日本の伝統行事の原点に触れて
校 長 渡邊 順子
校庭には、コスモスや彼岸花が色鮮やかに咲き、季節はもう秋へと移り変わったことを感じる今日この頃です。朝の校庭では、市の体育大会に向けて、6年生の子どもたちと職員の熱気がみなぎっています。
9月25日は「中秋の名月」。美しく輝いている月を、しばらく職員と共に眺めていました。考えてみますと、私の子どもの頃には、十五夜というと、どの家庭でも月見団子やすすきなどを飾り、家族でお月見をしたものでした。しかし、いつ頃からか月見団子を作ったり、すすきを飾ったりする家庭があまり見られなくなりました。我が家もその家庭のひとつです。日本には、季節にちなんだいろいろな行事があります。四季の自然にも恵まれて日本は、季節の移り変わりを大切にし、自然そのものに感謝をし、自然とともに生きる自分たちの生活の安泰を願ってきました。しかし、その日本の伝統である行事やしきたりもだんだん忘れられたり形骸化されてきているのが現状です。そんな中ですが、子どもたちが食べている給食では、季節や行事を考えて献立を作成しています。25日の給食時に各学級に配布された給食通信(パクパクだより)には、次のような内容が掲載されていました。
十五夜のお話
今年は、9月25日が十五夜です。この時期は空気がすんでいてもっとも美しい満月を見ることができます。もともとは中国のならわしでしたが、日本に伝わり、各地の収穫を喜ぶお祭りと重なり、毎年行われる行事になりました。十五夜には、この時期に穂の出るすすきを飾り、月見団子を供えます。給食では、十五夜にちなんで白玉
団子を使いフルーツ白玉にしました。
伝統行事やしきたりの中には、日本人が長い歴史の中で培ってきた生活の智恵があります。それらをもう一度見直し、子どもたちに伝えていくことはとても大事なことだと改めて感じた「中秋の名月」の日でした。
豊かな心と健やかな体を育成するために、本校では、たてわり活動の取組を行っています。その活動の一環として、9月21日(金)好天気の中でたてわり全校遠足「三色ウォーキング」を実施しました。色ごとにそれぞれの活動場所(鯛が崎公園、綱島公園、パナソニック体育館)まで、たてわりグループ毎に行き、5〜6年生が中心となって考えた活動(遊び)をしました。今年度は、異学年の交流をより深めるために、ペアの学年も決めて活動しています。遠足当日も、ペア学年で手をつなぎ、楽しく活動している姿が印象的でした。子どもたちの作文にもペア学年のことがたくさん書かれていました。昨年度より異学年のかかわりが深まっていることを確信しています。今後もたてわり活動の充実を図っていきたいと考えています。
前期の終業式を1週間後に控え、子どもたちは今前期の振り返りをしています。各教科の学習や運動会・全校遠足・体験学習・修学旅行等さまざまな活動を通して、どの子も着実に成長してきました。子どもたち一人ひとりが、笑顔で前期を終えることができることを願っています。