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2005-11-11 rev.1 11-20 rev.3 

防犯訓練タイトル

| 防犯1 | 防犯2 | 引取 | 総合防災 | 休み時間 | 予告なし | 訓練index

防犯訓練(不審者対応2回目)について
 
 

 日頃から保護者・地域と協働し、不審者を学校に入れない取組を強化していますが、万が一侵入を許した場合に備え、年2回の防犯訓練を実施しています。自分や仲間を守るためにどうすればよいか一人ひとりが考えられるように具体的な指導になるよう心がけるとともに、常に見直しを図り、より現実に近づくよう努力しています。

 
■不審者対応訓練の様子
 
平成17年11月8日に年度2回目の防犯訓練を行いました。
  ●想定 不審者が東門付近を乗り越え、校庭での学習後たまたま開いていた昇降口から侵入し、東階段を通り、6年生の教室に飛び込んだ。
  ●目的 万が一、不審者が侵入してきた場合の対処の仕方を身につける。
  ○指導にあたっては国際警備保障(株)の援助をいただく。(不審者役、警備員役、事後の教員指導)
  ○緊急連絡システムの稼働状況を合わせて確認する。
   
■事前指導の内容例 (学級指導として前日中に実施する)
  ○不審者には決して近づかない離れるようにする。
  ○腕章がない人、来校者章がない人はすべて不審者である。見かけにだまされない。
 

○教室に侵入された場合、ベランダに近い児童がすぐに鍵と出入り口を開けるようにする。声を出さず、教職員の指示に従う。
○ドアを閉めて対応する場合、机や椅子でバリケードを築く場合、指示により避難する場合、待機する場合
○センサーが感知し、発報した場合の対処の仕方(静かに確認、声を出さないようにする)

  ○教職員がいない場合、机や椅子を間に置き、不審者との間隔を保つようにする。ベランダ越しに隣のクラスに連絡する。状況によっては自主的に避難する。
・教職員の指示で、その後別の場所に避難することもある。
  ○不審者の侵入を招かないよう、日頃から昇降口等を閉める、鍵をかけるようにすること 昇降口では、開閉側と閉め切り側を分けてある。休み時間が終わったとき、掃除当番が終わったときなど、鍵をかけるようにする。
 
閉め切る入口の表示CROSE開け閉めする入口の表示OPEN/SHUT
   
■訓練の内容 第一段階
  ●安全経路確認 ベランダを使った避難をする場合の避難経路を確かめる。
・各学級とも、自分の教室の扉から侵入された場合の経路、隣りの教室から侵入された場合の経路について確認する。
・20分の時間を使い、一人ひとりが自覚をもって避難できるようになるまで指導する。
     
 
避難経路確認
●避難経路確認
・教室に不審者が侵入した場合の避難経路や注意事項について指導しました。本校の場合、学年ごとにそれぞれの学級で避難し合い、確かめる方式を採ります。
○避難の様子は4年生の例です。とても上手に行えました。
     
 
順序よく避難
●順序よく避難
・落ち着いてベランダを通って避難します。
     
 
子どもだけで避難
●子どもだけで避難
・担任は不審者に対応しますから、避難は子どもだけですることになります。とても上手にできました。
     
 
隣の学級に避難
●隣の学級に避難しました。
・お互いに避難の様子を見合い、確かめます。
     
■訓練の内容 第二段階
  ●実際に不審者役が登場して訓練を行う
     
 
不審者役侵入
●不審者役が侵入
     
  ●担任
・不審者を確認次第、声で周囲に知らせ(笛を使う場合もあります)、余裕があればスクールガードで通報します。
・不審者であるかどうかの見極めをしっかりします。所定の名札を付けていない場合は不審者と見なし、声をかけます。明らかに危険を感じた場合は直ちに通報します。
・担任は、不審者と児童の間に位置し、安全を確保します。椅子や机を有効に活用します。棒が近くにある場合は、それを利用することもあります。相手を興奮させないようにするとともに、できるだけ時間を稼ぎます。(児童を安全に避難させ、応援者を待ちます)
●近隣の担任(または授業者)
・スクールガードで発報します。(作動しない場合を想定し、本部に直接連絡することもあります)
●職員室では受信機側で発報を確認次第、本部を立ち上げます。連絡係を置き、他は、確認を急ぎます。
●第1次で駆けつけた職員が担任に加勢、もう一名が職員室に通告します。
・「実際の場面で使う用語が決まっています。注意が必要な場合、危険な状態の場合、差し迫った危険がある場合などで対応が異なります。」
     
 
担任が盾に
○担任が冷静に対応している間に、児童はベランダ側から待避します。(状況によっては反対側の入り口を併用する場合があります。児童は指示に従って冷静に避難します。
  ●不審者対応訓練開始
・「訓練、訓練、○階○側で△△が発生しました。(状況を確認していますので、各教室で安全を確保し待機してください)」
●第1次で駆けつけた職員が担任に加勢、もう一名が職員室に通告(不審者確認連絡)
・(「○階○側で確かに大きな△△が1件発生しています。」)……必要に応じて連絡
●職員室から避難を指示&警察連絡(2名で対処)
・(「訓練、訓練。△△がひどいので、校庭に避難を始めてください」)……必要に応じて連絡
     
     
 
児童は避難
○写真ではやむをえず接近していますが、できるだけ離れ、説得を試みます。時間をかけるねらいもあります。
     
 
廊下に追い込む

○支援者が駆けつけたところで、廊下に誘い説得するか、行動範囲を狭めるための対処を行います。
●状況確認後、職員室から警察、警備会社へ連絡
・(2名で対処します。
・110番を用いるかどうかは状況によります。
●避難指示する場合
・「訓練、訓練。△△がひどいので、校庭に避難を始めてください」
・「訓練、訓練。●●のため、全員西階段を通って体育館に避難しなさい。」

     
  ●避難した学級では
・ドアなどをすべて施錠し、内部に入れないように措置します。状況によっては、ベランダづたいに、別の場所に避難する場合があります。教職員の冷静な判断が求められます。
     
 
避難側教室
●避難側教室
○心の安定が保てるよう、子どもたちに対応します。
○子どもたちの安全第一で判断します。
     
 
追いつめた
●廊下の端に誘い込みました。
○さすまたや配膳台、棒など様々な道具を使いました。
・さすまたは使い方によっては逆効果ですので、計画的に使い方に慣れておく必要があります。
     
 
警備員到着
●警備員、警察官がかけつける
○警察等が駆けつけるまでの数分間、子どもたちの安全を確保するのがねらいです。
     
 
評価と指導
●教職員による不審者役の身柄保護、児童による校庭、または体育館に避難する訓練を行いました。(今回は校庭)
●職員室から避難を指示
(・「訓練、訓練。△△がひどいので、校庭に避難を始めてください」)……(例文)
○校庭なのか体育館なのか、また校庭の場合の位置に避難するのかを本部が決定します。
●評価
○専門家から講評を頂きました。
○その後、校長、担当からも話しをしました。
・子どもたちの行動は思わず声が出てしまったこと、一部でベランダ出口周辺が混雑したことを除き、とても上手にできました。
     
■考察
 

●不審者が侵入した近隣の学級に避難せざるを得なかった場合、その後の対処が重要である。校舎の造りが関係するので(帰って身動きできなくなる場合などがあり得る)、様々なシチュエーションを考慮し、シミュレーションすることが必要。
●避難の指示、警察連絡、近隣校連絡等分担して行えた。
●発報するはずのサイレンが鳴らなかった。こういう場合もあるため、放送内容等再検討しておく必要がある。また、システムの作動状況を再度専門家に依頼する。
●校庭に出た後の速やかな避難が行えた。前回の反省が生きている。
●リアリティがある訓練で、子どもたちから思わず悲鳴が上がった。パニックになるのを防止する意味でも、教職員の冷静な判断と指示が必要である。教職員の訓練も積み重ねる必要がある。
●子どもたち一人ひとりが、自分の身を守るための行動について考えられるようになってきたのは大きな進歩である。


事前準備
  ●緊急情報システム「スクールガード」の動作点検
 

●対応マニュアルの細部検討

  ●符牒、用語の確認
 

●役割分担の確認、本部の動きのシミュレーション



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