子ども一人ひとりに仲間とともに学ぶ喜びを
校長 齋 藤 親 夫
いつにない暖かい陽気に誘われてか、学校の桜の花やパンジ−などもきれいに咲き誇って
いる中で、平成19年度を迎えることができました。在校生に勇気と優しさを与えてくれた
66名の卒業生が立派に巣立つことができた後に、76名の新入生が元気に入学してきまし
た。6年生が卒業し静寂に包まれていた学校にも、それぞれの学年に進級した子どもたちの
にぎやかな声が響きわたり、学校中がまた活気を取り戻してきました。子どもたちの生き生
きとした表情に接したり元気な声を聞いたりしますと、これからの1年間、子どもたちとと
もに充実した毎日を送ることに、全力投球をしていかなければならないとの思いが強くなっ
てきます。
101年目を迎えた歴史と伝統のある平沼小学校で、新たな1歩を踏み出すわけですから
保護者の皆様や地域の皆様の期待に応えるためにも、気持ちも新たに一生懸命頑張って勉強
していこうとする子ども一人一人に、温かさと厳しさをもってきめ細かな指導を心がけてい
かなければならないと考えています。子どもは学校生活を送っていくうえで、いろいろな場
面で自分自身で考え判断し、自分のことは自分でやってもようとする頑張りを土台として、
互いに自分の持てる力を出し合い切瑳琢磨していく中で、自分の思いや願いを実現していく
ものだと思います。
昨年の12月には「教育基本法」が改正され、これからの教育の方針が示され、文部科学
省ではその理念を具現化してくために「学習指導要領」の改訂が進められているようです。
本市におきましても、新しい学校教育の内容と方法を示す「横浜版学習指導要領」の素案
が示されました。その特色の一つに「学ぶ楽しさと創り出す喜びを通じて自らの可能性と人
生を切り拓子ども」を育てることがあげられています。この力は本校の学校教育目標の一つ
である「主体的に問題を解決し、自分の生き方をたくましく切り拓く子どもを育てます」と相
通じるものがあると思います。
今年度もこの学校教育目標を具現化していくために、昨年度に引き続き、重点研究として
取り組んでいます生活科・社会科の授業を互いに参観し合い、子どもの学習している様子か
らその実現状況を丹念に見ていきたいと考えています。社会の変化が激しい中で、いろいろ
な場面において自己決断をしながら、たくましく生きていく子どもたちを思い描いた時に、
日々の授業においてもどのように問題や課題を解決していくかが大事になってきます。この
問題解決していく力は、特に生活科・社会科の授業において培われるものだと思います。身
近な社会をじっくりと見つめることから生まれてきた問題や課題を、学級の仲間と共に解決
することができた時の満足感や成就感が、子ども一人一人にとっての学ぶ楽しさとなったり
自分の考えに自信を持ったりすることにつながってくるものです。もちろん問題や課題を解
決していくためには、知識や知恵をしっかりと身に付け、それらを十分に活用していくこと
も大事です。また、他の人の見方や考え方にもしっかりと耳を傾け、共同思考していくこと
も大事になってきます。
今年度も昨年度にまして、子ども一人一人にとって「通いがいのある学校」「仲間と学ぶ
ことが楽しくてたまらない学校」、そして保護者や地域の皆様方には「信頼される学校づく
り」をめざして、精一杯取り組んでいきたいと考えております。
昨年度は創立100周年記念事業等におきまして大変お世話になりました。本年度も昨年
同様、保護者の皆様方、地域の皆様方には、ご理解と支援をよろしくお願いいたします。