□全国学力調査の結果について
           横浜市立市場小学校

平成19年12月20日

保護者様

横浜市立 市場小学校

校 長  早瀬 友子

全国学力・学習状況調査結果についてのお知らせ

平成19年4月に小学校6年生、中学校3年生を対象に実施した全国学力・学習」調査の調査結果がまとまりました。この調査結果を報告するとともに、今後の本校としての取り組みについて説明します。

なお、今回の調査により測定できるのは「学力の一部分」であり、「学校における教育活動の一側面」にすぎません。この調査結果に一喜一憂することなく、児童生徒一人ひとりの力をつけることに、引き続き取り組んでまいります。

地域・保護者のみなさまには、本調査の趣旨を十分に理解した受け止め方をしていただけるようお願いいたします。

本校6年生における調査結果の概要

1 「教科学習状況調査」の結果    <平成19年4月24日(火)実施>

※ 国語・算数におけるA問題とは→主として「知識」に関する問題です。

※ 国語・算数におけるB問題とは→主として「活用」に関する問題です

@ 全般的な傾向について

国語・算数の両教科を通して、次のような傾向が読み取れました。

A問題では → 「知識」に関しては おおむね理解できています。

B問題では → 「知識・技能」を活用する力に関して、課題を有します。

A 各教科について

  □ よいと考えられる内容 ■ 指導・改善を要する内容 ※( )は、問題の種別

< 国 語 >

話すこと・聞くこと

      話の要点を聞き取り、効率よくメモをとること(A

       司会者として発言者の提案を聞き、内容を整理すること。(B

読むこと

      説明文の内容を読み取ること。(A

       物語文の登場人物の心情について、表現や叙述に即して読むこと。(A

       文章とグラフにまとめられた事実を、関係付けて読むこと。(B

言語事項

       5年生までに配当されている漢字を正しく書くこと。(A

       客に対する勧誘の表現や敬意表現を適切に用いること。(B

   ■ 指示語の種類や役割を押さえた上で、文脈の中における働きを理解すること。(A

   ■ 一文で書かれた内容を理解し、一文を二文の構成にして置き換えること。(A

< 算 数 >

数と計算

       小数同士の計算をすること。(A) 

□  小数の乗法の意味を理解すること。(
A

       整数と小数の除法の計算をすること。(A

       分数と小数の大きさを理解し、数直線上に正確に表すこと。(A

量と測定
           平行四辺形の面積を求めること。(A

       地図から図形を見出し、面積を比較し説明すること。(B

図形

       三角形の三つの角の和が、180°であること。(A

       地図上から直角三角形を見い出し、三辺の長さの関係から道のりの長短を考えること。(B

数量関係

       L字型の図形の面積の求め方を表す式を、読み取ること。(B

       条件を整理し、その整理した数値を正しく比較すること。(B

       計算の工夫を読み取り、それを用いて他の問題の解決方法を説明すること。(B

2 質問紙調査結果より(抜粋)

      「身の回りのことを、できるだけ自分でしている」という子の割合が低い。

       「難しいことでも、失敗を恐れずに挑戦している」と考える子の割合が低い。

       「自分に、よいところがある」と考えている子の割合が低い。

       「将来の夢や目標を持っている」と答えた子の割合が多い。

       「家の手伝いをしている」と答えた子の割合が少ない。

       「新聞やテレビのニュースに関心を持っている」と答えた子の割合が多い。

   神奈川県全体と比較すると、「今住んでいる地域の行事に参加している」と答えた子の割合が、とても多い。

       「近所の人にあったときに、挨拶をしている」と答えた子の割合が少ない。

       「スポーツをすることよりも、見ることの方が好きである」と言う傾向がうかがえる。

       「小さい子どもをおんぶや抱っこしたり、遊んであげたりしたことがある」と答えた子が多くいる。

<今後の取り組みについて>

○ 国語・算数ともに、指導要領に記されている内容に関しては、よく理解できている。

○ しかし、国語では文章を関係付けて読んだり、気持ちを想像して読んだりすることに課題がある。また、算数では、基礎・基本の中でも「計算の方法」は押さえられているものの、その計算のもとになっている考え方や、考え方を使っての「応用力」を伸ばすことが、今後の課題となるものであろう。そして、この傾向は本調査を行った6年生のみに当てはまるものではなく、本校全体の子どもの傾向としてとらえられるものとも考えている。

○ そこで、本校として、「国語」では現在の学習方法を堅持しつつも、「読解力の伸長」に力を入れていく。文章の一文・一語を大切にすることで、子どもたちがその中に含まれる意味や心情を思考してけるよう、配慮することが大切になってくる。また、算数では、子ども自身が「わかったことを説明していこう」とする姿勢が持てるような学習を工夫し、そのことを通して、受身の学習からの精神的な脱却を目指していきたい。

○ 保護者の方と協力しながら、「失敗を恐れない気持ち」を伸ばすとともに、数々の「コミュニケーション」を通して「自分のよさ」に気付かせ、一人ひとりの「自己有用感」を感じさせたいと考えている。