発行:霧が丘第三小学校
9月号−2
校長:敦賀谷 誠
 
霧が丘小学校2004-09-01

  9月1日の学校の様子です。防災訓練の一環として、職員が放水訓練をしています。

環境に優しい学校を目指して

 子どもたちの学びが進むと必ずと言っていいほど直面する課題があります。環境、福祉、国際理解、情報の取り扱い、食(生活)、人権などがそれに当たります。

 環境については、総合的な学習の時間に学ぶことが多いのですが、それ以外にも、国語、社会、理科、保健など、他の科目でも教材として取り上げられています。
 文明が発達し、人間にとって便利なものがたくさん生み出されていますが、現代の「便利」に慣れた生活を送っていると、その裏に「危険」が存在することを忘れがちです。例えば、自然界には存在しない合成物質が「便利」ということでたくさん利用されています。しかし、それらが環境に与える影響については忘れられがちです。最近でこそ様々な場面で取り上げられるようになってきていますが……。環境を守ることも、これからの主役となる子どもたちの未来のためには大変重要なことだと思います。学校単独で対応することには限界がありますが、子どもたちの学びに合わせて、できることから始めていきたいと思います。


【現在対応している例】

(1) 手洗い石けんなどの対応
・環境に配慮した製品に順次変更していきます。在庫がある程度ありますので、低学年のものから対応を始める予定です。
(2) 教科書・副読本
・今回は1年生分についての試験的な実施でしたが、配付前に日干しを行いました。結果として特有のきついにおいがしなくなるなど効果があるように思います。
(3) 新刊図書(図書室)
・できるだけ、1年生の教科書と同じ処置を施してみました。
(4) 机・いすなど
・新たに入れる場合、環境に配慮した製品にすることになっています。
(5) 教室のワックスがけ
・基本的に見送ります。どうしても必要な場合、長期休業中に対応します。


 従来から、教室の換気を入念に行うようにしています。また、揮発性の物質を含む教材教具はできるだけ用いないようにすると共に、仮に用いる場合は、換気を徹底する、一度に大量に用いないなどの配慮をしています。 また、学校から出るごみについては分別を徹底しています。給食時には、食物アレルギーに対応して、除去食(アレルギーを引き起こす食材等を取り除いて調理した食事)を提供するなどの取組をしています。今回それに加え、環境アレルギー、シックハウス症候群、化学物質過敏症対応を加えた取組を始めました。基本的には、そのように配慮した環境は誰にも優しい環境であると捉えての取組です。


歯科巡回指導結果


 9日、今年度第1回目の歯科巡回指導がありました。全体としては丁寧に磨けているとのことです。ただ、あわてて取り組んだ様子が見られ、歯肉が傷ついていたり歯垢が残っていたりする子が見られるとのことです。継続的に取り組むこと、生活のリズムを守ること、小さめの歯ブラシで奥まで磨き切ることなどが必要と思います。
 また、12才臼歯がすでに生えている、永久歯に切り替わっている子が多いとのことです。替わりの歯はありませんから、より大切にしていかなければならないと思います。

校長室会議スペース



校長室も一部模様替え

  従来はソファーだけでしたので、会議や子どもたちの学びの場としての利用が難しい面がありました。今回はそれらに対応するよう、机・椅子を入れました。もちろん、シックハウスに対応した家具となっています。

 

Copyright(C)2004-2006 Kirigaoka-daisan Elementary School.

ホームページに戻る  学校便りindexに戻る  このページのトップへ