校長先生より(2月) 笑いは人との関わりの中でつくられる
学校長  敦岡 幸夫
 
年が明けたと思ったら、もう一ヶ月が過ぎてしまいました。
卒業式まであと33日、修了式まで36日(授業日数)。
一日一日を大切に学校生活を送り、今年度の総仕上げと
次年度への準備をするようにしていきたいと思います。
さて、新年のテレビを見ていると、お笑い系の番組をたくさんやっていました。
最近は、若者が積極的にチャレンジしているせいか、子どもたちもまねをして
友達から受けをとっている様子をよく見かけます。
先日、NHKの100年インタビューという番組を見ました。
これは、各界で有名な人が百年後の人たちへ送るメッセージとして
対話形式でつくられたものです。
その中で、作家の井上ひさしさんが<笑い>について語っていました。
 「そもそも苦しみとか悲しみ、恐怖、不安などというものは
人間が生まれながらにもっているものである。
病気する、老いる、死ぬことなどは決まっている。
生きているそのものの中に、苦しみ、悲しみが詰まっている。
ところが、<笑い>はない。
笑いというのは、人がつくるしかない。
一人で笑っていてもしょうがないので、お互いにつくっては分け合い、
共有しないとできないものである。
笑いは、人間の内にはないので外でつくらないといけない。
人間関係の中でつくっていくものであり、共有しないとダメなものである。
人間が人間の手でできる最大の仕事は、笑いではないか?」(主旨)と。]
『笑いは共同作業、つくり上げるもの』という言葉が心に残りました。
先日、一週間、中休みの時間を使って新春ミニミニコンサートを体育館で
行いました。
子どもたちが自主的に申し込んで、クラスごとやグループごとに舞台の上で
合唱や合奏を行うものです。
先生方も若手のメンバーを中心に『人間っていいな』という曲を歌入りで
演奏しました。
私はリーダーの先生から、
「校長先生も、ぜひ、でんぐり返しか何かをやって参加してください。」
と依頼されていました。
歌詞の中にでんぐり返しが出てくるのです。
私は、子どもたちが喜んでくれるならできることは何でもやろうと決め、
前の晩自宅で練習してみました。ところが、十数年ぶりに前転をしたので、
目が回ってしまいました。
それでも当日は張り切って、短パンにTシャツ、両頬に赤いシールを貼って]
野球帽を横にかぶり、子どもになりきって藤崎マーケット(今売り出し中の
お笑いコンビ)の振りで登場しました。場内はいっぺんに笑いの渦です。
曲に合わせてダンスをし、いよいよでんぐり返しです。
回転したあとはやっぱり頭がくらくらしてすぐには起きあがれませんでした。
男版「放浪記」の一コマです。
終わったあと、コンサートなのに演奏者の前でダンスをするなんてと
反省しました。でも、子どもたちのたくさんの笑顔を見ることができて
とてもハッピーでした。
今年も、子どもたちが楽しい学校生活をおくれるよう、教職員一丸となって
努力していきたいと思います。ご理解ご協力の程、よろしくお願い致します。