挨 拶
校長 前島 直樹
街路樹のハナミズキの白い可憐な花が見頃になりました。四月下旬は雨の日が多く、気温もあまり上がりませんでしたが、新緑の中で、雨にぬれたハナミズキの花を見ていると、心が落ち着きます。新学期が始まり、始業式、入学式、1年生を迎える会等の行事が次から次とあり、ほぼ一ヶ月があっという間に経ってしまいました。子どもたちも、新しい学年に慣れ元気な声が学校中に響いています。
さて、登校時、西昇降口に立っていますと、1年生と3年生が元気よく入ってきます。1・3学年が一斉に入ってきますと、狭いので大変危険です。扉を開ける前に必ず、「下がって、落ち着いて入りましょう。」と、呼びかけています。1年生は、周りの様子がまだつかめていないので、3年生がよく見て落ち着いて、入れるようになるとよいと思います。中には、1年生の世話を見ながら来る3年生もいますので、3年生全員が、1年生の手助けができたらと願っています。私の顔を見ると、「校長先生、おはようございます。」と、元気よく挨拶ができる子が多いと思います。さすがに、1年生よりも3年生の方がしっかり挨拶ができます。1年生は、生活のリズムがまだつかめないのでしょうか、こちらが「おはようございます。」と、言ってもボーとしていて、通り過ぎてしまう子もいます。規則正しい生活は、元気のよい挨拶から始まります。挨拶が、毎朝元気よくできることは、健康生活のバロメーターだと思います。
柳田国男さんによりますと、挨拶の「挨」は「押す」、「拶」は「押し返す」とい
うのが本来の意味で、禅僧が中国から輸入した漢語だそうです。日本に入って礼儀と
いう意味も加わり、人と人との出会いや顔合わせの時に「言葉をかけあうこと」が挨
拶という意味に変わったようです。
挨拶の言葉は、「おはようございます」の他に「今日は」「今晩は」「おやすみなさい」「さようなら」等いろいろありますが、お互いに言葉をかけ合って、心と心のふれ
あいが得られるような人間関係を築きたいものです。
ご家庭の中では、いかがでしょうか。家族間で朝起きた時に大きな声ではっきりと「おはようございます」等の挨拶をきちんとかわすことができていますと、登校の時や町で知っている人と会った時など、自然に明るくできるのではないでしょうか。
「おはようございます」という挨拶の中に、その日の人と人の大切な心のふれあいの第一歩があるように思います。