学校だより第291号



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自然災害から命を守るために
校 長 渋谷 克子
青葉若葉のさわやかな季節となりました。一年生もようやく学校に慣れてきたせいか、教室から元気な声が聞かれます。お陰様でどの学年の教室からも落ち着いた雰囲気が感じられ、順調に新年度のスタートを切ることができました。
さて、インドネシアのスマトラ沖大地震・津波による死者の数は22万人にのぼるといわれます。日本でも75年前1933年(昭和8年)3月東北地方の三陸海岸を津波がおそい、3000人以上の死者を出しました。昭和三陸大津波です。
朝会の時、子どもたちに津波の話をしました。実は、私の母の母もこの津波で亡くなりました。母を背負って逃げる途中に地震による屋根の下敷きになり両足に大怪我を負い出血多量で亡くなったのだそうです。
岩手県町、ここが私の生まれたところです。今でもその経験から町を守るため町全体を万里の長城のごとく高大な防波堤が囲んでいます。また、海岸の大きな岩には、当時の波の高さをペンキで表示してあります。学校の校舎ほどの高さです。
私が教師になったころ5年生の社会の教科書には、「防災の町、田老」というタイトルで町の被害のことや対策のことが載っていました。悲しい話で教科書に載っていることは、とても複雑な心境でした。
75年たった今でも町では、語り継がれていることがあります。
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・地震があったら、すぐ近くに海か川がある場合、水の引き具合(水面の高さ)で津波の高さわかる。(それを見て避難の準備を) ・寝るときは、衣服をきちんと着る順にたたんで枕元に置くこと。 (暗闇でもすぐ着がえられるように) ・玄関の靴は、きちんと揃えておく。(裸足では危険なので、さっと靴を履き逃げられるように) ・地震があったら、すぐ戸板(雨戸)をはずして、その上に乗っている。 (地割れから身を守るため) ・逃げられないときは、家のトイレが安全。(狭いが4本の柱でしっかり囲まれている) ・火をすぐ消す。窓を開ける。(火災を防ぐ、すぐ避難できるように) |
地震があると私の祖母は、すぐ唐草風呂敷に荷物を入れて避難の準備をしていました。そして、どこにどの道を通って避難すればよいのかを地震の度に何度も言われました。小さいころの私は、ずいぶん大げさだなと思っていたのですが、今考えると体験から培った行動だったのです。
みなさまも自然災害から命を守るために、そしていざという時のための備えについて家族で考えてみてください。