海の日と横浜港
校長 松本 茂樹
二学期制が始まり、夏の休みが完全に一学期の中に入りました。以前ですと、一学期が終わってから夏休みに入るというのが区切りでした。しかし、なんといっても「海の日」を記念した港の花火大会が、夏の休みに入る時の風物として、欠かせないものになったと思うのは私だけでしょうか。(今は休日が動くので、本来の海の日がいつなのかよくわからなくなってしまいますけれど、本来の海の日は7月20日です。)
開港記念の花火大会等、横浜港近くの会場で花火大会は何回も行われますが、やはり夏の長期休業に入る前の花火大会は規模が大きく、まるで子どもたちに夏の休みに入るお祝いのプレゼントのような気がするのです。
6月2日の開港記念日を前に、全校児童のみなさんに横浜開港のころの話をさせてもらいました。実は私、、昨年より横浜開港から大正期にかけて撮影された写真の場所探しを行っています。この時、桜木町の弁天橋から港をみた一枚の写真を調べていたところ、わかったことのお話をします。
西洋式灯台の発祥は、横浜です。 この最初の燈台は、現在の桜木町の場所にありました。現在、汽車道と呼ばれる遊歩道が桜木町と赤レンガ倉庫(新港埠頭)を結んでいます。この汽車道から見て、弁天橋の間の帝蚕倉庫側の縁に「燈台局」があり、日本で最初の洋式燈台が設置されたのです。明治新政府は、イギリスから購入した「明治丸」を御用船として、天皇の北海道東北行幸を行いました。そして、この西洋式燈台を記念して「明治丸」を品川ではなく、西洋式に整った港の横浜に帰港したというのです。この横浜に戻ってきた日を記念して決められたのが、「海の記念日」(昭和15年制定)だというのです。
「海の日」として国民の休日となったのは、ずっと後の話ですが、開港記念の一環として海の日の花火大会はこの国民の休日になる前から行われています。なるほど、海の日と横浜港には深い関係があったわけです。ちなみに、この「明治丸」は、現在商船大学に保存されているそうです。
7月に入っても、横浜港の開港を祝う行事や、関係行事があります。お休みの日には
花火大会だけでなく、横浜の港にお家の方と一緒にお出かけになってはいかがでしょうか。
それと、本校の夏季休業は7月21日からで、7月最終日は20日です。今年の休日としての海の日の後に2日授業日がありますので、ご注意下さい。
