子どもたちからの警告

                                             校長 前島 直樹

  雨に濡れる紫陽花の花が日々色を変えて楽しませてくれる季節となりました。これから は、雨も多くなりむしむしする日が続くと思いますが、天候に左右されず、元気に学校生 活を送って欲しいと思います。

  5月実施の運動会も今年で二回目を迎えました。前々日までは天候に恵まれ、各学年と も予定通り練習ができましたが、前日金曜日の雨で校庭はすっかり水を吸い、当日の朝は、泥沼のような状態でした。それでも職員は、日が昇る前から出勤し、熱心に校庭を整備し てくれたおかげで、30分遅れで実施することができました。PTA会長をはじめ、地域 や保護者の方々も校庭整備に協力していただきました。ありがたく思います。幸い天候も 味方してくれ晴れ渡り、風も吹いてきましたので、ぬかっていたコーナーもみるみるうち に乾き、各学年の徒競走と選抜リレーも予定通り終えることができました。子どもたちの 意欲と地域・PTAの方々の協力、職員の熱意の成果と確信しています。企画委員会の子 どもたちは、「いつも元気で 明るく楽しく 笑顔がいっぱい 上白根っ子」を今年度のスロ ーガンに掲げました。笑顔で元気に応援している子どもたち一人一人の姿を見て、なかよ し活動の成果が表れていると実感しました。これからも、色々な活動を通して各学年の交 流が深まればと願っています。

 さて、先日読んだ新聞に、聖徳短大教授市川隆一郎氏の著書「子どもたちからの警告」 の社説がありました。非行や校内暴力、いじめ等現代の少年が抱える問題について児童相 談所長や教護院時代に寄稿したコラム300余編を収録したものですが、大変考えさせら れましたのでその一部を紹介します。「暴力、いじめ、不登校などの問題行動に大人はうろ たえますが、これらの行動も大人の心を写し取っているに過ぎない」「原因の主たるものは 大人の側にある…、 大人達がそれぞれの持ち場で子どもに対してきちんと大人としての責

 

 

 

 
 任を果たさなくなったことだ」とありました。私が今読んでいる本にも、乳幼児の時の子 守りをテレビに任せることの危険性について書かれています。 「幼い時からテレビによって多くの情報を得ているので、その 情報は、言語によって整理れないまま、乳幼児の柔らかい心に蓄 積される。テレビは子どもの自発性と積極性を低下させ、受動性 と自己中心性を育てている。」とありました。

  将来を担う子どもた ちの健全な育成のために、大人の果たす 役割について真剣に考えなくてはならないと痛感しました。