学校だより第292号 横浜市立今宿南小学校 平成20年5月30日



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「自立」への道
校 長 渋谷 克子
5月24日(土)に行われた運動会。私にとって今宿南小に来て初めての運動会。天候が心配でしたが、心が通じたのか、今宿南小にほほえみかけてくれました。
保護者・地域の方々の一生懸命応援をしてくださる姿は、子ども達にとても良いお手本となり、素直な今宿南小学校の児童の素地となっていることを改めて痛感いたしました。早朝からの応援、ありがとうございました。
さて、最近の新聞・テレビニュースなどの報道を目にする度に、いろいろと考えさせられる点があります。
その中の一つに、様々な困難に出合ったときには、“自分の力で問題を解決していける強い意志をもった子ども達にしていきたい”と考えています。
子どもの自立には、親の強い意志・考えが必要です。「かわいい子には旅をさせろ」という言い伝えがあるように、上手な子離れも大切なことかもしれません。
ある家庭での話です。小学校1年生になった息子の誕生日に父親がプレゼントに「小さなフライパン」と「フライがえし」を・・・・。子どもは、自分の考えていたものと違うものなので怒ってしまいました。母親も、父親は何を考えているのだろうと思ったそうです。
2・3日プレゼントをそのままにしていた子どもが、突然目玉焼きに挑戦しだしたのです。やっとコンロに手がとどくかとどかないかで踏み台が必要です。母親は、火傷をしないか心配でたまりません。子どもは、その日から毎朝目玉焼きに奮闘。
最初は、卵がうまく割れずフライパンの横で卵が着地。次の日、フライパンの中には入ったが、黄みがぐちゃぐちゃにと・・・。うまくできなくて癇癪を起こしてしまう息子さんとの戦いがあったようです。母親としては、たまったものではなかったようです。
しかし、子どもの力は、素晴らしいものです。毎日毎日試行錯誤しながら工夫を重ねた結果、とても上手に目玉焼きができるようになったのです。家族は、毎日目玉焼きを食べさせられ、感想を聞かれ大変だったそうですが・・・。
1年生では目玉焼きは、無理と考えがちですが、大人がやる気にブレーキをかけているのかもしれません。子どものやる気を起こさせたり、自信をつけさせたりすることは、親として周りにいる大人として大切な役目です。常にチャレンジすることの素晴らしさを体感させると、そこから子どもの見る世界に広がりができ、新しい発見があるはずです。
小学校での6年間で子ども達は、素晴らしい成長を見せ、自分なりの速度で確実に「自立」への道をたどっていきます。学校・家庭・地域で温かく支援していきたいものです。