学校長 向井 義博
赴任して数か月。保護者や地域の方々をはじめ、PTA役員、教職員の温かいご協力のもとで、取り組みを模索しています。
経済社会のグローバルな動きの中で、学校のポジションは時代とともに変わってきました。にもかかわらず、先生方の仕事量は増え続け、日々の教科指導、生活指導に追われ、教材研究もままならないという現実があります。
このような状況の中で、「学校の信頼を取り戻し、学校力をつける」試みを、以下の五つの観点から実践しようとしています。
まず「組織・意識」の観点です。学校が本来の姿を取り戻すためには、先生方の意欲、取組みを理解し、支援できる組織づくりをしていきたい。また、子どもたちとの活動や保護者との関わりには、常に「信頼と思いやりの心」で接する心構えを育てていきたいと思います。
次は「授業力」という観点です。言うまでもなく、学校の原点は教科指導であり、基礎・基本を「しっかり教え、しっかり引き出す」ことにより、学習の定着をはかり、結果として学力を向上させていく。そのために、個別指導、教科別担任制を取り入れ、加えて習熟度別学習形態を検討しています。
「カリキュラム」の観点からは、コミュニケーション能力を向上させていきます。現在、YICA準備校、文科省研究開発校として英語活動を実践していますが、加えて日本語活動を充実させ、日本語力、言葉の力を強化し、活用能力を育てていきたい。さらに「ホンモノ」を見せ、体験させることで、子どもたちに夢や感動を与え、キャリア教育に役立てたいと考えています。
最後に「情報活用力」です。情報をさまざまな手段で発信し、保護者・地域に学校の取組みをより理解していただくことを目指します。そして、これらの取り組みを通して、学校全体としての教育力、「学校力」をつけていきたいと思っています。
(日本教育新聞「週間教育資料」より)