ことばとこころ
学校長 大竹 史男
朝の活気が昇降口にあふれています。明るい声が、教室に広がっています。長い夏休みが終わり、子どもたちが笑顔で登校してきました。
夏休みはどのように過ごされたでしょうか。各ご家庭では、この期間を上手に生かして、いろいろな体験・経験をしたことでしょう。
北京でオリンピックが開催されました。日本選手の活躍を、手に汗を握って応援したご家庭も多かったことと思います。
ところで、8月22日に瀬谷区水泳記録会が、原小学校で行われました。三ツ境小学校の4・5・6年生の代表のお友達が、夏休み期間中も練習を続け、大会に臨みました。練習中は苦しいことも多かったと思いますが、応援や励ましを受けて頑張りました。
一人ひとりが自分の目標を実現するため一生懸命努力する姿は、とても素敵で立派でした。努力してやり遂げた後の気持ちは、これからの学習にもしっかり生きてはたらくことと思います。
ところで、友達や先生、ご家族の応援や励ましを受けて子どもたちが頑張れるのは、応援や励ましの「ことば」のなかに、「こころ」を感じることができるからだと思います。「自分のために応援してくれる」「自分がもっと上達するために教えてくれている」と感じたとき、子どもでも大人でも「がんばろう。」「よしやるぞ。」という気持ちが湧いてくることでしょう。
また、「ことば」を意識することで、「こころ」や態度もかわってきます。ドラえもんの声を担当した大山のぶ代さんは、「子どもたちに、きれいなことばや優しいこころを伝えていくパイプ役になりたかった。」とおっしゃり、声優の仲間の方と「いいことば」しか使わないと誓いを立てたそうです。ジャイアンたちの「バッキャロー」という乱暴なことばを言い換えたそうです。「ドラえもん」のほのぼのとした、やさしい気持ちは、製作するスタッフのことばに対する誠実な態度とあいまって、子どもたちに広く認められたのだと思います。
教育の営みの多くは、「ことば」を仲立ちとして成立しています。「ことば」と「こころ」が重なり、響きあって活動が充実していきます。応援や励ましを受けて泳ぎ終えた後の、一人ひとりの笑顔を糧にして、これからも「ことば」と「こころ」のつながりを大切にしながら、三ツ境小学校のさまざまな教育活動を進めていきたいと考えています。
9月20日には、運動会が行われます。一生懸命練習した子どもたちに、温かい応援をよろしくお願いします。