学校便り

4月


校長 蒲地 啓子

読書は子どもと世界とのかけ橋


 4月23日は、「子ども読書の日」でした。そこで、私がこの四月に出会った「橋をかける」という本をご紹介します。この本は、皇后である美智子様が、国際児童図書評議会で行った講演をまとめたものです。美智子様は、ご自身の子ども時代の読書を次のように述べられています。
「何よりも、それは私にとって楽しみを与えてくれました。そして、その後にくる、青年期の読書のための基礎をつくってくれました。それは、ある時期には私に根っこを与え、ある時期には翼をくれました。この根っこと翼は、私が外に、内に、橋をかけ、自分の世界を少しずつ広げて育っていくときに、大きな助けとなってくれました。」

 本を読むということは、自分が見たこともない出会ったこともない世界や人々を知ることです。それとともに、ほんの少しかもしれませんが、そこに生きる人々の喜びや苦しみを、知ったり、想像したりすることです。いろいろな人々がいて、その人々とつながっていくことができることを知ることだと思います。

 根っこは、大地に根を張り、揺るがない自分を支える「自尊感情」(自分自身がかけがえのない大切な存在であるという気持ち)かもしれません。翼は、なりたい自分にきっとなることができるという「あこがれ」や「自己効力感」(自分自身に対する信頼感)といいかえることができるかもしれません。

 羽沢小学校の子どもたちが、たくさんの本に出会い、根っこと翼を伸ばしてくれることを願って、学校では、朝の読書タイムを実施しています。全校が一斉に読書をするこの時間は、ふわふわスマイルのボランティアさんが本の読み聞かせをする以外は、学校中でページをめくる音だけしかしない、張り詰めたひとときです。
本好きな子どもを育てるためには、本を一心に読んでいる大人を見せることが一番です。学校でも読書教育を推進していきますので、家庭でも、親子で一緒に読書をしたり、本を選んだりする機会をもっていただければと思います。



5月の目標
生活目標 :  みんなで力を合わせて取り組もう
保健目標 : よい生活習慣をつけよう
給食目標 : 食事のマナーを身に付けよう