんに行ってもうすぐ治るといわれました」「今日はクラスでお楽しみ会をやるんだよ」「もうすぐピアノ発表会だから今大変なの」報告しなければいけないこと、校長先生に話したいこと、校門がよい場となっています。

 先週、私もすっかり風邪をひいてしまい、体が冷えるといけないからと、副校長先生がかわって立ってくれていました。一週間立っていないだけで、なんだか子ども達が遠い存在のように感じてしまいました。毎朝のひとときが私にとっても気もちを前に進めてくれるものであり、活力を与えてぐれるものでもあるのです。寒い中ですが、ホカロンで体を温めながら、この時間を大事にしていきたいと思います。子どもと学校の今の状況をつかんでいく大事なひとときです。

 

2月に入り、一年間の学習の状況を把握する横浜市の学習状況調査が全学年で実施されます。また、2月は学級のしめくくりとしての大事な月でもあります。しっかりとした力をつけ、よい思い出をもって次の学年へと進めますように。短いですが大事に過ごしていきたいと思います。