平成18年度 文部科学省委嘱「地域ぐるみの学校安全体制整備推進事業」
スクールガード養成講習会 記録
日 時 平成19年2月22日(木) 15:00〜17:00
場 所 横浜市 関内ホール 大ホール
講 師 清永賢二 日本女子大学人間社会学部教授
実践報告 上山小学校(中核校) 中山小学校 森の台小学校 中山中学校
内 容(司会:上山小学校 生中先生)
1.開会の言葉(中山小学校 大内校長先生)
2.推進委員長あいさつ
(相原勤 緑区新治中部地区連合自治会長)
・今年度、文部科学省からの委嘱として、緑区の中山中学校区が「地域ぐるみの学校安全体制」を作り、子どもたちを見守ってきた。
・各校の実践報告と講習会を基に、他の地域の活動の参考になれば、と思っている。
3.横浜市教育委員会あいさつ
(健康教育課 高橋課長)
・17年度は神奈川地区。18年度は緑地区で体制を作った。
・近年は安全に関して憂慮される状況が続く中、学校は安全・安心して過ごせなければならない。
・池田小の事件から5年経つが、まだ後を絶たない状況。事件事故を風化させず、地域ぐるみで安全体制の整備に取り組まなければならない。
4.モデル地域における実践活動事例報告及び今年度の実践活動について
(1)上山小学校(金井教諭)
授業実践に見るスクールガード活動との防犯協同効果
〜児童の自己防衛能力向上の視点から〜
(2)中山小学校(大竹教諭)
学援隊活動実践報告
(3)森の台小学校(高橋教諭)
学援隊活動実践報告
(4)中山中学校(PTA副会長)
学家地連活動を基盤としての地域防犯の取り組み
(5)スクールガードリーダーよりの実践活動報告(泉区スクールガードリーダー)
・スクールガードリーダーは警察OB、校長OBで構成され、市内全域の小学校を42名で回り、安全への進言をした。
・子どもたちが作った安全マップを基に地域を回り、危険な場所の把握を行った。
・危険な箇所については学校へ報告。
・登校時より下校時が手薄。高齢者の散歩が効果を出している。
・地域との連携を積極的にやってほしい。
5.講演「地域ぐるみでとりくむ学校防犯活動の意義」(日本女子大学教授 清永先生)
・被害にあった者にしか分からない感情がある。
・イギリスで暴行を受けた時、地域が助けてくれなかった経験があり、強い憤りを感じた。
・コミュニティの大切さ。それは、一緒に、個々に、住み続けるために私ができることをすること。子どもの安全で作る地域、学校に変えていかなければならない。
・かつて地域のへそは神社であり、学校であった。人口が都市へ集中し、その学校の役割が変わってきている。
・私は子どもの安全カリキュラムを作りたい。
・文科省の調査によると、安全体制を作っている学校は90%以上であるが、ハッとしたり、ヒヤッとした体験を感じている学校は多い。0%にするのは難しいと認識すべき。その中で私たちに何ができるのかを考える。
・犯罪には前兆がある。変な人(その場に似合わない人)、不審な人(辺りをなめまわしている人)、危ない人(特定の人をじっと狙っている人)を見たら、その地域を見守る必要がある。
・不審者が恐れていることは、その場で捕まること。やわらかい目で地域を見つめる姿勢を持ち、「こんにちは。どちらへ。」と声をかけるだけでも、効果がある。(目の前に来たときに、「捕まるぞ」と認識させる環境)
・特に見守る必要がある子は次の通り。「一人ぼっちの子」「落ち着きのない子(話しかけやすくスキがある)」「泣いている子」「嫌がっている子」「うつむいている子」「走り回っている子」「大声を出している子」には目を向けてみよう。
・地域のみんなで、もっとおせっかいをやろう。おせっかいとは「声をかける」「走っていく」「怒る」「ほめる」ということである。
・学校があって、地域があることをもう一度認識しよう。「学校なくして地域なし」
6.質疑応答
Q:安全マップの良い作り方とは?
・子どもの空間認識は具体的に作るべきである。
・ただし、安全マップそのものが防犯になるということではない。なぜなら、犯罪は転時性、転移性、転容性があるからである。(不審者は犯罪に失敗すれば、時間を変える、場所を変える、犯罪の形を変えてくるのである。)
・マップを作る過程において子どもの勉強になるのである。
7.お礼の言葉(上山小学校 田上校長先生)
8.閉会の言葉(森の台小学校 津田校長先生)
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