心と心をつなぐあいさつ 2007年度
5月号
いちょう小学校長 金 野 邦 昭
 本校のシンボル・いちょうの木や、天高くまっすぐのびているメタセコイヤに今年も色鮮やかな新緑が見えます。藤棚には薄紫色の藤の花がぶどうの房のような花をつけ、中庭ではハナミズキの花が純白の色を見せ、春爛漫といった感じです。

 さて、新年度がスタートし、約1ヶ月が過ぎようとしています。新1年生もぴかぴかのランドセルを背負いがんばって登校しております。朝の登校の様子を見ていると高学年のお兄さん、お姉さんに連れられて笑顔をいっぱい見せてくれている子、お母さんやお父さんといっしょに登校し、いつまでも手をふっている子などほほえましい姿も見られます。寂しがっている1年生といっしょに登校するよう高学年に働きかけ、子ども達をつれていっしょに学校まで見守って下さっている地域の方々もいらっしゃいます。家庭や地域の皆様の温かい見守りに感謝致します。

 今年度本校では、4月号でお示ししましたように5年間を見通したマニュフェストを作成しました。その中の「基本的な生活習慣」では、「すすんで元気よくあいさつができる」ことに本年度は重点を置くことにしました。本校の子ども達は、大変良くあいさつをしてくれますが、「自分からすすんであいさつをする」という点では、まだ十分ではないように思います。また、「おはよう」のあいさつはよく言ってくれますが、「こんにちは」・「さようなら」・「失礼します」・「ありがとうございます」というあいさつはまだ意識が薄いように思います。この事では、先日、朝会でもあいさつの大切さを取り上げ、次のような話をし練習もしました。

 「人間は、弱い動物です。ライオンのように鋭い牙をもっていません。ひょうのように早く走ることができません。猿のように木から木へ身軽に跳び移ることができません。この弱い動物である人間が生きていくためには、お互いに助け合ったり、励ましあったり、協力したりしなければなりません。こうした助け合いや協力し合うためには、自分の気持ちや考えを相手にていねいに伝えてわかってもらうことが必要です。この、コミニケーションの最も重要なのは「あいさつ」です。あいさつは、自分の心と相手の心をつなぐ橋のような役割を果たします。明るく元気なあいさつは、相手の人の気持ちを明るく元気にさせます。」と話をしました。

 私は、毎朝子ども達以外にも、中央通りを通られる地域の方々に積極的にあいさつをしていますが、当初はあいさつをしても見向きもせず、通り過ぎていっていた高校生が最近では、しっかりあいさつをしてくれるようになりました。あいさつが、心と心をつなぐ橋の役割をしていることを実証してくれているように思えて大変嬉しく思っています。先の地域の方も見守りを通し、子ども達に声かけをして下さっている様子が伝わってきます。あいさつを通した声かけが、子どもたちの心に響き、温かい信頼関係を築くことになるのではと思います。本校では、今年度、毎月の生活目標でもあいさつに重点を置いた目標設定をしています。教職員一丸となって、学校教育全体の場で、あいさつ運動を展開していきたいと思います。家庭や地域でも子どもたちへの温かいあいさつを通した声かけを是非お願い致します。


校長室から
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