12月号     

みんなちがって みんない

 校長  笠間信行

わたしと小鳥とすずと

 金子 みすヾ

わたしが両手をひろげても、お空はちっともとべないが、
とべる小鳥はわたしのように、地面をはやくは走れない。
わたしがからだをゆすっても、きれいな音はでないけど、
あの鳴るすずはわたしのように たくさんなうたは知らないよ。
すずと、小鳥と、それからわたし、みんなちがって、みんないい。


すずと小鳥とわたしはそれぞれ違います。すずは振ればきれいな音が鳴るし、小鳥は自由に空を飛ぶことができます。みすヾさんは、このように、それぞれ違っているのは当たり前だ、と言うのです。いや、むしろ、違っているからこそいいのだ、と言うのです。

犬山小学校では、12月5日(月)から9日(金)までを人権週間としています。「人権」というと何か難しいことのように思ってしまうのですが、本校では、「だれもが安心して豊かに生活できる」ことが人権と考えています。この期間に、各クラスでは人権の大切さについて話し合うことにしています。特に9日(金)には、児童人権会議を開きます。これは、4年から6年の各クラスから3・4名の代表が参加する会議です。そして、言われて嫌なことや嫌な行動について、子ども自身の言葉で話し合うことにしています。

本校では、年間計画の中でも全教職員が人権について話し合う時間を設定しています。そして、命はかけがえのないものであること、誰もがそれぞれのよさをもっていること、自分が言われて嫌なことは言わないこと、付和雷同せず自分の考えをしっかりもって行動すること、友だちをいじめることは絶対に許されないこと等を指導しています。

そして、「みんなちがって みんないい」ように、子ども一人ひとりが自分の個性を、更に輝かせていければ思っています。

各ご家庭でも、この時期に、具体的な場面をとらえてお子様と人権について話し合っていただければと思います。




選択・計画・協力・・・自分たちで作った修学旅行

 11月1日(火) から3日(木),2泊3日の行程で,本校の6年生が静岡方面に修学旅行に行ってきました。
 活動を選択したり,見学コースを計画したりと自分たちで作りげた修学旅行でした。

1日目は, 匠の宿で,竹細工や焼き物など自分が選んだ工芸体験をし,午後は,お茶作りをし ました。

2日目は, グループ別に分かれて静岡を見学し,夜は水族館の見学をしました。

3日目は, 清水港のクルージングを楽しんだ後,清水ドリームプラザを見学しました。