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今日の食をめぐる実態として、朝食の欠食、肥満や生活習慣病の増加、栄養バランスの偏った食事や不規則な食事の増加、食の安全上の問題の発生、食を大切にする心の欠如、食の海外への依存、伝統ある食文化の喪失などが報告されています。子どもたちの食に関する実態も、朝食欠損率の増加、肥満傾向及び過度の痩身志向の増加、生活習慣病の低年齢化、偏食や孤食の増加などが報告されています。これは、核家族化や価値観の多様化、生活様式の変化に伴い、家族と食卓を囲む機会が減るなど食を取り巻く環境が大きく変わったことによって引き起こされたものと考えられています。
国は、平成17年7月「食育基本法」を施工し、その目的を「国民が健全な心身を培い、豊かな人間性を育む食育を推進するため施工を総合的かっ計画的に推進する。」としています。
また、「食育推進基本計画」の中で学校がはたす役割として、「子どもの健全な育成のため、あらゆる機会とあらゆる場所を利用して、積極的に食育の推進に努めること」を求めています。
さらに、文部科学省は学校給食法の目標に「食育の推進」を新たに明記するなど給食での食育の法的位置づけを明確にしようとしています。
横浜市教育委員会では、「教育のまち・横浜」の実現を目指す10年構想として、平成18年10月に「横浜教育ビジョン」を策定し、知・徳・体・公・開を大切にし、横浜の子どもを育んでいくことを目指しています。
〈3つの基本〉 知:幅広い知識と教養 徳:豊かな情操と道徳心 体:健やかな体
〈2つの横浜らしさ〉 公:公共心と社会参画意識 開:国際社会に寄与する開かれた心
特に「健やかな体」の具体的な姿として「早寝早起きをし、朝ごはんをきちんと食べ、規則正しい生活を守ります」「食生活の大切さを理解し、健康でたくましい体をつくります」「自分や人の生命と体をたいせつにします」をイメージしています。
(以上横浜市教育委員会食教育推進計画より)
これを受け、日吉台小学校では、食教育全体計画をたて、各教科での指導、「生きた教材」としての学校給食の活用などに取り組んでいます。食教育を推進するにあたり、最も大切なことは、家庭との連携です。なぜなら、子どもたちの生活の基盤は家庭にあるからです。
現代社会において、子育ての難しさは世界的に叫ばれています。以下は、イギリスの教育評論家・コンサルタントとして活躍しているスー・パーマー著「子どもはなぜモンスターになるのか」の抜粋です。
「年々子どもたちは、注意力や自制心に欠け、自己中心的になっており、学習したり、生活を楽しんだり、社会に適応したりということができなくなっている。だからこそ、現代の複雑な文化に生きる子どもたちは、親の知恵や教えや助けを昔よりも切実に必要としている。具体的に何が必要かというと、昔と変わらない。まずは元気に育てることである。栄養のある食事を与え、体を動かしたり遊んだりする時間をたくさんとり、しっかり眠らせればいい。
子どもには心の支えも必要だし、社会の協力も欠かせない。そのためには身近にいる人間が子どものために時間をさき、関心を持ち、積極的にコミュニケーションをとりながら愛情を注がなければならない。」
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