| アテネの風から | 2004年度 9月号 |
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| いちょう小学校長 金 野 邦 昭 | |||
今年の夏は、ことさらに暑く過ごしにくい日が多かったように思います。そんな暑さの中で、子ども達は、水泳学習、学習教室へと熱心に参加し充実した夏休みを過ごしていました。また、地域の子どもフェスティバルに実行委員として積極的に参加し活躍していた児童もおりました。それぞれ夏休みを有意義に過ごしたことと思います。全員が元気に学校にもどってきており、ほっとしております。 さて、この夏は、アテネオリンピックの選手の活躍で日本中が大いに沸きました。世界一流の選手の活躍は、私たちに大きな夢と感動を与えてくれました。そんな中で日本の男子体操団体選手の活躍はめざましく総合優勝の栄冠に輝きました。金メダルは、28年ぶりという大快挙でした。団体優勝もさることながら、特に惹かれたことは、体操選手一人一人の演技の美しさでした。両足がきちんとそろっており、足先までずっと伸びた体の美しい流れや、体の曲線の美しさなど、体操の魅力が伝わってくるようでした。一糸乱れぬ演技、研ぎ澄まされた技、演技の最初から最後までが一つの完成された芸術品のような表現、この美しさが高く評価され金メダルにつながったように思います。この点に関しては、専門の方からも「基礎・基本がしっかりしている。」と評されていました。一時、体操界は、難度の高い技の開発に追われ、体操本来の、足や膝をのばさなければならないところ、腕や体をきちんと曲げなければならないところなどの基礎練習をおろそかにしてしまっていたそうです。世界に遅れまいと大技の開発に追われていて気がついて見るといつしか基礎・基本がなおざりになってしまったということでしょう。団体優勝の選手の裏話の中に「体操の基礎・基本を何度も何度も繰り返しコーチとともに練習していた。」という事を聞きました。今回の選手は、そんな地道な練習を絶え間なく続けてきた選手ということになります。 基礎・基本の大切さは、教育界でも今盛んに言われていることです。体操選手と同じ立場で論じられないことは、百も承知のことですが、学校が始まる今、子ども達が大きく成長していくための示唆を与えてくれたことだけは確かです。 |
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