学校だより 旧年度版

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平成20(2008)年度 

  2009年 3月    ひまなふり
    2月    給食(カレー)のにんじん
    1月    今年の目標
  2008年 12月    映画「おくりびと」
    11月    思いを伝えるために
    10月    一粒で二倍のおいしさ!?
    9月    小中一貫教育をめざした小中連携の推進
    7月    サングラス
    7月    「自尊感情」「自己有用感」を育む取組の推進
    6月    教職員が子どもや保護者及び地域から学ぶ取組の推進
    5月    子ども中心の学級・学校づくり

 

 

4月

 

 新年度を迎えて

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平成19(2007)年度 

 

  2008年 3月    19年度から20年度へ 〜年度の終わりに〜
    2月    給食の献立と横浜開港
    1月    互いのよさを見つめ、認め、生かすこと
  2007年 12月    みんな違って、みんないい
    11月    子どものサインを見逃さないで 
  10月  暑さの中 がんばった運動会
  9月    それぞれの夏休み
    7月    「ふりかえり」を大切に
    6月    横浜開港のお話
    5月    しっかり聞いて しっかり話せる子に 
    4月    楽しく充実した六浦小学校に

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平成18(2006)年度

  2007年 3月    年度の終わりに当たって
    2月    今 六浦フェスティバルに向けて準備しています 
    1月     新しい年のはじめに 
  2006年 12月     心の風船 
    11月    運動会 四方山ばなし
    10月    鏡に映して自分の心をみる
    9月     今 家庭教育こそ 大切です 
    7月     経験は成長への糧 
    6月     横浜ものの始め 〜開港記念日に寄せて〜 
    5月     安心・安全な学校 六浦小 
    4月     自信をもてる六浦っ子に 〜楽校と合校〜 

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平成17(2005)年度

  2006年 3月    
    2月  

 活躍した子どもたち 〜六浦フェスティバルから〜

    1月  

 新しい年のはじめに 

  2005年 12月  

 きっかけは、読書週間。これから、読書習慣。 

    11月  

 たくさんの新しいお友達を迎えて 

    10月  

 この秋 どんな本と出会えるでしょうか 

    9月  

 愛情豊かに育まれますように 

    7月  

 一つの「学びの姿」を・・・

    6月  

 創立132周年を迎えて 

    5月  

 子どもの声に耳を傾けて 

    4月  

 楽しく充実した学校とするために〜楽校と合校〜 

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平成16(2004)年度

  2005年 3月      
    2月      
    1月      
  2004年 12月    三つの声かけを
    11月    秋の夜長に、読書のおすすめ
    10月    自己統制力
    9月    あつかった夏
    7月    「命の大切さ」を
    6月    だれだって「オンリーワン」
    5月    平成17年度の修学旅行は「日光」に
    4月     学校改革の年に 

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平成15(2003)年度

  2004年 3月      
    2月      
    1月      
  2003年 12月    学校防犯について
    11月    井戸を掘った先達
    10月    みんなでがんばった運動会
    9月    東北四大祭りを見て
    7月    人は人の中で人になる 
    6月    豪雨のバザーと母校を思う心
    5月    創立記念日 5月23日
    4月    130周年の記念すべき年を迎えて 

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平成14(2002)年度

  2003年 3月    今年度を振り返って
    2月    母校を思う心
    1月    新年にあたって
2002年 12月  人権週間によせて
11月  お手伝いのすすめ
10月  脳を鍛える
  9月  

 夏休みを終えて

   7月    学校での評価
  6月    スズメによせて
  5月    読書タイム
  4月    415名の新たなスタート

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3月号「ひまなふり」

 校長 法村盛郎(2009.2.27)

 

 昔から「逃げて走る」という諺があるように、2月があっという間に過ぎてしまい、もう3月。年度末を迎えました。時の過ぎゆくのは早いものです。

 日々あわただしい毎日をお過ごしの方も多いことと思います。このような生活の中で、わたしたち大人は「いそがしい」を言い訳に、じっくりと子どもと向き合う心のゆとりをもてなくなっていないでしょうか。

 私たち教職員の研修資料に「『先生、あのね…』『今忙しいの、あとでね』」という教員と子どもの会話文の演習題があります。日常、よくありがちな場面です。この時の自分(教員)自身の状況を振り返って、子どもに対する自分の見方・意識を振り返ってみるというものです。「先生」を「お父さん・お母さん」と置き換えることもできます。

 子どもは無意識に大人の顔色を見ています。話したくても話せないとき、とても寂しい思い、悲しい思いをしているのではないでしょうか。大人に相談したいときや弱音を吐きたいときに、ゆとりもないくらい忙しそうにしている大人の姿を見ると、「何だか悪くて声をかけにくい」という子どもの声もよく聞きます。なるほど、と思い当たるような経験もあるのではないでしょうか。子どもは待っています。身近な大人に《見ていて欲しいのです》《話をよく聞いて欲しいのです》《大好きというサインを送って欲しいのです》。

 子どもの思いや保護者としての接し方等を振り返ってみると、改めて自分の意識や子どもの思いに気づくこともあるかも知れません。子どもの前では「ひまなふり」を演じることも必要かも知れませんね。私たち教職員も、このことを意識しながら子どもの思いを受け止められる大人でありたいと思います。

 年度末を迎え、改めてこの1年間を保護者や地域の皆様とともに振り返り、子どもにとって安心できる学校づくりに努めたいと思います。今後とも、ご支援・ご協力をお願い申し上げます。

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2月号 給食(カレー)のにんじん

副校長 堀川憲雄(2009. 1.30)

 

 1月26日〜30日は「給食週間」でした。六浦小学校では、全校で「給食カルタ」を作ったり、集会で給食の歴史を学んだり、給食委員会の児童が中心になって計画をすすめました。また、テレビ放送では、調理場の様子が映し出され、献立に応じてネギの切り方を変えていることや、大きな釜で600食の豚汁を作る様子や食缶・食器の洗浄などの様子が紹介されました。

 12時15分に4校時が終わると、給食の時間になります。校長室では、児童の食べる30分以上前に「検食」といって、1食だけ先に給食を食べます。加熱調理が適切に行なわれているか、異味・異臭・異物等の異常がないか、野菜や果物は十分洗浄されているかなど、毎日チェックをしているのです。

 26日の献立はポークカレーでした。12時に検食をしました。カレーに使われていたにんじんは火が通っているのですが少し堅めでした。その事を学校栄養士に確認したところ、子どもたちが実際に教室で食べるころには適度な柔らかさになるとのことでした。鉄釜の余熱で、徐々ににんじんやじゃがいもなどの野菜に火が通るのです。季節・食材・量に応じて加熱時間を変え、そこまで計算して仕上げられていたのです。これは、調理員さんの経験による微妙な火加減によって実現することなのです。

 3年生は、社会科でこんにゃくづくりをして、つくる難しさを知るとともに、働く人のすごさを実感したそうです。私も火加減や味加減によって、安全で安心、おいしい給食が実現していることを知り、調理員さんの「すごさ」を実感しました。

 

1月24日〜30日は全国学校給食週間です。

 学校給食は、明治22年に始められましたが、昭和19年に戦争のため給食が中断されました。戦後、昭和21年12月24日から、東京・神奈川・千葉の三都県の学校で全児童を対象に試験給食が行われました。文部科学省ではこれを記念して、毎年、冬休みと重ならない1月24日から一週間を全国学校給食週間としています。週間中は、全国で学校給食の意義や役割について児童生徒や教職員、保護者、地域住民の理解と関心を深めるためのさまざまな行事が行われます。

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1月号 今年の目標

 校長 法村盛郎(2009. 1.  7)

 

 年が明け、平成21年がスタートしました。昨年は保護者・地域の皆様には本校の教育活動に温かいご理解とご支援・ご協力をいただき、ありがとうございました。今年はどんな一年になるのでしょうか、どんな一年にするのでしょうか。

 昔から「一年の計は元旦にあり」と言われています。元旦という節目をとらえて、この一年を過ごすにあたっての目標を立てることで、自分自身を振り返り、向上させることの大切さからつくられたものだと思います。

 子どもたちは、どんな目標を立てたのでしょうか。一人ひとりが目標達成に向けて努力して欲しいと思います。私の目標は、「笑顔と出会う」ことです。子どもたち、保護者や地域の皆様、教職員の笑顔に出会うことです。笑顔ほど人の心に安心感を与えてくれるものはないと思います。笑顔に出会うためには、自分自身が笑顔でなければ、相手から笑顔は返って来ません。心を穏やかにして、出会う人に信頼され安心感を持ってもらえることが大切です。穏やかな心でいるためには、自分のこれまでのものの見方・感じ方を振り返ってみることが必要だと思います。

 ついつい自分流の「当然」・「普通」・「当たり前」という“ものさし”で人や物事を図り、偏った見方をしてしまうことがあります。また、多くのことを相手に求めてしまいます。物事をプラス思考で見ようとすることが「笑顔と出会う」ための近道だと思います。例えば、50点満点のテストで30点を取ったとき、できなかった20点に目がいくか、できた30点に目がいくかによって、子どもにかける言葉は変わってきます。褒められることで笑顔と意欲が生まれるのではないでしょうか。このような意識をもって、今年一年を過ごしていきたいと思います。

 そして、六浦小学校の一人ひとりの子どもたちが、「安心して」「豊かに」生活できる学校づくりに、教職員一同努めて参ります。本年も引き続き、温かいご理解・ご支援・ご協力をお願い申し上げます。

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12月号 映画「おくりびと」

副校長 堀川憲雄(2008. 11.28)

 

 モントリオール世界映画祭グランプリ受賞作品、映画「おくりびと」を観てきました。人生に迷いながらも成長していく新人納棺師と、夫の仕事に嫌悪感を抱きながらも、やがてその仕事に取り組む夫を理解し、尊敬していく妻の姿が美しい音楽と自然を背景に描かれています。

 遺体を棺に納める仕事。その仕事に戸惑い、家族に隠し、幼なじみからも白い目で見られていた主人公が、やがて仕事を理解し誇りをもつようになる。そして妻も夫とその仕事を理解していく。様々な死や別れに向き合うなかで成長していく姿に感動しました。

 この映画は、主人公を演じた本木雅弘さんが10年以上も前に『納棺夫日記』を読み、感動したことがきっかけで誕生したそうです。この映画を通して、自分に自信や誇りをもてることがいかに大切であるかあらためて教えられました。

 また、脚本を手がけた小山薫堂さんは、一番描きたかったことは、「普通って何だろう?」ということだと述べています。

死ぬということは「究極の平等」で誰にでも訪れる「普通のこと」。その普通を扱う職業が普通でないと言われる不条理さ。「普通」という言葉の持つ曖昧さや難しさ。そんな人間として生まれた「普通」を見直すきっかけがいろんな人の中に芽生えたらいいなと思っているんですが。(小山薫堂さんのインタビュー)

 とても重要な提起だと思います。今後、深く考えていきたいです。

 六浦小学校では、「自尊感情」「自己有用感」を育む取組を推進し、だれもが、安心して、豊かに、自分が自分として生き生きと生活できる学校や「まち」をめざす「人権尊重の精神を基盤とする教育(人権教育)」を推進しています。

 

12月4日〜10日は「人権週間」です。

 国際連合は、昭和23年(1948年)第3回総会で世界人権宣言を採択しました。そして、昭和25年(1950年)第5回総会において、世界人権宣言が採択された12月10日を、人権デーと定めるとともに、すべての加盟国にこれを記念する行事を実施するよう呼びかけています。日本では、法務省と全国人権擁護委員連合会が、世界人権宣言が採択された翌年の昭和24年から毎年12月10日の人権デーを最終日とする1週間を人権週間と定め、人権尊重思想の普及高揚のための啓発活動を全国的に展開しています。

 

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11月号 思いを伝えるために

 校長 法村盛郎(2008. 10.31)

 

 後期がスタートして半月が過ぎました。お子様の様子はいかがでしょうか。後期の始業式にあたって、目標をつくるときの視点として3つのことを話しました。

 1つ目:目標は一つか二つでいい  

 2つ目:ちょっとだけ努力すればできるという目標がいい

 3つ目:家に帰ってから、「今日はできたか」どうかを点検してみる

 

 どの子どもも「よくなりたい」「できるようになりたい」という思いをもち、目標達成に向けて日々自分なりに努力しています。このような子どもたちの思いや願いを叱咤激励しながら支援していくのが、私たち大人の大切な役割の一つだと思います。

 ある中学校の校長先生が剣道の試合の応援に行ったときの話です。毎試合負けていた生徒に対して、励まそうと思って「○○君、次は頑張れよ」と優しく声をかけました。すると、この生徒は「ぼくも頑張っているんですが、どうしても勝てないんです」と、悔しそうな表情で答えました。この言葉に校長先生は「ハッ」としたそうです。私たちは、人を励ますときに、よく「頑張れ」という言葉をかけます。しかし、このような「励ましの言葉」も場合によっては、「まだ頑張りが足りない」という否定のメッセージとして相手に伝わってしまうこともあるようです。自分の思いを相手に伝えるというのはなかなか難しいものですね。

 何気なく発している言葉で相手を傷つけていることが、案外多いかもしれません。思いを伝えるためには、日頃からの信頼関係が必要だと思います。例えば、話を途中でさえぎることなく「うん、うん」「そう思ってるんだね」「それは大変だったね」など、相手の気持ちに共感しながら話を聴くことで、「自分のことを分かってくれる」という安心感と信頼感をもってもらえるのではないでしょうか。

 ある調査によると、相手に思いを伝えるために大きな役割を果たすものは、「その場の雰囲気や自分の態度・表情」が全体の55%、「声の調子」が38%だということです。「ことば」は、わずか7%しかありませんでした。俳優でタレントの竹中直人さんがデビューした頃のギャグで「笑いながら怒っている人」を演じていました。笑いながらだと「怒り」の気持ちは伝わりませんよね。反対に、「怒っていない」と怒鳴りながら言っても「怒っている」というメッセージが伝わります。

 私たち大人も、自分の日頃の「傾聴、共感」の姿勢と「態度、表情、声の調子」を振り返りながら、できる限り子どもを励ましていきたいですね。

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10月号 一粒で二倍のおいしさ!?

 校長 法村盛郎(2008. 9. 30)

 

 今年の六浦小学校の運動会は、9月21日(日)と24日(水)の2回に分けて実施いたしました。天候の関係とはいえ、保護者・ご家族、地域の皆様にはご心配もおかけしましたが、子どもたちに多くの感動をもらい、終えることができました。ありがとうございました。

 「負けても勝っても、全力でがんばろう」というスローガンのもと、子どもたちは緊張感をもって全力で走り、演技し、自分のもてる力を精一杯出してくれました。子どもの一生懸命な姿や表情から、私たち大人はいつも感動とパワーをもらえます。

 6年生の勇壮な「ソーラン節」、5年生の調和のとれた組体操、2,4年生のダンス、3年生のエイサー,1年生のバルーンをはじめ、これまでの練習成果を十二分に発揮し完成度の高い演技を見せてくれたと思っております。競技や演技を終えた子どもたちの表情には「頑張った」「やり遂げた」という満足感が溢れていました。演技ばかりでありません。開会式・閉会式での児童代表の挨拶や誓いの言葉、応援団長挨拶、応援団員なども、はきはきしていて堂々としたものでした。また、競技中の放送委員のアナウンスも、大きな声ではっきり伝えていてとてもすばらしかったです。このような子どもたちの姿に保護者・ご家族・地域の皆様も感動していただいたのではないかと思います。

 多くの地域の方にもお出でいただきました。鈴割りや大玉おくりにも参加していただき、盛り上げてくださいました。ありがとうございました。そして、お疲れ様でした。保護者や地域の皆様の温かく力強いご声援や大きな拍手も、子どもたちに大きなパワーを与えてくださいました。

 また、今年も多くの保護者の皆様や地域の皆様に裏方として支えていただきました。睦成年部の皆様には今年も早朝からテント設営や撤収、サッカーゴールやバスケットゴールの移動などの力仕事をしていただきました。六浦中・釜利谷中学校の生徒さんにもボランティアをしていただきました。

 多くの皆様のおかげで、子どもたちのよさを引き出すことができました。家庭と地域、学校が協力して、子どもたちの成長を確かめ合うことができた運動会であったと思います。

 今年は、運動会という1つの行事を結果的に2日にわたって実施しましたが、終わってみると、様々な感動を2回味わうことができたとも言えます。

 皆様のご協力に、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。 今後とも、本校の教育活動に対する温かいご理解とご協力をお願い申し上げます。

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9月号 小中一貫教育をめざした小中連携の推進

校長 法村盛郎(2008. 8. 29)

 

 40日間の長い夏休みが終わり、学校には久しぶりに子どもたちの声がもどってきました。「子どもあっての学校」ということを改めて強く感じます。この40日間の夏休みをへてとても成長した子どもたちの姿が見えます。日々の成長の状況はなかなか見えにくいものですが、まとまった期間会わないと、その成長の大きさに気づくものです。夏休み明けの初日、「子どもたちは日々成長しているのだ」ということを改めて実感しました。

 

 今回は、学校経営の方針の具現化に向けた<4つの視点>のうち、「小中一貫教育をめざした小中連携の推進」についてお話しいたします。

 日本国憲法では、子どもの保護者に対して「その保護する子女に9年間の普通教育を受けさせる義務を負う」と規定し、義務教育を課しています。義務教育学校である本校では、次のような考え方を大切にしていきたいと思います。

  ○9年間の期間で子どもを育てるために小中連携を推進する

  ○6年間の見通しでの教育計画から、9年間を見通した中での6年間の教育計画へ

 

 「9年間」とは、もちろん小学校6年間、中学校3年間を指しています。9年間の普通教育が義務づけられているわけですから、教育活動は小学校6年間だけ、あるいは、中学校3年間だけで完結するものではなく、9年間の連続した教育活動が必要だと考えます。言い換えると、小学校と中学校は子ども観や教育観を共有化し、ともに連携しながら子どもを育てていくことが必要だと思います。この連携のもとで、子どもの学びの連続性を図ることが求められます。

 教育活動は、一定期間を見通した教育計画のもとで意図的・計画的に展開するものです。小学校の6年間を、小中9年間を見通した中での6年間と位置づけて、教育計画を作成していくことが必要だと考えます。

 小中連携を図るためには、小中が相互の教育活動に対する理解を深めることが必要です。ややもすると、自校の教育活動に一生懸命になるあまり、教職員が互いの学校の教育活動に対する理解が不足しているという面も見られがちです。具体的には、教職員が教育活動に対する共通理解を図るための時間の設定、学校行事の見学、地域行事への参加等も考えられます。本校校区の公立中学校は、六浦中学校と釜利谷中学校です。積極的な連携を図っていきたいと考えております。

 小中9年間の連携を図る取組の趣旨を踏まえたとき、小学校入学以前の幼稚園・保育園との連携も重要です。金沢区には「幼保小連携事業」があり、様々な情報交換のもと、入学した児童が安心して学校生活を送ることができるよう、取り組んでおります。

 

 前期の後半がスタートしました。子どもたち一人ひとりが「安心して」「豊かに」生活できる学校づくりに向け、教職員一丸となって取り組みたいと思います。今後とも、ご支援・ご指導をよろしくお願い申し上げます。

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7月 夏休み直前号 サングラス

副校長 堀川憲雄(2008. 7.18)

 

 「サングラス」・・・これから連想するものは何でしょう?答えを思いつくだけあげてみてください。まわりの人と話し合ってみるのもいいかもしれません。
 夏、太陽、日差し、ひまわり、日焼け、海水浴・・・。他にはどうでしょう。もっと考えてみてください。俳優、ドライブ、旅行・・・。次のような考えもでたでしょうか。「犯人」「探偵」「変装」「不審者」・・・
 私にとってこの季節はサングラスが欠かせません。毎日持ち歩いています。運転するときはもちろん、日中に外出するときは、サングラスをしていることがほとんどです。時々ですが、私を見てドキッと驚いた反応をされたり、いやな顔をされたりすることがあります。なぜでしょう。それは、サングラスから連想するものと関係がありそうです。

 

 「附属池田小事件」(2001年)をきっかけに、学校の警備体制が強化され、不審者を想定した避難訓練を実施する学校も多くなりました。六浦小でも安全教室を実施して、不審者対応など、自分の身を守ることについて学ぶ機会を設けています。

 こうした訓練では、なぜか不審者役をする人はサングラスとマスクを身につけ、ナイフを手にしている。こんな光景がよく見られます。それが臨場感を与えると考えてのことでしょう。それは、多くの人が「サングラス+マスク=不審者・犯人」という連想をしやすいということのあらわれでもあるでしょう。ところが、こうした印象をつよく受けると、いつのまにか「不審者・犯人=サングラス」というようなイメージをもちやすくなってしまう危険性もあります。実際に、被害にあった例によると、「サングラスをしていなかったから安心して・・・」ということもあるようです。 

 

 私は「不審者対応訓練」をしようとしてサングラスを身につけているわけではありません。遺伝的な要因で角膜に「キズ」ができやすく、夏場はまぶしくて過ごしにくいのです。必要としてサングラスを身につけているのです。でも、いやな顔をされた時、いちいち説明をするわけにもいきません。様々な事情がある人もいることを知ってもらえたらな・・・と思っています。それと同時に、私自身も何かで一方的に思いこんでいることがないか、固定的にみていることがないか、ふりかえりをしていこうと思います。

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7月号 「自尊感情」「自己有用感」を育む取組の推進

校長 法村盛郎(2008. 6. 30)

 

 6月18日にプール開きをし、今年も水泳学習が始まりました。いよいよ夏の到来です。早朝運動(サッカー・バドミントン・陸上)等で額に汗を光らせながら活動している姿に清々しさを感じます。
 3年生の「まち探検」では保護者を始め、地域のの方々のご厚意のもと、子どもたちにとってかけがえのない貴重な学びをさせていただき、無事に終了することができました。また、発表会にも多数のご出席を頂きました。改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。
 今回は、学校経営の方針の具現化に向けた<4つの視点>のうち、「『自尊感情』『自己有用感』を育む取組の推進」についてお話しいたします。


 子どもたちが、「安心して」「豊かに」生活できる学校・「まち(地域)」づくりのためには、前提条件として「自分の大切さ」を認めること、つまり、「自尊感情」を育むことが最も大切だと考えます。自分の大切さを認めることができて始めて、他の人の大切さを認めることができるようになり、それが様々な場面や状況下で具体的な態度や行動に現れるのだと思います。
 「自尊感情」とは、自分をかけがえのない存在として認めることができることです。当然のことながら、私たち一人ひとりはこの世界に一人しかいないかけがえのない存在であり、だれも自分に代わることができない大切な存在です。「生きているだけで価値ある」存在です。そして、社会の中でそれぞれが重要な役割を果たしているのです。これが「自己有用感」であり、自尊感情の基盤となるものです。しかし、毎日の生活の中で私たちは、様々な場面で「うまくいかない自分」、他者と比較して「劣っている自分」を責め、自信を失い、「自尊感情」をもてなくなってしまうことがあります。「自尊感情」は自分の力だけではなかなか育っていきません。したがって、「自尊感情」は周りの人によってが高められていくものだと思います。子どもたち同士はさることながら、私たち教職員や保護者・地域の大人が「周りの人」の一人になることが必要ではないでしょうか。
 自尊感情を育むために、次の4つのことを大切にしていきたいと考えています。


○人との出会いと学び合いを大切にする
 
子どもたちに関わる様々な人との出会いや学び合いを通して、自分と違った他者のよさに気づき、他者を受け止めら れる「豊かさ」を育んでいきたいと考えています。
○学ぶ意欲を高める
 
「豊かさ」を育むためには、主体的に学ぶことが必要です。子どもたちの思いや願い・興味関心を把握し、学ぶ意欲を高めていきたいと考えています。
○基礎・基本の定着を図る
 
子どもたちが自信をもって自分らしさを発揮できるためには、「勉強がわかる」ことが必要です。そのために「基礎・基本」の定着を図っていきたいと考えています。
○だれもが夢・希望をもち、将来の生き方を考える取組を推進する
 
「豊かな勤労観・職業観」を育む取組を進め、だれもが夢・希望をもち、将来の生き方を考えることが出来るよう支援していきたいと考えています
 

 子どもたちは今、成長の真っ盛りです。今後とも、皆様の温かいご支援・ご協力をお願い申し上げます。

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6月号 教職員が子どもや保護者及び地域から学ぶ取組の推進

校長 法村盛郎(2008. 5. 30)

 

 5月は、子どもたちが見学、宿泊学習など校外に学びの場を移して活動し、知識の習得や楽しさとともに感性を豊かにしてきました。子どもたちの様々な思いや願いをしっかり聴き、受け止め、認め、成長を助けることが、教職員・保護者・地域の大きな役割であることを改めて感じさせられます。

 今回は、学校経営方針の具現化に向けた<4つの視点>のうち、「教職員が子どもや保護者及び地域から学ぶ取組の推進」のための基本的な取組について記します。

 

○出会った人から学んだ「安心とは」「豊かさとは」を伝え合う

 学校は子どもだけではなく、子どもたちの生活を通して私たち大人が学ぶ場でもあります。私たちは一人ひとり独自の感性を持っています。ややもすると自分の価値観だけで物事を見て評価してしまうこともあります。「安心」「豊かさ」と言っても、人によって求める「安心」や「豊かさ」は違います。私たち教職員は、人との出会いの中で気付いた「安心」や「豊かさ」を伝え合い、自分の感性を磨き、価値観を広げ、子どもたちの多様な思いや願いを幅広い視野で受け止め、子どもたちに豊かな心を育てていきたいと思います。

 

○「安心できていない」子どもや「豊かでない」子どもを明らかにできる力を高める

 私たち大人は、表面に見える言動から子どもの状況を判断する事も多いと思います。子どもと接する中で「今日は元気だな」、「いつもと様子が違うな」などと、子どもの変化に気づくことがあります。気になる状況が続くようであれば、「なぜ」「どうしたんだろう」という視点で表情や態度の背景を探ることが大切です。背景を探ることで「安心できていない」「豊かでない」子どもの状況の原因と課題が見えてきます。子どものちょっとした言動や表情から、言葉に表すことのできない子どもの思いや願いに気づくことができるよう、常に心がけていきたいと思います。

 

○子どもや保護者及び地域としっかりつながり、子どもの課題解決をめざす

  子どもたちは学校・家庭・地域の中で生活しています。したがって、子どもの課題解決のためには、 学校だけではなく家庭・地域での生活の様子なども含めて背景を探ることが必要です。言い換えると、子どもを中心として教職員と保護者・地域の皆様が互いに信頼関係を築き、子どもを中心とした連携を図ることが大切だと考えます。私たち教職員は、様々な場面で交流を図ることで、信頼関係づくりに努めたいと思います。

 

 5月23日(木)、本校の開校記念日にちなんで「開校記念講話」 を行いました。その中で、映像を用いて開校から現在に至る六浦小学校の歴史が子どもたちに伝えられました。先人が築いてきた135年という歴史と伝統の重みを改めて感じました。 私たち教職員も、ますます気を引き締めて教育活動に取り組んでいきたいと思います。今後とも、ご理解とご支援をお願い申し上げます。

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5月号 子ども中心の学級・学校づくり

校長 法村盛郎(2008. 4. 30)

 

 玄関には金沢区の花、ぼたんの花がこの季節を待っていたかのようにピンクや紫、深紅の大輪を広げています。新学期が始まって約1ヶ月、それぞれ進級して成長した子どもたちの姿も輝いています。私たち教職員は、一人ひとりの子どもが「自分らしさ」という大輪を広げられるよう、保護者や地域の皆様と連携しながら努力したいと思っております。

 「学校だより4月号」で学校経営の方針の具現化に向けた<4つの視点>を述べました。その<4つの視点>のうち、今回は「子ども中心の学級・学校づくり」のための基本的な取組についてお話しいたします。

 

○「子どもにとって」の視点で教育活動を推進する

 学校は子どもが学ぶ場です。子どもたちが個性を発揮し、自分らしく生き生きと 生活していけるよう、行事や児童会活動、学習活動、児童指導など学校として様々な教育活動を行います。具体的な取組には様々な方法があり、判断に迷う場面もあります。そのような時には、”子どもにとってどうか”を判断の基準とします。

 

○「教師の困り感」ではなく、「子どもの困り感」に気づくことのできる教職員

 教科の学習や友だちとのコミュニケーション等の場面で、ややもすると大人は子どもが「うまくできていない」ことに目がいきがちです。私たち教職員は、子どもに対して「教師(大人)の困り感」つまり”困った子ども”という見方ではなく、「子どもの困り感」つまり、”できないことを児童自身が困っているんだ”という見方をしていきます。学校や家庭・地域での生活の様子から、子どもたちが安心して自分らしさを発揮できない根本的な原因や課題を探り、その課題の解決に向けて取り組みます。

 

○個人ではなく、六浦小学校としての取組

 教職員は、これまで多くの子どもや保護者等との関わりの中で、教育活動に関する様々な知識や技能を身につけています。しかし、子ども一人ひとりにはそれぞれ違った個性があり、一人の教職員のこれまでの経験だけでは、「子どもにとっての安心」の学校づくりはできません。様々な場面における子どもの様子を情報交換することで、より多面的に理解することができます。本校では、全教職員の共通理解のもとに、組織として子どもに関わっていきます。

 

 学校・家庭・地域が子どもへの関わりや情報を共有化することが、全ての児童が「安心して」「豊かに」生活できる学校づくりにつながると考えています。ご支援・ご協力をどうぞよろしくお願い申し上げます。

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4月号 新年度を迎えて

校長 法村盛郎(2008. 4. 7)

 

 満開になった桜が、新年度の始まりを今か今かと待ちわびていたかのようです。学校には、子どもたちの元気な姿、声がもどってきました。私たち教職員一同もわくわくした気持ちで、今日の日を迎えました。

 4月1日付で、慶徳正好校長の後をうけ、六浦小学校の校長に着任しました法村盛郎(のりむら・もりお)と申します。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 私は、平成14・15年度の2年間、横浜市立六浦中学校に副校長として在職し、その後、横浜市教育委員会指導主事を経て、このたび、金沢区にもどって参りました。私にとりまして、心のふるさととも言える、とても温かな地域で、着任できたことをこの上なく嬉しく思っております。

 

 今年度、本校の学級数は19(普通級17、個別級2)学級、児童数は583名、教職員数は33名となりました。前任の慶徳校長先生を中心に進められた学校と家庭と地域との協働による教育活動を引き継ぎ発展させ、学校教育目標の具現化をめざして参ります。新年度を迎え、次のように学校経営の方針を定め、全教職員と共通理解を図りました。

 

【 学校経営の方針 】

人権尊重の精神を基盤とする教育を推進し、学校教育目標の具現化を図り、「だれもが」「安心して」「豊かに」生活できる学校・「まち」をめざします。

 

 <4つの視点>

@

子ども中心の学級・学校づくり

<教職員>

A

教職員が、子どもや保護者及び地域から学ぶ、取組の推進

<教職員>

B

「自尊感情」「自己有用感」を育む取組の推進

<子ども>

C

小中一貫教育をめざした小中連携の推進

 

 

 具体的な取組につきましては、さまざまな機会を捉えてお話をさせていただきます。教職員一同、子どもたちや保護者、地域の方から学ぶ姿勢を大切にして、一人ひとりの六浦っ子が、学校に来ることが楽しい、充実していると感じられる学校づくりに努めたいと思います。今後とも、ご支援・ご協力をよろしくお願い申し上げます。

 

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3月号 19年度から20年度へ 〜年度の終わりに〜

校長 慶徳正好(2008. 2.29)

 わずかながら春を感じる今日この頃となりました。間もなく平成19(2007)年度が終わろうとしています。今年度も六浦っ子のために、まちの皆様・保護者の皆様・学習協力者の皆様はじめ、多くの方々にたくさんのお力をいただきました。ありがとうございました。

 さて、年度が終わろうとするこの時期に、六浦小の一年を振り返ってみたいと思います。19年度は、子どもたちが安心して学べる学校づくりの一環、そして、指導の重点として、マニフェストに次の4点を掲げ、進めてまいりました。

○「分かる」授業をめざし、各教科等の学習内容と進め方を改善し、基礎・基本の定着に努めます。

○「人や自然とつながる」学習(ふれあい、体験、総合)を充実させ、自分で問題解決できる力を養います。

○「かけがえの」ない子を育てるために、校内支援体制の充実と家庭・地域との連携協力を進めます。

○「まちの中の学校」をめざし、家庭・地域への積極的な情報発信や受信に努めます。

 

 そして、今年度、次の点で実現することができました。

・「歴史資料室の完成と活用」

・「通信整備による教室でのインターネット情報の活用」

・「学習ルーム(国際教室や支援教室)の整備と活用」

・「各種教育相談の充実」  等

 

 20年度も上記の「指導の重点」は変わりませんが、次のいくつかの点を実現させたいと考えます。

@英語を中心とした外国語活動の試み(全学年)  

A読書活動や集会活動の充実(具体的には、図書室・読書コーナーの整備や音楽・体育集会の充実)

B保護者や地域の皆様による【学習協力サポーター】制度の充実・整備

C登下校の見守り体制の整備

 

 最後に、本校の合い言葉『楽しく充実した学校に向かって 〜楽校と合校〜』のもと、かけがえのない子どもたちのために、よりよい教育の実現を図ってまいりたいと思います。

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2月号 給食の献立と横浜開港

副校長 堀川憲雄(2008. 1.31)

「くじらのごまみそあえ」(1月22日)

 この献立は、神奈川新聞に「二十数年ぶりに鯨肉給食/横浜市」と、題して紹介されました。給食週間の一環で、食への関心や昔の食文化を知ることが狙いで、横浜市立小学校347校で実施されました。

 六浦小では給食とともに教室に届く「パクパクだより」に「くじらの肉を食べるほか皮、骨、油まで全部利用できて、海からのおくりものとして大切にしてきました」と、全校に紹介されました。新聞記事と同様に、子どもたちには好評で、残量が大変少なかったです(1%)。

 横浜開港150年で様々なイベントが計画されていますが、捕鯨と横浜開港は大きな関係があります。ペリーが当時の日本に求めたのは、捕鯨船帰港地の確保が第一の目的でした。

 

「すき焼き風煮」(1月25日)

 これも横浜開港と大変ゆかりのある献立です。「よこはま事始め」(横浜開港資料館)によると、1860年に食肉のための屠牛(とぎゅう)が、横浜ホテルで行なわれたのが居留地での第一号だそうです。

 1862年には、横浜入船町に日本で初めての牛鍋屋「伊勢熊」が開業し、同じころ末吉町に「太田縄のれん」と呼ばれるすき焼き鍋の店が出されました。初めは客も少なかったが、すぐに客が集まるようになり、大盛況となったといわれています。

 

《うそのような本当の話》こうした開港当時の話の中には、次のような話があります。

 開港当時の多くの日本人は「肉を食べると穢れる」とか、「牛乳を飲んだら、身体が穢れる、角がはえる」などと思っていました。アメリカ総領事として下田に着任していたハリスは、牛乳を日本側に要求しましたが、「牛乳は子牛が飲むもので、人間が飲むものではない」として断られています。

 初めての「牛鍋店」の開店に際し、夫婦で相談した時に、「そんな穢らわしいものを売るなら離縁してからにしてくれ」と、家族に反対された日本人もいます。その他にも、開港当時、ワインを飲む外国人を見て、「生き血を飲んでいる」と信じてしまった日本人もいたそうです。

 

 このような話を聞くと、滑稽に感じたり、「自分はそんなことはない」と思うでしょう。しかし、本当に、今の時代の私たちには「ない」と言いきれるでしょうか。見慣れないもの・よく知らないものに対して、偏見をもったり、誤解したりすることは、誰にもあり得ます。そう自覚するところから、それらの克服が始まるのだと思います。

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1月号 互いのよさを見つめ、認め、生かすこと

    〜19年を振り返りながら、20年に

校長 慶徳正好(2008. 1. 8)

 新しい年 平成 20年(2008年)がスタートしました。明けまして、おめでとうございます。

 今年も、六浦小の子どもたち一人ひとりの「よさ」を見つめて、その「よさ」を認め、その「よさ」を生かせるように、教職員一同、 協力して頑張っていきたいと思います。

 今、教育を取り巻く世界で大切だと思われる言葉が3つあります。

 第一に、子どもの「よさ」を他と比べるのではなく、共感的に見つめることです。身近な大人が、それぞれの子どもの「よさ」をよく見つめることです。

 第二に、子どもの「よさ」を認めることです。学びや活動に夢中になって取り組んだり、何かにねばり強く取り組んだりする時、見逃さずその「よさ」を認めることです。

 第三に、子どもの「よさ」を生かすことです。子どもたちにとって、その「よさ」を十分に生かせるような場がなければなりません。学校で、家庭で、地域で、子どもたちの「よさ」が発揮される場を用意するのは、私たち大人の役目と言えるのではないでしょうか。

 六浦小の19年を振り返る時、子どもたちの「よさ」が発揮されるいくつかの場面がありました。昨年『六浦歴史資料室』と『パソコン室等の整備』が完了しました。歴史資料室完成により、子どもたちは直に学校や地域の歴史にふれることができるようになりました。校内LANやパソコン室を整備することで、子どもたちは遠く離れた世界のことについても瞬時にインターネットで調べられるようになりました。

 国語を中心に先生方が授業を見合い、研究を進めることで、子どもたち同士のコミュニケーション力が育ちつつあります。以上のことを踏まえて、20年も楽しく分かる授業づくりを心がけて進めていきたいと思います。

 地域との様々な交流活動『平和学習(全校)』『ふれあい会食会(3・4年)』『地域の方とのふれあいタイム(6年)』等を続けることにより、地域の方々から学ぶ貴重な体験を積み重ねることができました。低・中学年を中心として多くの学年がお伊勢山・侍従川などまちの中に出かけて行くことから、地域の特色に気づき伝えようとする活動に結びつけることができました。このような地域の人や自然とつながる素晴らしい学習の場を、20年にはより一層積極的に生かし用いていきたいと思います。続けて本校の様々な教育活動にご理解をいただき、さらに多くの方々が“まちの先生”としてご協力いただきたいと願うものです。

 本年も、どうぞよろしくお願いいたします。

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12月号 みんな違って、みんないい

副校長 堀川憲雄(2007.11.30)

 先日ニュース番組で一冊の本が紹介されました。話題が心に残ったのでさっそく手に入れて読みました。その中で次のエピソードに注目しました。
 亡くなられた名脇役女優の沢村貞子さんが、お母さんに通信簿を見せたら、成績が良いのをほめてもらったので、ついうれしくなって、「○○ちゃんは甲(今は「5」でしょうか)がひとつもない」といった。そうしたらお母さんは、「何いってるの。○○ちゃんは、お家の手伝いをしたりして、そういうところは、あなたよりずっとすばらしい」と貞子さんを叱った、という話をご本人から聞いたことがあります。それが沢村さんのその後の人間関係の基礎になっているとおっしゃっていました。お母さんはすばらしいし、その教訓を生涯自分の心に据えられた沢村さんもすばらしい。 「『人間力』の育て方」(堀田力著)

 むすめが頑張ったことを認めてほめた母親が、他の子と比較して自慢したことに対し、集団の一員となる時の基本的ルールとして、「一人ひとり能力は違うこと、しかし、みんなにとって、一人ひとりが同じように大切なこと」を伝えたのです。まさに「みんな違って、みんないい」ということです。
 コミュニケーション力の不足が話題になる昨今では、人をどのようにみつめ、人とどのように接していくかは学ぶべき大切なことがらです。一人ひとりの人権が大切にされ、だれもが安心して豊かにくらしていくことのできる社会をつくる上で大事にしたいことです。

 

 わたしと小鳥と鈴と
            金子みすず 
  わたしが両手を広げても
  お空は ちっとも飛べないが
  飛べる小鳥は わたしのように
  地べたを 早くは走れない
  わたしが 体をゆすっても
  きれいな音は 出ないけれど
  あの鳴る鈴は わたしのように
  たくさんな歌は 知らないよ
  鈴と小鳥と それからわたし
  みんな違って みんないい

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11月号 子どものサインを見逃さないで

校長 慶徳正好(2007.10.31)

 一枚のチラシを手にして、ふと考えることがありました。チラシには『子どもたちと話していますか』『子どもたちの声を聞いていますか』という問いかけが書いてありました。私たち大人(教師も保護者も)は、子どもに一方的に話してしまうことはないでしょうか。あるいは、子どもの話を途中でさえぎってしまうことはないでしょうか。現代の大人たちは「いそがしい」を言い訳に、じっくりと子どもと向き合えないことはないでしょうか。子どもは待っています、身近な大人に《見ていて欲しいのです》《話をよく聞いて欲しいのです》《大好きというサインを送って欲しいのです》  子どもはある時、いろいろな形で心の中を表します。もじもじしながら“あの〜ねぇ”、下を向きながら“え〜とねぇ”、大人にまとわりつくように“ねえ、ねえ〜”等と言う時、“お早う。いただきます”の声が少し曇る時、子どもは何かを大人に求めています。何かを知って欲しいと考えています。子どもの微妙なサインを見逃さないで、私たち大人はていねいに子どもと向き合っていきたいと思います。そして、いけないことをした時は厳しく戒めて、良いことをした時は率直に認めていきたいものです。普段から、私たち大人が誠実に精一杯子どもに愛情を注ぐことができるようにと願う今日この頃です。

 

<お知らせ> エレベーターとトイレの設置延期について

 19年度設置予定でしたエレベーターと多目的トイレ設置は20年度に延期されることになりました。建築基準法の改正により校舎外付け設置を改めざるをえず、計画を全面的に見直して設置します。 (教育委員会よりの連絡です)

 

 

<ありがとうございました>

 青少年を見守る会キャンペーンが10月6日土曜日に開催されました。学区内を6つのコースに分け、青少年指導員・見守る会と地域の皆様・保護者・児童・教職員等、約100名の方々に協力していただきました。子どもの安全見守りには継続が大切です。今後ともよろしくお願いいたします。

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10月号 暑さの中 がんばった運動会

校長 慶徳正好(2007.9.28)

 今年の運動会は、体育館とプレハブ校舎の工事中であった去年とはちがって、広々とした校庭での運動会となりました。そして、一番心配されたのは猛暑の中での運動会で、子どもたちの体は大丈夫だろうか、ということでした。時々、放送担当より、「水分補給をしてください」と、アナウンスしてもらいながら進行しました。おかげさまで、だれひとり、熱中症で倒れる子どもがいませんでした。まさに、子どもたちのがんばりは、すごいものでした。今年の運動会スローガン『最後まであきらめずに勝利をめざそう』の言葉通りになりました。
 猛暑のただ中、児童数も増えている関係で予定時間が長引く中、大きな声で応援したり、力強い演技や競技をしたり、改めて六浦っ子のがんばりに感心させられました。また、高学年を中心とした応援団や各係の仕事もすばらしいものがありました。応援団は、各学年の座席に向かって、大きな動作で応援のリードをしていました。各係は、ほとんど休みなしの状態で、次々と自分たちの分担された仕事をしていました。やはり、六浦小は高学年の人たちの力によって運営されていると実感しました。
 今年は、新しい試みとして、あらかじめ六浦中学校と釜利谷中学校にお願いして、運動会ボランティアの募集をしました。運動会当日は、およそ30名ほどの中学生たちが、お茶の接待や用具の出し入れに携わってくれました。中学生にとっては、母校をなつかしく思う気持ちと後輩のために協力する喜びが持てたようでした。また、PTA競技「みんなでつなひき」にもたくさんの中学生が参加してくれたので、担当の役員の方々も大変喜んでくださいました。
 さらに、地域や保護者の応援も大変熱いものがありました。あちらこちらから、子どもの名前、あるいは、激励の声援が送られていました。来賓と敬老席は、200席ほど用意しましたが、おかげさまで満席状態となりました。六浦ならではの盛大な応援でした。こうした皆様の応援に支えられて、子どもたちは暑さの中でも、最後までがんばりぬくことができたと思います。ありがとうございました。

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9月号 それぞれの夏休み

校長 慶徳正好(2007.8.30)

 夏の暑さを表すことばに、猛暑・酷暑・厳暑などがあり、どれもきびしい暑さを意味します。今年の夏は「極暑」(きわめてきびしい暑さの意味)ということばがふさわしい程、暑い暑い夏休みでした。皆さんはこの夏、どのように過ごされたでしょうか。

 夏休みと言うと、今でもはっきりと思い出すことがあります。それは私の小学生時代のことです。ひと夏かけて、毎日学校の校門の前に行き『交通量調べ』をしました。毎日、朝と夕方と必ず30分間、校門前を通過する自動車が何台・自転車が何台・オートバイが何台と調べ、最後にグラフにして感想を書いて、夏休みが終わって先生に提出しました。記憶にまちがいがなければ、後にも先にも、先生に誉めていただいたことはこの一回だけでした。自分で決めて自分でひとつのことをやり遂げた喜びを感じました。

 さて、わが六浦小の子どもたちのそれぞれの夏休みはどうだったのでしょうか。

 私の知る限りですが、そのいくつかを紹介しましょう。

 六浦小の子どもたちは、飼育や栽培している動植物のめんどうをよくみます。職員室に汗をかいて真っ赤な顔をして「当番で来ました」と元気な声で挨拶してくれます。水泳クラブの子どもたちは、記録を取るたび毎に「1秒縮まったよ」と日焼けした顔から白い歯がこぼれていました。はまっ子の先生に相手になっていただいて、サッカーのミニゲームを楽しむほほえましい姿を度々目にすることができました。近隣の公園の前を通ると、長い虫取り網を手にして高い木にとまっているセミをつかまえようとする親と子どもに出会うこともありました。瀬戸の木村さんのご好意で「親子陶芸教室」に参加した3年生の子どもたちは、暑い中、通って作品を造りあげることができました。

 夏休みに入って最初の土曜日、恒例となりました『地域の皆様による夏のふれあいタイム』では、竹笛を吹きながら「いい音でしょう」と得意顔の男の子や折り紙で作った花束を抱えながら「この花はおばあちゃんにプレゼントするの」とニコニコ顔の女の子の姿をたくさん見かけることができました。

 保護者や地域の皆様のご協力・ご理解のお陰で、六浦っ子の暑い夏もそれぞれに充実した楽しい夏となったのではないかと思います。 たくさんの皆様のご支援、ありがとうございました。

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7月号 「ふりかえり」を大切に

副校長 堀川憲雄(2007.6.29)

 

 六浦小学校では、宿泊体験学習などの行事の後や夏休み前など、機会を設けて「ふりかえり」をしています。子どもたちは、4月から7月の学習や生活をふりかえり、自分の課題を見つけ、目標をもって夏休みを迎えます。保護者の方々にもご協力いただき、宿泊体験学習や運動会などの行事では日程や内容など細部にわたってアンケートをとり、次年度に生かそうとしています。また、職員の「ふりかえり」から昨年の反省を生かし様々な計画を検討して実施しています。昨年までの「各地区への集団下校訓練」が「保護者引き渡し訓練」に変わったのも、こうした「ふりかえり」から改善した結果です。

 学校だけでなく、日常の生活の中でも「ふりかえり」を大切にしていきたいものです。自分なりによく考えて取り組んだことでも、視点を変えてみると改善した方がいいことはあるものです。

 

 私の学んだ「ふりかえり」・・・以前学級担任として掃除の指導をしていたとき、仕事を選んでばかりいる子に「(世の中には)ひとのいやがる仕事でも、がんばってやってくれている人がいる。」という話をしたことがありました。後日、研修の機会があり、ある人から、「『ひとのいやがる仕事』ではなく『あなたがいやだと思っている仕事』ではないの?」と指摘され、「ふりかえり」をしてはっとした経験があります。

 「仕事には貴賤がない」という言葉があるように、世の中にはたくさんの仕事がありますが、どの仕事も意味のある大事なものです。仮に求人に対する応募が少ない仕事があったとしても、その仕事に就いている人がみないやいや仕事をしているわけではないのです。それを「(仕事を)いやだと思っているけれど、(我慢して)がんばっている人がいる」というように考えていた自分であったことに気付きました。そんな程度にしか仕事や働く人のことを考えていないと、それは職業差別につながっていってしまうと私は考えています。

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6月号 横浜開港のお話

校長 慶徳正好(2007.5.31)

 今から2年後の2009年は、横浜開港150年に当たります。6月2日は横浜開港記念日です。そこで、今回のたよりでは、横浜の港とその歴史について簡単に紹介します。

<1>この写真は、今の大桟橋です。日々貨物船や豪華な客船が港に入ってきます。横浜は港を通して外国と結びついているのです。では、港を中心とした大都市〜横浜はどのよう発展してきたのでしょうか。開港の前の横浜は村で、およそ100軒ぐらいの農家や漁家のあるさびしい所でした。
<2>この写真は、大桟橋の入口にある「開港記念広場」で丸い石の記念碑は「日米和親条約の碑」です。江戸時代の日本は鎖国といって、一部の国を除いてほとんどの国とおつき合いをしていませんでした。しかし、アメリカからペリーたちが黒船4隻でやってきて開港を迫ると、翌年の1854年日米和親条約を結びました。その開港を記念して、地球儀の形をした碑がこの広場に造られています。
<3>この写真は、玉楠(たまぐす)の木です。この木は、開港資料館の中庭にあります。そして、この木は、黒船がやってきた時から150年近くの横浜の歴史を見続けてきました。途中関東大震災や大空襲で打撃をうけましたが、再生して今は大きな木になっています。
<4>この写真は、ヘボンさんの碑(レリーフ)です。ヘボンさんはローマ字を考えた人です。その他、聖書の日本語訳やお医者さんとしても日本人のためによく働きました。また、明治学院という大学をつくり、その初代学長になりました。
 このように、外国の文化や新しい考え方はこの横浜から日本各地に伝えられ広まりました。そして、横浜は大都市になりました。この機会に、横浜開港について調べてみませんか。 

 

<1> 大桟橋 <2> 開港記念広場 日米和親条約の碑
   
 

<3> 玉楠の木 @開港資料館

 

<4> ヘボンさんの碑(レリーフ)

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5月号 しっかり聞いて しっかり話せる子に

校長 慶徳正好(2007. 4.27)

 最近、子どもたちから出てくる言葉に次のようなものがあります。

 職員室に入ってきた子が「□□の鍵」「○○先生は」、保健室にきた子が「なんか気持ち悪い」。声にならない声、言葉にならない言葉がいきかいます。自分の今の想いを話せない、その場に合った話し方を苦手とする子が多いように感じられます。話し方だけではありません。聞き方はどうでしょうか。話す相手をしっかり見ているでしょうか。大事なことを聞き取ろうとしているでしょうか。相手の気持ちを考えながら聞こうとしているでしょうか。

 六浦っ子は、学習や生活の中で、しっかり聞いて、しっかり話せる子になってほしい。これが今年度の教職員の子どもに期待する願いです。

 それでは、この「話す力」と「聞く力」は、どのように伸ばしたらよいでしょうか。いくつか気がついたことを取り上げてみましょう。

 

  ○「話してもいいですか」「発表します」等            話す前に聞き手に注意を促す

  ○「ここが大事です」「ポイントはここです」等        意識して聞いてもらうようにする

  ○「もう一度聞かせて」「大きな声でお願い」等        聞いていますよという姿勢を示す

  ○「付け加えて言います」「違う考えを言います」等    よく聞いて発言をつなげていく

 

 そして、何よりも大切なことは、「間違いをおそれない」「率直に話せる」学級の雰囲気が必要だと思います。また、聞くときに「相づち」「反応」できることも、上手なコミュニケーション能力のひとつかもしれません。

 最後に、子どもを取り巻く私たち大人自身が、子どもの声によく耳を傾けたり、ていねいに話しかけたりすることも、子どもにはよい影響を与えることになると思います。私たちが上手な聞き方・話し方のよき手本となるようにしたいものです。

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月号 楽しく充実した六浦小学校に

校長 慶徳正好(2007. 4. 5)

 六浦小学校134年目の新しい年度が出発しました。学級数は19(普通級17、個別級2)学級、児童数は570名程、教職員数は32名となりました。私たち教職員は「子ども一人ひとりが楽しく充実した学校生活(楽校)を送るために、人権感覚にあふれ、自ら振り返ることのできる教職員が力を合わせて創り上げること(合校)のできる学校」を合い言葉に、『自信に満ちあふれた六浦っ子』を目指して、保護者・地域の皆様のお力添えをいただき、子どもたちの指導にあたりたいと思います。そして、一人ひとりの六浦っ子が、毎日学校に来ることが楽しい、充実していると感じられるようにと願っています。

 

 さて、今年度の本校の具体的な取組は3つあります。( 学校マニフェストの一部より )

 

@ プレハブ校舎に【六浦歴史資料館】をつくります!

 伝統ある六浦の地域に根ざした教育を進めるために、歴史資料館を開設します。たくさんの地域の資料を整え、分かりやすい説明を加え、目に見える資料を展示し、子どもたちにもまちの歴史の一端が分かるようにします。

A 校内LANの整備を進めます!

 インターネットなどの情報を活用した授業の充実のために校内LANを整備し、全学級で必要な情報の収集や把握ができるようにします。また、児童会などの校内情報をいち早く捉えられるように整備します。その整備の為に、多くの保護者の皆様の協力を仰ぐこととなります。その節は、よろしくご協力いただきたいと思います。

B 特別支援教育の体制を整えます!

 子どもたちが安心して学べる学校として、きめ細やかな支援体制の充実を図ります。いろいろな支援を必要とする子どもたちの為に、支援教室づくりや教材づくり、教職員の配置の在り方などについて検討を進めてまいります。また、各種の相談窓口を設け保護者の相談にも適切に対応いたします。具体的には、5月から「カウンセラーや校長・支援コーディネーター(大野教諭)などの相談日」を設けます。

 以下に記しましたが、18年度をもって退任(4名)・離任(5名)の教職員は計9名、そして、新たに着任した教職員は転勤(7)・新任(2)の計9名という人数となりました。今年度は、学級数は昨年度と同じですが、新たに「初任者の為の専任指導教員1名」「少人数指導や特別支援教室の担当1名」昨年度に引き続いて「国際教室担当(日本の学校にスムーズに馴染むよう個別に教育する)1名」等の教職員を配置しました。

 また、「国際教室と支援教室」は、これまでの「はまっ子ルーム」あとのA棟2階に設置し、「はまっ子ルーム」は新たにプレハブ校舎1階に設置しました。さらに、正門は安全上の配慮から施錠したままとして、従来通り【東門のみ】の使用となっています。

 この一年、保護者や地域の皆様の温かいご支援をよろしくお願い申し上げます。

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3月号 年度の終わりに当たって

校長 慶徳正好(2007. 2.28)

 

 春の到来を感じる今日この頃となりました。間もなく平成18年度が終わろうとしています。ここで、簡単に一年を振り返ってみたいと思います。

 子どもたちが特に楽しいと感じる学習に、生活科や総合の学習があります。それは、@自然に親しむ活動 A人とふれあう活動 B人権・福祉の活動などです。@では、低学年は「お伊勢山たんけん」から季節の移り変わりを感じ取りました。高学年は「宿泊体験活動」から自然の偉大さや厳しさを学び取りました。Aでは、恒例となっているたてわり遠足において、全校で「クリーンアップ作戦(ごみ拾い)」に始めて取り組みました。また、高学年の各町内会館に出かけてのふれあい活動では、自分たちが真剣に調べたことを地域の皆様に確実に発信することができました。Bでは、全校での「いじめ防止への標語づくり」や高学年は「福祉に関する体験活動」に取り組んできました。 

 子どもたちが安心して学べる学校づくりの一環として、@支援教育の充実A学校施設の充実が図られました。@では、外国につながる子どもたちの為に、今年から「国際教室」が開設され、通級した子どもは自信をつけ始めています。また、これ以外にも保健室など複数の居場所が設けられ、子どもたちの学びの助けとなりました。Aは、体育館とプレハブ校舎などの工事が矢継ぎ早に入りました。安全の為とはいえ、防護策によって校庭が狭くなり、子どもたちや保護者の皆様にも大変お手数をかけました。しかし、これら施設改善によって子どもたちの教育環境はすばらしいものとなってきました。

 最後に、昨17年度より提起しています『楽しく充実した学校に向かって〜楽校と合校〜』の合い言葉のもとに、さらに19年度は「かけがえのない子」をはぐくむ為により一層、教育内容と支援体制を充実・発展させていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

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2月号 今 六浦フェスティバルに向けて準備しています 

校長 慶徳正好(2007. 1. 31)

 今年のフェスティバルのテーマは『みんなが輝く六浦フェスティバル』です。2月10日の土曜日に向けて、只今準備中です。子どもたちが各学年や各学級でここまでに取り組んできたことを発表します。保護者や地域の皆様にも多数ご来校いただき、子どもたちの学習の成果をご覧いただきたいと思います。今回はこの紙面をかりて、若干のPRをさせていただきたいと思います。

 

4・5組は「もったいない ばあさん」朗読劇

 午前中に2〜3回の発表があります。どんな「もったいないばあさん」がでてくるのでしょうか。

 

1年生は「ぽかぽか わくわく ふゆあそび ランド」

 カルタ・こま・すごろく・けんだまなどできるようになった遊びをみなさんと一緒に楽しみます。

 

2年生は「わくわく おもちゃ ゆうえんち」

 けんだま・まとあて・マジックハンド・迷路・風車などがあります。

 

3年生は「楽しいワクワクりょう理 ランド」〜姿がかわれば味かわる〜3年 食べ物研究所

 コンニャク・ジャガイモ・米などからどんな料理となるのでしょうか。

 

4年生は「みんなが安心してくらせるように」福祉の学習から

 体験と発表コーナーがあります。六浦の町に実際に出かけて、バリアフリーなどについて調べました。アイマスクでの体験などから福祉について考える機会となれば幸いです。

 

5年生は「すてきな六浦のことを伝えます」

 長い期間かけて育てた稲のこと・子浦での自然体験活動のこと・ニュース番組づくりを通して学んだことを分かりやすく皆さんに伝えます。

 

6年生は「学んだ歴史をいろいろな方法で発表します」

 社会科や総合の学習の一環として、これまでに学んだ歴史の中から、平安時代のくらしと文化・安土桃山から江戸時代への変遷・幕末の世の動きなどテーマを設けて、各教室で皆さんに伝えていきます。

 

2月の教育相談日: 9日(金)と27日(火)の午前中です 

 希望される方は校長まで事前に連絡願います。

 また校長メールでの相談は masa00-keitoku@city.yokohama.jp に連絡下さい。

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1月号 新しい年のはじめに 

校長 慶徳正好(2007. 1. 9)

 新しい年 平成19年(2007年)がスタートいたしました。おめでとうございます。

 

 今年も六浦小の子どもが元気にすこやかに毎日を過ごせるようにと願っています。

 さて、昨年12月に中期学校運営計画【マニフェスト】というものを作りました。

 これは、市内の公立学校がそれぞれの学校で数年先を見通し、改善の視点や取組目標を保護者の皆様に提起するものです (1月19日の学校教育説明会でお話いたします)。

 六浦小学校の教育「指導の重点」に、以下の4つの柱を設けました。

 

○「分かる」授業をめざし、各教科等の学習内容と進め方を改善し、基礎基本の定着に努めます。

○「人や自然とつながる」学習(ふれあい、体験、総合)を充実させ、自分で問題解決できる力を養います。

○「かけがえのない子」を育てるために、校内支援体制の充実と家庭・地域との連携協力を進めます。

○「まちの中の学校」をめざし、家庭・地域への積極的な情報発信や受信に努めます。

 

 具体的な取組をいくつか紹介いたします。

 19年度から完全利用できるプレハブ施設には、1階に「多目的教室」ができました。広いスペースを利用して、学年や学級で各種学習発表会や集会ができるようになります。また、2階には六浦にある古い歴史資料を分かりやすく陳列した「歴史資料館(仮称)」を19年度内に完成する計画です。さらに、パソコン室がプレハブ施設内に完成したことを受けて、19年度は情報を活用した授業の充実に向けて「校内LAN整備」に取りかかります。これら取組は、いずれも子どもたちに「分かる」授業、六浦らしい特色のある学習を創り上げていく良い機会となります。

 

 19年1月より早速「教育相談」を実行いたします。これまでも多数の保護者の皆様が個人的に、グループで校長と教育相談をいたしました。そこで、保護者の希望・申し込みにより「教育相談」を計画したいと思います。

 教育相談日は1月23日と24日です。希望される方は校長まで事前連絡をお願いします。

 また校長メールでの相談は masa00-keitoku@city.yokohama.jp に連絡下さい。

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12月号 心の風船 

副校長 大方親良(2006.11.30)

 一年間の過ぎるのは早く、いよいよ12月、師走の声が聞こえる頃となりました。各地で年末や年始の話題が出たり、巨大なクリスマスツリーが点火される等クリスマスムードも盛り上っています。我が家の前のお宅でも、毎年この時期になりますと、家や庭が電飾で飾られて、華やかな雰囲気を醸し出し、毎日帰宅するたびに見事な飾り付けで楽しませてくれます。今年も先日から家族総出で準備に取りかかり、本当に楽しそうに準備していました。最初は小さな飾り付けでしたが、今年は何をどこにと毎年夢や希望がふくらんでいき、クリスマスだけでなくハロウィンの時にも飾るなど、年々大がかりな飾りが増えているようです。その家や家族にとって、最初は小さな試みからのスタートでしたが、家族それぞれの夢や希望が大きな風船のようにふくらみ、今では家族のみならず、近隣の人や遠くから見物に来る人もいるほど皆さんを楽しませています。

 さて、皆さんはもちろんのこと、子どもたちも一人ひとり、心の中に夢や希望をふくらませる風船を持っています。戌年の18年がスタートしたときの心の風船は、夢や希望があってもまだ小さくしぼんでいたことでしょう。この一年、子どもたちは、日々の生活の中で様々な経験を積んできました。緊張しながらも発表や表現活動に頑張ったこと、毎日の努力や積み重ねで頑張ったこと等、成功したことや達成したことで満足感が得られ、心の風船が大きくふくらんだことでしょう。成功への自信が次へのステップとなり、意欲がわいてきて、さらに大きくふくらませていったかもしれません。反対に失敗したことで、せっかくふくらんだ心の風船もしぼんでしまうこともあったかもしれません。でも、中には反省したことをバネにして、しぼんでしまった風船を再びふくらませる頑張りを見せた人もたくさんいることでしょう。

 心の風船は自分の力で大きくふくらませましたが、賞賛や励ましの声でもっと大きくふくらませることができます。学校においては先生や友達の賞賛や励まし、家庭においては家族から、あるいは地域の方から等の賞賛や励ましが得られれば、さらに心の風船は大きくふくらんでいきます。

 子どもたちは、それぞれの学年で取り組んだ様々な学習や行事を通して、一人ひとりが心の風船をふくらませてきています。まだ年度途中であり、学年末に向け夢や希望の実現に向かい、心の風船がいっそう大きくふくらむよう、今後も日々の教育活動に取り組んでいきます。

 心の風船は、ふくらんだりしぼんだりして一年が過ぎていきますが、皆さんの心の風船は、この一年でどのくらいふくらんでいるでしょうか。夢や希望は達成できたでしょうか。

 平成18年最後の月、戌年の一年を振り返ってみるとともに、亥年に向かい新たな夢や希望をもった心の風船を準備して、新しい年をお迎えください。

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11月号 運動会 四方山ばなし

校長 慶徳正好(2006.10.31)

 

 今年度4月始め、教育委員会施設管理課より「18年度、体育館の全面改修工事になります」との電話が入りました。その連絡を受けて、私たち教職員は顔色が変わりました。プレハブ校舎の工事は昨年よりやることが決まっていました。これに加えて体育館大規模工事。職員室のあちこちから、「運動会どうするの?運動会できるの?」と声が聞こえてきました。結局、工事関係者の方々やPTA実行委員会の皆様と相談し、『狭いけれども、工夫してこの校庭で運動会をやろう』と判断しました。実際には、安全柵のくい打ちが終わってから「これでは運動場が狭くて、子どもが走れない」と、工事の人に数m安全柵を下げてもらいました。

 さて、当日すばらしい天候のもと、大変狭い中でしたが、皆様立ったままの熱い声援を送って下さいました。ありがとうございました。本部の来賓席も敬老席も例年以上の盛況ぶり。また、子どもの椅子がないため(臨時の座布団に子どもたちは座りました)、保護者の皆様には演技や競技が見やすく、撮影なども思う存分にできたようでした。

 前日の夕方のことです。となりの三角公園から応援歌が聞こえてきました。明日に運動会を控えて、高学年の男の子たちが大きな声で歌っていたのでした。その表情は、屈託のない明るいものでした。

 当日は、下記に掲載した新聞にもある通り接戦そのもの、赤と白、とてもいい勝負となりました。すごく盛り上がった運動会となりました。団体競技では、珍しく「引き分け」もありました。競技と応援に迫力と一体感の溢れるすばらしい運動会となりました。その運動会をしっかり支えたのは、何といっても高学年(4〜6年)の皆さんでした。応援の仕方に工夫をこらしたり、自分の係の仕事に責任を持ったりしてくれました。やはり、運動会は高学年が動いて運営してくれたら、大成功間違いなしということが証明されました。

 最後に、縁があって他県から来られたお客様が、初めて、六浦小の運動会をご覧になって言われました。〜六浦の高学年の人たちは、自分の係の仕事をてきぱきと進めていく姿に関心をしました。そして、びっくりしました〜 と。

 こうした良い伝統を次々と子どもたちが受け継いでくれるよう期待します。

 

4年生の学級新聞から

 

前半では負けていた赤組・・・でも、後半では、綱引き・騎馬戦・大玉おくりなど多くの競技で勝った赤組。結果は逆転優勝。おめでとう。

 残念ながら負けてしまった白組。でも、今年の応援団はとても声が大きかった。4年生で初めての応援団。とってもがんばった。おつかれ〜。

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10月号 鏡に映して自分の心をみる

校長 慶徳正好(2006. 9.29)

 

 先月のことです。6年生は全員で「日光・足尾方面」に宿泊体験学習に行ってきました。その最終日、3日目は「星野富弘美術館」に立ちよりました。星野さんの詩を紹介しましょう。いずれも「鏡」をテーマとしたものです。

 

鏡に映る顔を見ながら 思った

もう悪口をいうのは やめよう 私の口から出たことばを いちばん近くで聞くのは 私の耳なのだから

正しいと思う 心の中に

揺れ動くものがある

今日 私は私の顔をしていただろうか

大きな鏡に 映すような気持で

目を閉じる

(星野富弘 詩画集 「鈴の鳴る道」より)

 星野さんは群馬県の東村という所【この地は山と山にはさまれた渓谷が美しい自然豊かな村です】に生まれ育ちました。運動神経が抜群で、高い岩山に登ったりすると、頂上で逆立ちをしてしまうほど、バランス感覚に優れていました。高校や大学では器械体操が得意で、高い跳び箱も何なく跳び越すこともできました。

 中学校の先生として出発して数ヶ月後、星野さんの身の上に大変なことが起こりました。中学の体操クラブの顧問をしていた星野さんは、お手本を示そうと跳び箱に挑戦したところ、誤って床に落ちてしまったのです。星野さんのそれからは、長い入院生活となりました。自分で食べられない。自分で歩けない。自分でトイレにも行けない毎日となりました。絶体絶命でした。生きている喜びもなくなりました。退院してからも、一生車椅子の生活となってしまいました。情けなくて、悔しくて、自分なんかいない方がいいとさえ考えるほどでした。

 そんな星野さんの人生にも、やがて光が差し込んできました。たまたま知り合いの人を通して、星野さんは神様の存在を知りました。神様が見ている、守ってくれると思い始めました。やがて、奇跡が起きました。何と自分の口で筆をくわえて、少しずつ絵を描くことができました。字も口で書けるようになりました。不思議な力がわいてきて、生きていることが楽しくなりました。何にもできないと思っていた星野さんに、喜びやはりあいが持てるようになってきました。

 詩や絵を始めてからの星野さんも、時々「鏡」を見るそうです。もちろん、家の人に鏡を持ってもらうのですが。ずっとベットに寝ていると、イライラしてつい家の人に悪いことばが出てしまうのです。鏡に映る自分の顔を見て、心の状態を確かめることができるのですね。皆さんも鏡を通して、心をのぞいてみませんか。

 

 星野さんの詩と絵を じかに ご覧になりませんか

 よこはま 星野富弘 花の詩画展

   みなとみらい・赤レンガ倉庫にて開催中、10月9日(月)まで。観覧無料。

   詳細は、ホームページにて。

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月号 今 家庭教育こそ 大切です

校長 慶徳正好(2006. 8.31)

 夏休み間近の7月のある朝、電車の中での出来事でした。

 電車の待ち時間、発車ベルが鳴るまで、ホームと電車内を小学生たちが追いかけっこ。母親たちが近くにいたのですが、自分たちの会話に夢中の様子。一切注意しないので、思わず私から「危ないよ」と一言。

 また、別の低学年の子たちが、「今日、大そうじだね」と楽しそうに会話。ふと見上げると、きれいな縫い目の既製品のぞうきんを持参。あれ、今は家庭でぞうきんを縫わないのかな?と考えてしまいました。

 下のグラフは、「子どもの友達、5人以上言えますか?」のグラフです。ぜひ、みなさんも自己チェックしてみてください。

 

 お子さんの友達を 5人以上言えますか? 

男性 164人                     女性 65人

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

     

 

 ここから、やはり女性に比べて、男性の「言える」率が低いことがわかります。子どもの世界への関心度を高くすれば、子どもは『見守られている』という心の満足・安心を得ることができるのではないでしょうか。

 

 横浜市では、今後の子どもの健やかな成長を願って、「横浜教育改革会議最終答申」を提起しました。その視点の一つとして、『家庭と学校の役割を再確認し、相互に子どもの成長を支え合う』があります。ここでは、「早寝・早起き・朝ご飯」に代弁される家庭での子どもの生活習慣改善が叫ばれています。また、家庭が子どもにしっかりと向き合い、愛情を豊かに注ぎ続ける必要も述べています。そして、本校も、子どもの成長を願って、家庭と学校がともに支え合い連携しながら進めたいと思います。

 今 家庭教育こそ 大切です。いけないことは、はっきり「NO」を言えること、手作り・心づくしの愛情表現を心がけること、目配り・気配りの精神で子どもの安全を図っていくことが大切です。

 

 お知らせします!

 横浜市は、学校・保育園・病院などを含めた全組織で、今年度ISO14001認証を取得しました。これは、全職員が環境に配慮した行動に努めるということです。

 とりわけ、「教室からのごみの分別」「環境教育の充実」などを柱として、学校は取り組みます。

 

 六浦小プールは安全です

 この夏、痛ましいプールの事故がありました。二重の安全策を本校もとっています。ご安心ください。

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7月号 経験は成長への糧

副校長 大方親良(2006. 6.30)

 いよいよ夏の到来を迎え、6月19日(月)に5・6年生が代表でプール開きを行い、体育の授業で水泳学習が始まりました。横浜市の小学校では、水温が24度以上、気温はその水温を上回る条件で水泳学習が実施できることになっています。

 本校では、○水に慣れること

      ○いろいろな泳ぎ方に親しみ、こころよく泳げること

         ○自分自身の記録を高めること という願いをもって指導にあたります。

 ところで、近年「絞ったタオルで顔は拭けても、手の水で顔を洗えない」「コップから水は飲めても、手ですくって水を飲めない」など、日常生活でも水慣れが難しい事例が見られます。水慣れの必要な子どもには、顔洗いやお風呂の時間も有効な機会となります。また、水とのつき合いは一生であり、そして、一生無事故でなくてはなりません。水と触れるあらゆる機会に水とのつき合い方、安全なつき合い方が必要になります。このように一生水とのつき合いがあることを考えると、小学校での水泳学習は、大切な機会であると言えます。

 ひと夏数回の水泳学習ですが、子どもたちはこの貴重な経験を得て、一人ひとりが確実に進歩していきます。ご家庭におかれましても、子どもにとって有意義な水泳学習となりますよう、生活のリズムや健康・衛生の確保などにご協力をお願いいたします。

       

 さて、5年生は、6月14日〜17日に子浦にある南伊豆臨海学園に体験学習に行ってきました。準備段階での子どもたちの計画立案や話し合い、カッターやいかだ乗りなど日頃経験できない海での貴重な体験と協力することの大切さを学んできました。

 昔から「経験は成長への大きな糧」と言われます。一つのことを経験し、成功したことで満足感が得られ、自信を深めるものです。その自信が、次へのステップとなり、意欲へと結びつていきます。また、失敗したことの経験も貴重なものとなります。大きな反省材料となり、二度と過ちをおこさず、次へと生かしていくものとなります。いずれの場合も、養育者の賞賛や励ましの声でさらに大きなものになることに違いありません。

 今月には、4年生が大池での宿泊体験学習、個別支援学級が三浦臨海学園で合同宿泊体験学習が行われます。4年生は大池宿泊体験学習に向かい、指導者の賞賛や励ましをたっぷり受け、グループごとに準備に取り組んでいます。きっとすばらしい体験をし、それを糧に大きく成長してくると思われます。

 

 また、下旬からは夏休みに入ります。日常とは違った中で、一人ひとりの活躍の場が多くあり、貴重な経験を積むいい機会です。キャンプ、旅行、合宿、帰省等この長期の休みだからできる体験・経験をさせ、ご家庭での賞賛や励ましをたっぷりと受けて、一段と成長した子どもたちの姿が9月に見られることを期待しています。

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6月号 横浜ものの始め 〜開校記念日に寄せて〜

校長 慶徳正好(2006.5.31)

我が日の本は島国よ 朝日輝よう海に
連なりそばだつ島々なれば
あらゆる国より 船こそかよえ
されば 港の数多かれど
この横浜にまさる あらめや
昔思えば とまやの煙
ちらりほらりと たてりしところ
今は百船 百千船 とまるところぞ見よや
はてなく栄えて行くらん みよを
飾る 宝も 入り来る港

 これは、皆さんがよく知っている横浜市歌です。この歌は、明治42年、横浜開港50年祭の時に創られました。この歌にもありますように、開校の前の横浜<山下公園から横浜スタジマムあたりまで>は、数十件の農家や漁家だけがあり、それ以外は砂浜と海だけという、さびしい村でした。しかし、およそ150年前に開港してからは、この横浜から外国の文明や文化が次々と日本各地に広まっていきました。そして、今の横浜港はたくさんの貨物船や豪華客船も入れ替わり立ち替わり入ってくるようになりました。
 当時の江戸幕府は、関内駅あたりから大桟橋よりを「関内」と呼び、外国人達は、その中で商売をしたり、住んだりするようにさせました。
 さて、外国からたくさんのものが横浜に伝わってきました。横浜から始まったものを紹介しましょう。
 <ガス>というと、ご飯を炊いたり、お湯をわかしたりする燃料としか考えられませんが、開港後の横浜から夜の町を照らすガス燈として用いられました。今の桜木町駅近くの本町小学校前に、ガス燈が見られます。それまでの日本人は、ちょうちんやローソクのあかりしか知らなかったので、たいへん驚いたということです。
 この他にも、子ども達の大好きなアイスクリーム<アイスクリンと呼ばれたようです>、近代道路<今のスタジアムの前の日本大通り>、牛なべ<今のすき焼きの前身>、水道、公衆トイレ、鉄道、馬車等々、数えきれないほどあります。
 ご家庭でもこの機会に調べられたり、直接見学したらどうでしょうか。

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5月号 安心・安全な学校 六浦小

校長  慶徳 正好(2006. 5. 1)

 雨の始業式で始まった始業式ですが、すでに4月が過ぎました。昨年度から子どもたちの安全を守るために、本校では、学校・家庭・地域が一丸となって、さまざまな安全対策に取り組んでいます。新しい方々もたくさん入られましたので、対策の一部をお知らせいたします。

 

 @大人の見守りや侵入者防止対策

  ・門や交差点での見守り、登校後の門の施錠

  ・インターホンやカメラによる来校者の把握

  ・一斉下校の日の実施

  ・校内防犯体制の整備

 A防犯抑止対策

  ・子ども110番掲示のお願い

  ・子ども見守り隊のお願い

  ・自転車への防犯プレートの設置

  ・防犯教室など子どもへの啓発

 B連携対策

  ・学校・警察・地域町内との情報交換と連携

 

 最近では、地域の皆様が多数「見守り隊カード」を持って、朝や昼に町を歩いて、子どもたちを見守ってくださいます。何といっても「人の目」が多いほど、効果が増すでしょう。

 

 また、子どもたち一人ひとりが安心して学校生活を送ることができるように、次のような各種相談のコーナー・窓口を設けています。遠慮なくお問い合わせ下さい。

 ○教育相談全般・・・慶徳校長

 ○専門カウンセラー・・・新中カウンセラー 

   5月の相談日:17日午前中、30日午後 <要予約:窓口は、千葉養護教諭へ>

 ○セクシャル・ハラスメント相談窓口

   児童に対する内容: 千葉養護教諭へ

   保護者に対する内容: 大西人権担当教諭へ

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月号 自信をもてる六浦っ子に 〜楽校と合校〜

校長  慶徳 正好(2006. 4. 5)

 六浦小学校133年目の新しい年度がスタートいたしました。学級数は19(普通級17、個別級2)学級、児童数は560名ほど、教職員は35名となりました。昨年に引き続き、「楽しく充実した学校生活を送る・・・楽校」と「力をあわせて作り上げる・・・合校」を合い言葉に、特に『自信に満ちあふれた六浦っ子』をめざして、保護者・地域の皆様のお力添えをいただき、教職員が一丸となって、子どもたちの指導にあたりたいと思います。どうぞ、よろしくお願いいたします。

 

 さて、明治時代のことですが、北海道札幌農学校(北海道大学の前身)の教頭として勤めたクラーク先生(科学者であり、敬虔なキリスト者でもあった)は、次のような有名な言葉を残しました。「青年よ、大志をいだけ」ということばです。日本を去るにあたって、学生たちに贈った有名なことばでした。この深い意味は、「一人ひとりが大いなる志(めあて)を持ちなさい。そして、それが実現できるよう、努めなさい」ということでした。とくに、大志とは自分のためだけではなく、他の人のためになることを志しなさい、という意味を含んでいました。

 子どもたち一人ひとりがそれぞれのめあてを実現するために努めていく。そして、あきらめずに、ひたむきに頑張っていく時、六浦っ子には『自信』という人生の財産が身についてくるのではないかと思います。

 この年度は、5年・6年の高学年を中心として、なかよく、ふれあい、うるおいのある六浦小学校を築いていきたいと願っています。

 

 以下に、記しましたが、17年度をもって退任・離任の職員は10名、そして新たに着任した職員は15名という大人数となりました。これは、学級数が増えたということに加えて、国際教室1名と、個別支援級に1名(合計で3名)の職員が配属されたという理由によるものです。

 なお、国際教室とは、外国につながる子どもたちをよりよく支援する、日本の学校にスムーズになじめるよう個別に教育するためのものです。A棟3階の視聴覚室隣の部屋を『国際教室』としていきます。

 

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3月号  です。 すみません。

 

2月号 活躍した子どもたち 〜六浦フェスティバルから〜

校長  慶徳 正好(2006. 2. 1)

 今年のフェスティバルのテーマは「心を一つに思いを伝え、一人一人が輝こう」というものでした。保護者・地域の皆様が多数お越しくださいましたが、どのように感じられたでしょうか。大人は○○年人生を歩んできていますが、子どもはたった6〜12年です。それを考慮すると、発表内容はそれぞれに感心しました。学年毎の簡単なコメントを下記に掲載しました。

 

○4組5組発表・・・栄光の架橋の曲に合わせての演技は、これまでの練習の成果が出ていました。

○1年生内容紹介・・一人ひとりがアサガオを大事に育てた様子が手に取るように分かりました。

○2年生・・・・3学級が協力して、楽しいおもちゃランドが出来上がっていました。牛乳パックの利用はいいですね。

○3年生・・・・ふしぎ調査隊では、石うす体験をさせてもらいました。国語や社会の勉強での様子も分かりました。

○4年生・・・・八景の昔と今の様子が大型絵本や映像で分かりました。アイマスクをしてみたら、段差が怖かったです。

○5年生・・・・何気なく見ている新聞やテレビの背景について、初めて分かることが沢山ありました。

○6年生発表・・戦いをテーマとした劇から、改めて戦争の悲惨さが伝わってきました。平和を守っていきたいと思いました。

 

 自分自身の小学生時代を振り返ってみると、今の子どもたちのようにここまで発表力や表現力があったのかなと思います。昔、学芸会はごく一部の子どもが主役でした。先生方が全部発表内容を決めていました。原稿を子どもたちは全部覚えることが前提でした。自分たちで「やった」という満足感はなかったように思います。

 さて、今回の一日は子どもたちにとってどう感じられたのでしょうか。子どもたちの生の声が楽しみです。今回実施してみてより良いものとするためには、ゆったりとした時間と場の提供が出来るようにしたいと私は思いました。そして、皆様からの声をたっぷりと聞かせていただけるよう工夫する必要があると思いました。保護者には「振り返りのお願い」が配布されますが、是非子どもたちへの温かいメッセージあるいは具体的な改善点などを記述くだされば幸いです。

 最後になりましたが、午後のふれあいタイムにご協力いただいた地域並びに保護者の皆様、バザーの面で尽力いただいた保護者の皆様、大変お世話になりました。ここに御礼申し上げます。ありがとうございました。

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1月号 新しい年のはじめに

校長  慶徳 正好(2006. 1.10)

 

 新年明けましておめでとうございます。各ご家庭や地域の皆さまには、よい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。今年は皆さまにとって、どのような年となるでしょうか。昨年も、保護者・地域の皆さまの温かいご支援により、子どもたちの教育活動が守られました。改めて、御礼申し上げると共に本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 さて、本校では次の二点を大切にして子どもたちを育んで参りたいと思います。

 第一に、子どもは、大人の励ましによって成長します。自信をもちます。ですから、様々な機会を生かして、ご来校いただきたいと思います。

 学校では、全校的な学習活動あるいは学年や学級での学習活動を、適宜、保護者や地域の皆さまにご案内いたします。そうした機会には可能な限り、子どもたちの活動をご覧いただき、是非子どもたちに励ましのお声かけを頂戴いたしたいと思います。子どもたちの学習活動について「どこが、どのように良かったのか。さらに、どこを改善していくと良いのか」などと、各学年に応じたお声かけによって、子どもたちは自信をもって次の学習活動に向かっていくことができます。昨年にも増して、来校されますようお願いいたします。

 第二に、顔の見える安全対策を皆さまとご一緒に進めたいと思います。

 昨年に引き続き、子どもの安全対策を最優先に取り組んで参りたいと思います。本校では、既に皆さまのご理解とご協力によって様々な対策を進めています。門での見守り、登校安全見守り、各種パトロール、下校の安全見守りなど多方面にわたっての安全対策を行っています。ただし、昨年末の凶悪事件発生を見ますと、学校・家庭・地域が組織的に継続して対策を講じる事や子ども自身にも防犯意識を育てる事の必要性を感じます。幸い、本校では普段から大勢の方々が教育支援のために来校されます。子どもたちにも顔の見えるような安全対策ができるよう願っています。

 PTAのご協力により既にご案内していますが、14日の土曜日 午後1時半より【子どもたちの安全についての 語ろう会】を実施します。ご一緒に考えできる事からやって参りたいと思います。 

 本年も、保護者の皆さま、地域の皆さまのご協力をいただきながら、職員一同頑張っていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

 

☆各ご家庭でも防犯意識の啓発を

  子どもたちの下校後の安全をより一層確かにするために、次の点について家庭で話し合ってください。

 ◎遊ぶ時、出かける時は家族に「どこに・だれと・何時頃まで行くか等」必ず連絡する。

 ◎遊ぶ時、出かける時はできるだけ一人で行動しないようにする。

 ◎近くの遊び場等でも、見知らぬ人には、むやみに近づかないようにする。

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12月号 きっかけは、読書週間。これから、読書習慣。

副校長  吉江 正一(2005.12. 5)

 

 「六浦小のみんなが、本が大好きになって、本をたくさん読むようになってほしい。」

という図書委員会の願いで、11月28日から12月2日までを読書週間としました。

 この間、図書委員が1、2年のクラスに行って読み聞かせをしたり、図書委員がおすすめの本を紹介したり、各クラスで読んだ本の冊数を調べ、賞状を渡したりするなどの取組が行われます。「一人ひとりの子どもが、何冊読むか楽しみだなあ。さらに、読書週間がきっかけとなり、読書の習慣が身につくといいなあ。」と心の中で願って。

 さて、全国の子どもの読書の状況はどうかというと、今年の5月に行われた全国学校図書館協議会の読書調査では、1ヶ月の平均読書冊数は、小学生で7.7冊、中学生で2.9冊、高校生で1.6冊だそうです。1ヶ月に1冊も本を読まなかった割合は、小学生で6%、中学生で25%、高校生で51%だったそうです。我が家の息子の姿が目に浮かびました。「最近、本を読んでいる姿を見かけないなあ。」と心の中で・・・。

 子どもたちの一日の生活の中で、テレビの視聴やテレビ・パソコン等でゲームに興じる時間が多くなっていることや、読書離れ・活字離れが心配される昨今ですが、みなさんのご家庭ではいかがでしょうか。学校での一こまですが、読書タイムのときに、静かに本を読んでいる子どもの姿や、休み時間に図書室や廊下で、楽しそうに本を読んでいる姿を見かけます。「本の世界に入り込んでいるのでしょう。」と心の中で・・・。

 「子ども自ら、本に興味・関心を抱くような場を、今回のような活動や、大人のはたらきかけなど、繰り返し計画・実践していくことで、子どもはそのきっかけを生かして、自ら本を手にとって読み始めるのではないでしょうか。そして、本を楽しみ、読むことで、言葉を学び、感性を磨き、表現力・想像力・判断力・創造力等を豊かなものとし、人生を豊かに、深く生きる力を身につけていくと思います。」と心の中で・・・。

一人ひとりの子どもが読書の楽しさを知り、進んで読書をする習慣を身につけていくことを願って、学校・家庭・地域という場で、読書に親しむ雰囲気づくりを進めましょう。私は忙しさを理由に、「読書する時間を作り出していなかったなあ、作り出す努力をしよう。」と、改めて思う読書週間でした。子どもに「本を読みなさい。」ではなく、大人が本を読んでいる姿を見せていきませんか。

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11月号 たくさんの新しいお友達を迎えて

校長  慶徳 正好(2005.11. 1)

 

☆後期の始業式の朝のこと・・・・こんな光景が繰り広げられました

 この朝、一度に32名の転入生が揃いました。これに先立つ4日には3名、そして、24日迄には5名、都合40名ほどのお友達が入ってきたことになります。体育館にせい揃いした転入生の胸には、それぞれに名札が着けられていました。そして、式の中で、司会の先生が32名の転入生を紹介し、全校の子ども達からは拍手がわき起こりました。私もお話の中で、「輪」という文字を提示して、新しいお友達を仲間に加えていろいろな輪を創り上げていって欲しいとお願いしました。式の終了後、転入生を迎えた担任が全員(11名)図書室に待機していた転入生を迎えて、クラスまで誘導しました。

 

☆始業式の間のこと・・・・・・・PTA役員さんから安全上の話がありました

 始業式と並行して、PTA役員さんのお骨折りで、本校のハンドブックを元に子ども達の安全上の説明やお願いをしました。早速に、校外の係りの保護者の皆さんが決定しました。子ども達の安全を保護者の皆さんで見守れるようにとのご配慮やご協力を感謝いたします。転入の保護者の一部からは「六浦小は何か温かい雰囲気のある学校ですね」と言葉をかけていただきました。

 

☆11月1日のこと・・・・・1年と2年は編制替えがあり、新たな出発をしました

 さて、子ども達が増え80人を超える学年が出てきた関係で、10月14日には1年・2年・5年の保護者の皆様に体育館にお集まりいただき、学級編制上の説明会を開かせていただきました。その後の、県及び市の教育委員会人事課との相談を受けて、職員と十分に確認をして、次の方向で編制替えを本日よりいたしました。

 

 ○ 1年生は、大黒教諭と木家教諭 新たに古澤教諭を迎えて  3組編制とします。

 ○ 2年生は、牧迫教諭と桝本教諭 校内より樋口教諭を迎えて 3組編制とします。

 ○ 5年生は、現担任がそれぞれの学級を担当して    2組編制のままとします。

    但し、非常勤講師として 新たに齋藤教諭を迎えて 少人数指導に当たります。

 

 編制替えのあるなしに関わらず、該当学年の子ども達や保護者の皆様には、何かとご心配の向きもあろうかと存じますが、学校全体や学年チームとして今後の指導に当たりますので、どうぞよろしくご協力願いたいと思います。

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10月号 この秋 どんな本と出会えるでしょうか

校長  慶徳 正好(2005.10. 3)

 

 ある日の朝会でのこと、副校長の吉江先生が一冊の本を紹介してくれました。『こいぬのうんち』という本でした。

子犬のシロが道ばたにうんちをした。通りがかりのみんなは、子犬のうんちのことを馬鹿にした。子犬のうんちは嘆いた。「ぼくは何の役にもたたない」。でも、たんぽぽが教えてくれた。「うんち君の助けがあると、きれいな花を咲かせることができる」。

 韓国でベストセラーになった絵本。  その本の紹介の帯にはこう書かれていました。

  「ちっぽけで、なきむし、だけど、いつか、きらきら かがやく」

 朝会の後、1階職員室前の【本のコーナー】は、この絵本を読むために、沢山の子ども達が集まってきました。

 

 本の紹介の帯といえば、3年生の教室には〈お手製の帯〉のついた本が置いてあります。この帯を見ていると、思わずペラペラとページをめくってしまいます。

●七千万年前にぜつめつしたはずのシーラカンス・・・・それが今いるのか!!!

  紹介した本  『シーラカンスをさがせ』           (T.M)

 

●この本は猫と赤い飛行機が出てきます。猫君と赤い飛行機はお仕事がいっぱいあります。その中の一つは、新婚さんを飛行機に乗せて、虹の国に行きます。それが私はおもしろかったです。

  紹介した本  『ねこくんとあかいひこうき』         (H.M)

 

 また、ある3年生は感想文として『ぼくの一輪車は雲の上』の本を紹介しています。

 ぼくはこの本がいっぺんに好きになりました。この本を読むと自分の「だれにも負けないこと」が見つかるような、そんな本です。ぼくはこの本を読んでぼくの「だれにも負けないこと」が見つかったような気がしました。物語は健太があるテレビを見ました。

 そして、「ぼくも一輪車で富士山のてっぺんを走りたい。」と言いました。〜中略〜 ぼくは「だれにもぜったいに良い所はあるんだなあ。」と思いました。  (T.Y)

 本校の毎週水曜日の朝のことです。全学級はしーんと静まり返っています。一人ひとりが静かに読書しています。どの子も真剣なまなざしです。

 いよいよ10月、読書に親しむには良い季節となりました。そういえば、二宮金次郎さん(銅像)も、背中に薪を背負ったままじっと本を読んでいます。どんな本だったのでしょうか。この秋、すてきな本、心に残る本と出会ってください。

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9月号 愛情豊かに育まれますように

校長  慶徳 正好(2005. 9. 1)

 

もし、だれかが100匹の羊を持っていてそのうちの1匹が迷い出たとしたら、その人は99匹を山に残して迷った1匹を捜しに出かけないでしょうか。そして、もし、いたとなれば、まことにあなたがたに告げます。その人は迷わなかった99匹の羊以上にこの1匹を喜ぶのです。

 

 これは世界のベストセラーである聖書の一節です。

 羊は、大変臆病で群をなして行動する習慣があります。1匹になってしまうと生命の危険にさらされます。ですから、賢い羊飼いはいつも群全体に気を配ります。そして、愛情豊かに羊を養い育てます。たった1匹の羊でも道に迷い出たらあらん限りの手をつくして捜し出そうとします。

 これは、私たち人間にも置き換えることが出来るのではないでしょうか。羊飼いと迷い出た1匹の羊の関係は、《保護者と子ども》あるいは《先生と子ども》の関係とも言えましょう。

 

 子どもを愛情持って育むとは、どうあったら良いのでしょうか。三つの点から考えてみました。

  ○食べる事を通して  

  ○寝る時間を確保する事を通して

  ○学ぶ(まねる)事を通して

 

 食べる事は、大切です。それは、栄養のバランスや栄養価をよく考えなければならない事、温かい内に手際よく料理を食べられる事、嫌いなものも上手に食べさせる料理の工夫が必要な事、等があります。学校でも、新鮮な野菜を取り入れたり、独自メニューの工夫をしたりして、限られた予算の中ですがおいしい給食となるよう気を配っています。保護者の方々もいろいろと工夫され、心を込めて日々の食卓の準備をされていることでしょう。

 次に、寝る時間は大切です。寝る時間が大変遅いために、朝の目覚めが悪い場合が多いようです。しっかりと寝る時間を確保できるようにしたいものです。朝の挨拶も爽やかにできる子は、十分に睡眠をとっているのだろうなと思います。極論かもしれませんが、十分な睡眠は学習理解を保障する第一歩と言えるのではないでしょうか。

 最後に、学ぶ事は大切です。学ぶとはまねる事から始まります。学校においては、先生や友達の勉強の仕方をまねる事があるでしょう。家にあっては、保護者始め家族の皆さんの言動からまねる事があるでしょう。この意味からすれば、大人は子どもの前で良い手本を示していく事が、子どもの成長を確実に助ける事となるのではないでしょうか。

 

 六浦の子ども達一人ひとりが、十分な愛情をいただきながら育まれ、成長できるようにと願うものです。

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7月号 一つの「学びの姿」を・・・

副校長  吉江 正一(2005. 7. 4)

 

 心待ちしていた休日、『僕はラジオ』という映画を観ました。映画評論家のおすぎさんだったら、「実際にあった話でね、人々の優しさ溢れる、感動作品よ。」と言ったかもしれません。わたくし的には、心が熱くなるようなA級作品でしたので、アウトラインを紹介します。

 『アメリカ南部、フットボール部のコーチ、ジョンズは、ある出来事をきっかけに、グランドの傍らでよく見かける障碍を抱える青年にチームの世話係を頼む。コーチは、音楽が好きで、片時もラジオを手放さない青年に、“ラジオ”というニックネームを付け、試合や授業にも参加するように勧めた。ラジオは、自身の明るさと純粋さで、たちまち人気者になったが、そんな彼の存在を快く思わない人たちが、ラジオにいじわるをする。そのいじわるをした生徒に、コーチが、「何も学んでいない。」と言う。その後、生徒は自分自身で考え、ラジオと心を通わせるようになっていき、試合でも活躍する。エンディングでは、ラジオがグランドで笑顔を見せながら応援する、実際の彼の姿が映し出された。』

 アウトラインだけでは、映画のよさが十分に伝わらないとは思いますが、この映画の中に、子どもたちに身につけていってほしい、「学びの姿」が描かれていました。その姿とは、「何も学んでいない。」とコーチに言われた後、その生徒は、自らを振り返り、ラジオの人柄にふれ、ラジオと心通わせていくシーンに描かれていました。ラジオと過ごす中で、「君は何を学びましたか。」と問われたのです。問われたことに気づき、自ら改善しいく生徒には、生い立ちの中で、「学ぶ姿勢」が培われてきていたからこそ、自分自身で改善できたのでしょう。

 さて、日頃の子どもたちの「学び」に対するイメージは、国語や算数などの教科の学びが強いのではないでしょうか。以前、新聞紙上で、総合的な学習の時間数のことが話題になりましたが、この時間の中には、人とのかかわりの中で学ぶという視点も含められていますので、学習の中に、「人から学ぶ」という視点がないわけではありません。この「人から学ぶ」という姿勢は、日常生活の中で、いつでも、どこでも、人とのかかわりがあれば、存在する「学びの姿」です。子どもが、ご家庭にいる時でも、地域で活動する時でも、様々な人と触れ合う中で、「人から学ぶという姿」が存在します。その時、この生徒のように、「人から学ぶ姿勢」が身に付いていれば、より豊かな生活や人間関係が生み出されると思います。

 わたくしも、3人の子をもつ親です。我が子は「人から学ぶ」心根が育っているのか、学期中よりも、触れ合う時間が取れる夏休みに、ゆったりとした気分で、少々のことで目くじらを立てずに、子どもの育ちを見てみようと思います。皆様も、日常生活でのお子さんの「人から学ぶ」心根の育ちを見つつ、「学ぶ姿勢」を熟成していってはどうですか。

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6月号 創立132周年を迎えて

校長  慶徳 正好(2005. 6. 3)

 

 5月23日(月)は、本校創立132周年の記念日でした。学校のホームページや130周年記念誌を参考にして、本校の歴史をこの機会に振り返ってみたいと思います。

 

@学校ができる前の六浦は、どんな所だったのでしょうか。

 「金沢八景」という駅名にもあるように、江戸時代この地は、金沢の八つのきれいな景色が見られる風光明媚な観光名所として、大勢の人たちが遊びにくるようになりました。明治時代になってから、ここ六浦は神奈川県久良岐郡三分村という300戸ほどの小さな村で、人々は農業や漁業に携わっていました。また、今も残る塩場という名の通り、人々は塩田で塩を作って生活していました。

 

A学校は、どこに、どのようにして建ったのでしょうか。

 今から132年前の1873年(明治6年)、本校は「三分学舎」として創立されました。当時は、まだ校舎はなく公伝寺の本殿の一棟をお借りして授業を始めました。1878年(明治11年)、学舎は侍従川のほとり高橋付近に移転し、校名も「久良岐郡公立三分学校」となりました。この時、木造2階建て校舎が新築され、当時の県令により書かれた木の看板が現在も職員玄関を入った正面に掲げられています。さらに、1893年(明治26年)、六浦荘村立尋常三分小学校となり、校舎も改修が行われました。この時に初代校長として、平田恒吉先生が着任され、明治26年から大正4年までの長期間にわたり勤められました。この後も、校名が何回か変わりました。明治33年には「六浦荘村立尋常高等三分小学校」大正12年「六浦荘村立三分尋常高等小学校」大正15年「六浦荘村立六浦尋常高等小学校」となり、現在の場所に移転しました。当時この場所は、田んぼだったので土を入れて高くし、固める必要から近くのお伊勢山から土を採ったということです。

 

B学校を襲った三つの災難とは、どんなことだったのでしょうか。

 1923年(大正12年)関東大震災によって、校舎が倒れたため、しばらくは近くのお寺などで分かれて勉強をしました。1959年(昭和34年)、近隣の東洋化学火薬庫が爆発して、学校の天井や廊下・窓ガラスなどが壊れ、窓をベニヤ等でふさいで勉強をしました。1965年(昭和40年)火災が発生し、木造2階建て校舎部分を全焼しました。講堂をいくつかに仕切って教室にしたり、プレハブ校舎を建てたりして、当時の子ども達は勉強を続けました。

 

 このように歴史を重ねてきた六浦小学校は、多くの人たちに愛されてきました。そして、今後も子ども達や地域・保護者の皆様に親しまれる学校として、この地に来られる新しい方々と共に発展して参りたいと思います。

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5月号 子どもの声に耳を傾けて

校長  慶徳 正好(2005. 5. 6)

 

  新緑の美しい季節になりました。4.5組の子どもたちが作ったこいのぼりが空を元気に舞っています。新学期が始まって、あっという間に1ケ月が過ぎました。子どもたちも新しい学年・学級、そして新しい友達にも慣れてきました。教職員の方は心に少し余裕を持って、子どもたちの指導に当たっています。

 さて、私自身は、子どもたちとの数々のふれあいを楽しみに、毎日を過ごしています。子どもたちは心にいろいろな想いを持って、何かを聞いて欲しい、受け止めて欲しいと思い、自分の気持ちを伝えてきます。例えば、

 

○3年生の音読発表会の時

招待状が8通届きました。

 「楽しいから見に来てください」

 「みんなで協力してやるので、ぜひ、来てください」

○お伊勢山に4年生と登った時

「知ってた、校歌にあるよ」「ヘビも出るんだよ」

「おれ、この崖登れるよ」「来て来て、こっち坂だよ」

○5年生のスポーツテストの日

一生懸命に走った後「えーっ、記録が伸びなかった、残念」

他の子は「足が思うようにあがらなかったよ」

○弥生時代の遺跡を見た6年生

高床式倉庫を見て「あれ、床が高くて登れないよ」

縦穴住居で「中は暗くてジメジメしているよ 平気かな」

 

 このように、子どもたちは身の回りのだれかに、自分の想いを伝えようとします。それは、どんな時でしようか。おそらく、自分たちの頑張りをだれかに伝えたいと思う時かもしれません。また、自分の喜びをだれかに分かって欲しいと思う時かもしれません。あるいは、自分の悔しさを吐き出したいと思う時かもしれません。

 それでは、私も含めて大人たちは、このような時にどう反応するでしょうか。子どもの顔を見て落ち着いて話を聞いているでしょうか。どんな想いを抱いて子どもが語っているのか考えているでしょうか。現代社会はどうも忙し過ぎるようで、ついつい子どもの話の腰を折ってしまう事はないでしょうか。私たちは少なくとも、子どもの話によく耳を傾けて、じっくりと聞いて、話の背後にある子どもの本心を読みとるよう努めたいと思います。 

 いよいよ体験学習の開始です。5年生は、5月20〜22日に伊豆・子浦へ、6年生は5月28〜30日に日光・足尾方面、そして、4年生は6月6・7日に大池公園に出かけます。子どもたちの計画について、耳を傾けてみてください。

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4月号 楽しく充実した学校とするために 〜楽校と合校〜

校長  慶徳 正好(2005. 4. 5)


 4月は人と人との出会いと別れの時です。六浦小学校も7名の先生方とのお別れ、そして、9名の先生方との出会いがありました。児童総数は430名・職員数は28名で、5日の始業式を迎えました。この一年間、子どもたちの安全が守られ楽しい学校生活ができますよう、よろしくお願いいたします。

 さて、私はこの4月より着任した新任校長の慶徳正好(けいとくまさよし)です。大事な子どもたちを預かるに際して、大きく2点考えることがあります。それは『子どもにとって楽しい学校づくり』と『多くの人の考えを合わせていく学校づくり』です。

@子どもにとって楽しい学校づくり・・・楽校(がっこう)
 子どもたちにとって楽しい六浦小学校でありたいと願います。楽しいにはいろいろあります。友達といっしょにいる時・先生の話・飼育動物の世話・校外学習や宿泊体験活動等の楽しみがあるでしょう。また、まちの方々とのふれあい・幼稚園等小さい子たちとのふれあい・学校の仲間とのふれあいから気付いた事も発見する楽しみとなるでしょう。子どもたちが自分の考えを出し合い苦労しながら、仲間と創りあげる学習も楽しく充実したものとなるでしょう。一人ひとりが六浦小学校での真の楽しみを見つけだして欲しいと思います。そのために職員一同、力を尽くします。

A多くの人の考えを合わせていく学校づくり・・・合校(がっこう)
 子どもたちにとって楽しく充実した学校とするために、保護者やまちの方々の力を重ね合わせていく事が出来ればと願います。学校の教育活動をより一層楽しく充実した内容とするために、まずは出来るだけ多くの機会に学校にお越しいただきたいと思います。そして、子どもたちの様子をご覧いただき、励ましや助言のお声かけをお待ちいたします。さらに、教育活動に対する皆様のご意見やお考えを伺い、より良い六浦小学校にして参りたいと思います。特に、この年、本校は「学校二学期制」実施の時です。一年間の学習や行事の組み方、夏休みなど長期休業中の子どもたちの様子をご覧いただきまして、本校教育の在り方について多くのお考えやご示唆をいただけたら幸いです。

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◇1〜3月号  です。 すみません。

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◇12月号 三つの声かけを

校長 野村作次郎(2004.12. 1)

 

 

 朝夕だいぶ寒くなりました。もう12月です。子ども達は、寒くても校庭で元気いっぱい縄跳びの練習をしています。

 11月の生活目標に「周りの人に感謝の気持ちを持とう」があります。19日には地域の方をお招きして、「感謝の集い」を行いました。子ども達が日頃皆様方には大変お世話になっておりますので、その感謝の気持ちをお伝えいたしました。この日に限らず、いつも感謝の気持ちを表すためには、「おはようございます。」「今日は」「さようなら」「ありがとうございます」などの挨拶をすることが大事だと思います。そして何よりも、子ども達が元気で楽しく生活を送ることが、お世話になっております皆様への恩返しだと思っております。

 最近、学校では挨拶が出きる子が増えてきましたが、ご家庭ではいかがでしょうか。家庭での挨拶は、子どもとの対話をスムーズにします。そこで、「三つの声かけ」を皆様にお願いしたいと思います。

 その一つは、朝の「おはよう」という挨拶です。当たり前だと思われるご家庭もあると思います。今までしていないから気まずいと思われる方もあるでしょう。でも、そんなことは一切気にしないで、明るく元気に「おはよう」と言ってみてください。笑顔があれば最高です。それも、一日だけではだめです。続けてみることが大事です。子どもが挨拶を返さなくても、大人から先に挨拶をすることです。一週間もすれば、必ず効果が現れてきます。「返事がないですよ」「声が小さいよ」「ダメねえ、私が挨拶しているのに」などと言ったら負けです。

 次の声かけは、学校から帰ったら「お帰りなさい」と言ってあげてください。子どもが帰ってきたときに、家にいない場合は、仕事や用事が終わって家に帰ってきてから「ただいま、○○ちゃんも、学校で頑張ったんだね。」と言葉をかけてください。こどもに、「うるさいな」とか「何か変だ」などと言われても決して怒ったりしないことです。

 三つ目の声かけは、寝る前に「おやすみなさい」という言葉をかけることです。これも毎日続けることです。子どもが返事しなくても続けていれば必ず返事が返ってきます。相手が返事するまで、根気強く続けてください。

 この三つの声かけを続ければ、親子関係や家族関係もうまくいくし、対話も増えてくると思います。大切なのは、大人がその気になって実行することです。人間がより人間らしく生きるためには、やはり挨拶が基本だと考えます。

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◇11月号 秋の夜長に、読書のおすすめ

副校長 吉江正一(2004. 11.  2)

 

 最近、私は、幼い我が子を膝の間に抱いて、絵本の読み聞かせをしていた頃をなつかしく思い出しました。我が子が絵本を一人で見ている、幼き頃の写真を見たからです。毎晩のように、布団の上で、本を読んだことが思い出されました。子どもは、お気に入りの本を自ら選んで、私のところに持ってきては、本を私に差し出すのでした。

 私は、国語科の時間に、同学年の人と協同で、「本とともだち」・「本となかよし」という学習作りをしました。そのときのキャッチフレーズは「本に親しむ子どもを。」でした。1年生や2年生に読み聞かせをしたり、好きな本を読む時間を十分に設定したり、好きな場面を絵に表したり、感想を書いたり、お気に入りの本をともだちに紹介したりする学習でした。その学習の中で、私は子どもたちに、お気に入りの本の読み聞かせをしました。子どもたちは、夢中になって耳を傾け、目を向けてくれました。私は、我が子に読みかせをしていた時と同じような心持ちになり、本の世界に入りつつ、読み聞かせをしました。私のつたない読み聞かせの後、子どもたちは、自分が読みたい本を、自ら選び、夢中で読みました。「子どもは、本がすきなんだなあ」と再度感じさせられました。

 大人が「読解力をつけるために、本を読みなさい」「たくさん字が書いてある本を読みなさい」などと何かの手段として、本を読ませようとすると、子どもは本から遠ざかると思います。子ども自ら、本に興味・関心を抱くような場を、大人サイドが幾度となく用意してあげれば、子どもは、そのきっかけを生かして、自ら本を手にとって読み始めるのではないでしょうか。そして、本を楽しみ、読むことで、将来本を読むために必要な力(目に見えないものを見る力=想像力)が身につくのではないでしょうか。

 六浦小学校の空間で、子どもが本に興味・関心を抱くような場を設けています。たとえば、毎学期ごとに、1・2年を対象に、学習協力者の氏家総子様による本の読み聞かせなどの時間があります。読み利かせのときの集中した姿は、その後の学年でも見られるようです。また、市民図書の方々の土曜日に行なわれる取り組みも、本に興味・関心を抱かせる場ではないでしょうか。各学級担任や保護者の方の読み聞かせをする場も、そのひとつではないでしょうか。

 秋の夜長に、ご家庭で、お子様を膝の間に抱いたり、子どもの傍らに座ったりして、本の読み聞かせをしたり、本を交互に読んだり、同じ本を共に読んだりしてはいかがでしょうか。子どもは、上手な朗読を望んでいるのではなく、自分に向けて読み、語りかけてくれることを望んでいると思います。また、大人が読もうとしている本の世界を、わがことわかちあいたいというおもいがあればよいのではないでしょうか。

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◇10月号 自己統制力

校長 野村作次郎(2004.10. 1)

 

 暑い中、連日練習してきた子ども達は、運動会当日、その力を十分発揮し、すばらしい演技や競技、応援合戦ができました。これも、保護者の皆様や地域の皆様の熱いご声援のお陰だと思っております。本当にありがとうございました。
 子ども達は、この運動会の練習で耐えることを学びました。一つの目標に向かって頑張り抜くことによって、多少辛いことでも我慢することが身に付きます。運動会の練習は、子どもの耐性を作り上げていく大切な学習活動です。繰り返し行われる学年演技の練習、応援の練習、リレーの練習等、忍耐力が必要です。運動会を成功させようとする意識がその辛さを支えています。
 最近の子ども達は耐える力がないといわれていますが、学校でも家庭でも考えていかなければならない大事な問題だと思います。
 日本教育会会長の辰野千壽先生は、「自己統制力を育てる教育」の必要性を説いておられます。
 「子どもの個性や欲求不満や自発性・自主性について教師や保護者が誤って理解しているために、子どもに耐える力を育てていない。」
 「個性も社会の中で形成されることを忘れ、子どもの個性をすべてよしとし、わがまま、個人主義や利己主義を認め、時には独善的・非社会的なことさえ、個性の現れとして容認する傾向が生じた。」
 「欲求の充足は善であり、欲求の阻止は悪であると考え、欲求不満耐性を育てるよりも、欲求不満を生じさせないための過保護なしつけや甘い教育となった。」等々。
 自己統制力とは、自分の感情・欲求・行動を自分で統制・制御し、自分の行動を正しい方向に向かわせ、目標実現を目指して努力する力のことです。その自己統制力を育成するためには、まず、規則正しい生活をさせることです。基本的生活習慣の確立や学校の規則や社会のルールを守ることは、その第一歩です。そして、困難へ挑戦させることです。易しいこと、好きなことばかりしていたのでは、忍耐力は付きません。苦しくても我慢して努力を続けることによって、成功間・成就感を味わうことができ、自分に自信を持つことができます。そして、次第に自己統制力が身についてくるのです。このとき大切なことは、ただ一方的にやらせるのではなく、誉めたり励ましたりして、子どもが認められているという安心感を持たせることや自分の努力によって成功できるんだという自覚を持たせることが大切だと思います。
 この辰野先生のお考えは、これから子どもを育てていくのに大事なことを教えてくれます。子どもの「生きる力」を育てる教育にとって、大切な教えだと思っております。ともに、我慢強い子どもを育てていきましょう。ょうか、どの子も一段とたくましくなった感じがします。この夏休み中に、蓄えた力を二学期に向けて発揮してほしいと願っております。

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◇9月号 あつかった夏

校長 野村作次郎(2004. 9.  2)

 

 始業式の日、子ども達の日焼けした元気な顔を見ることができて、大変嬉しく思います。休み前の計画がきちんと実行できたのでしょうか、どの子も一段とたくましくなった感じがします。この夏休み中に、蓄えた力を二学期に向けて発揮してほしいと願っております。

 今年の夏は、気温が高く大変「暑い日」が続きました。東京の連続真夏日の記録が過去最高になるなど、記録ずくめでした。猛暑で始まり台風で終わるという夏休みでしたが、台風によって被害を受けた方々には、心からお見舞いを申し上げたいと思います。

 猛暑に続き、アテネオリンピックの盛り上がりもすごいものでした。まさに「熱い夏」の続きでした。日本選手の大活躍で、メダル数も過去最高という成績を収めることができ、大変すばらしいことでした。子ども達の心にも強く印象付けられたのではないでしょうか。このすばらしい成績だけではなく、そこまでに至る激しい練習やたゆまぬ努力があったことにも、目を向けてほしいと思います。

 今年は三学期制最後の夏休みでした。試行として「チャレンジタイム」を設定しました。夏休みの前半、登校して先生の支援のもとに自分の課題に取り組みました。多くの子どもたちが参加し、暑い教室の中でもがんばって勉強していました。この試行により、二学期制になる来年度以降もこの「チャレンジタイム」を続けていく見通しがつきました。7月までの学習が夏休み中にとぎれることなく連続して9月につなげられるよう、考えていきたいと思います。

 この夏休みは、ご案内のように工事がありました。近隣の皆様には、大変ご迷惑をおかけしましたが、高架水槽、屋上防水、鉄部塗装、裏門扉・塀改修とそれぞれの工事もほぼ終了することができました。ご協力ありがとうございました。

 さあ、いよいよ二学期です。9月25日(土)には運動会が予定されております。子どもたちは、夏休み中に運動会のダンスの練習を始めています。また、すばらしい運動会ができますよう、保護者の皆様、地域の皆様のご支援をお願いしたいと思います。二学期もよろしくお願いいたします。

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◇7月号 「命の大切さ」を

校長 野村作次郎(2004. 7.  1)

 

 梅雨に入り、うっとうしい日々が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。子ども達も、教室の暑さと戦いながら頑張っております。

 6月11日に、六浦小学校懇話会が開かれました。その中で、今年度の学校の方針と課題をご説明しました。メンバーの皆様からは「学校二学期制にともなう学校行事等は、学校主体で決めてもらっていいが、前もって地域に知らせてほしい」というご要望がありました。検討した結果をできるだけ早くお知らせしていきたいと思います。

 6月のはじめ、佐世保の小学校で痛ましい事件がありました。とても想像できないことでしたが、現実として起きてしまった事件です。簡単に人の命を奪ってしまったわけですが、そこまでしなければならなかったトラブルであったのかと考えさせられます。他人事ではなく、身近でも起こりうる出来事ととらえて、対策を考えなくてはならないと思います。

 まず、学校としては、「命の大切さ」をさらに教えていくことだと思います。6月7日の朝会でも、「命あっての物種」ということわざの意味を「生きているものにとっては、命のできたときがすべての初めで、命がおわるときがすべての終わりだ。死んでしまったら、せっかくの美しい花を咲かせることも、実を実らせることもできない。かけがえのないものこそ命だ。何事も命あってのうえのこと、命がすべての元になる」と説明し、そこから今回の事件のことにふれました。

 「たとえ、どんな理由があっても、人の命を奪ってはいけない(自分の命も含めて)。人は簡単に死んでしまう。生きているということは、死と隣りあわせで、昨日まで生きていた人が事故や事件で命をなくすことはよくある。刃物で首を切れば血がたくさん出る。たくさん出てしまえば、人間は死ぬ。死んでしまえば、もう生き返ることはできない。そういうことを考えて、取り返しのつかないことは絶対にしてはいけない。」と話しました。また、インターネット等でやり取りする場合、面と向かって言えないことも気軽に書き込んでしまって、相手を傷つけることがあるので、人の悪口などを書かないように注意しました。

 学校でも、刃物を使う場合があります。図工や家庭科、生活科などで、カッターナイフやはさみ、包丁などを使います。刃物など危険なものは鍵のかかるところに保管して、しっかり管理します。また、カッターナイフなど家から持ってきて使うこともありましたが、今後は学校で用意し、使用する時だけ出して使うようにします。

 そして、道徳、保健体育、理科、学級指導、日常の生活指導の中で、「命の尊さ」をしっかり教えて、人の命を奪ったり、人を傷つけたりすることなく、お互いを尊重しあって「誰もが、安心して、豊かに」学校生活がおくれるよう努力していきたいと考えております。

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◇6月号 だれだって「オンリーワン」

副校長 吉江正一(2004. 6.  4)

 

 薫風さわやかな風が吹きぬける校庭。若葉マークの私も、朝会で話をする機会がありました。4、5月の朝会では「勇気」「2003年イラクぼくの見た戦争」という本を紹介しつつ、話をしました。1年生から6年生までが聞き手の朝会で、話す難しさを感じました。そこで、6月は、子どもたちがよく知っている「ウサギとカメ」を話題にしようと考えています。

 学校の学校を見学した日本の教師が、見学先で「子どもたちに何か話を聞かせてほしい」と頼まれ、その外国の子ども達に、イソップの「ウサギとカメ」の話をしたそうです。この話は、カメの努力をたたえ、ウサギの慢心な心をいさめる話として、またウサギの失敗は、課題に対して、してはならないことを破ったいましめとして、多くのご家庭でも、子どもに話をしたことがあると思います。

 この話を聞いた外国の小学生が「カメさんは、寝ているウサギさんの横を通った時、どうしてウサギさんを起こしてやらなかったのですか」と質問したそうです。その教師は、その質問に対して、どう答えたらよいか考えてしまったそうです。この外国の小学生は「ウサギ」と「カメ」が競争することをあまり意識していなかったと思います。「ウサギ」と「カメ」は到着する時間が違っても、両方がゴールに着くことが大切だと考えたのではないでしょうか。「ウサギ」の能力と「カメ」の能力の違いを最初から認め合い、ともに声を掛け合いながら、両方が努力してゴールに到着することを期待したのではないでしょうか。だから寝ているウサギを起こすことは、当然のことだと考えたのではないでしょうか。

 競争主義の中では、どうしても「自分さえよければいい」、「あの人がいると、班やチームが弱くなってしまう」、「人の足をひっぱってしまう」等の行為に陥りやすいものです。

 学校は、いろいろな子どもたちが集まる場所で、だれもが違う、オンリーワンです。教育は共に育つ(共育)とも書けます。違いがあっても、それを認め合い、励ましあいながら、お互いに努力、助け合って、ハードルを乗り越えていく過程で、豊かな心が育まれます。

 この外国の子どもと同じように、その子なりの思いや見方、考え方を大切にしたいと思っています。また、子ども達が、学年・学級、たてわり、クラブ・委員会等の活動を通して、互いに仲良く過ごしながら、豊かな心が育つ学校でありたいと思っています。

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◇5月号 平成17年度の修学旅行先「日光」に

校長 野村作次郎(2004. 5.  7)

 

 新緑の美しい季節になりました。新学期が始まって、はや1ヶ月が過ぎようとしています。子ども達も新しいクラス、新しい友だちにも慣れ、元気に学校生活をしています。5月の連休では、お家の方々と楽しい一時を過ごし、気分転換ができたことでしょう。

 

 児童の安全確保のために裏門を閉じて、アークビュー班の児童の皆さんには大変迷惑をかけております。この度、いろいろと検討した結果、学校のまわりの道を通学路とすることにしました。それにより、アークビュー班の児童の皆さんは、東門と正門のどちらからも登下校ができるようになりました。また、レィディアントシティの児童の皆さんの通学路も決めさせていただきました(白山道トンネルの、文庫方面に向かって右側の坂道)。さっそく、教育委員会に届けを出しました。後ほど、スクールゾーン対策委員会でご承認いただきます。また、関係機関に、スクールゾーンの表示もお願いしたいと考えております。

 

 4月号でもご紹介しましたが、今年度の課題として、17年度の修学旅行先の決める件があります。申込日が迫っておりますので、アンケートなどにより、全保護者の皆様のご意見を伺う時間的余裕がありません。4月27日に、現5年生の保護者の皆様にお集まりいただいて、17年度の修学旅行先の説明会を開きました。そして、二泊三日の日光修学旅行にすることをご説明しました。歴史的遺産と自然がすばらしい日光国立公園は、6年生の学習に合っていますし、二泊にすることによって、自然体験や日光周辺の見学もできます。4年生は市内の宿泊体験学習、5年生は県内の宿泊体験学習、6年生は県外の修学旅行と広がり、子ども達も楽しみにできると思います。

 なお、18年度以降の修学旅行につきましては、日光方面を含めまして、皆様方のご意見等をお聞きしながら検討し、決定していきたいと思っております。鎌倉修学旅行の宿泊場所であった「花月園ホテル」の閉鎖に伴いまして、このような急な決定をしなければならなかったことを申し訳ないと思っております。なにとぞ、ご理解いただきたいと思います。

 

 5月20日、21日は、4年生の大池宿泊体験学習があります。4年生は初めての宿泊体験学習ですが、楽しい、しかも豊かな体験をして、それを次の5年生、6年生へと積み重ねていってほしいと願っております。

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◇4月号 学校改革の年に

校長 野村作次郎(2004. 4. 5)

 

 今年は、桜の開花が早く、もう春本番を迎えました。本校では、校庭改修工事も完了し、5日から新学期がスタートしました。78名の新1年生を迎え、児童数398名で、各学年2学級の新たな出発です。また、教職員も5名の退職・異動があり、新たに6名の職員が着任しました。私たち教職員一同、気持ちを一つにして、子どもたちのために頑張っていきたいと思っております。今年度もどうぞよろしくお願いいたします。

 

 今年度は、学校改革の年と考えております。学校二学期制へ向けて万全の準備をするとともに、これを契機に、六浦小学校の特色を生かした学校二学期制を考えたいと思っております。以下、主な課題をあげてみます。

○子どもたちの楽しみな学校諸行事を年間の節目と考え、学校二学期制に合う年間計画を作っていくこと。

○修学旅行の目的地を決定すること。今まで宿泊していたホテル花月園が平成16年11月に営業をやめるため、鎌倉修学旅行ができなくなりました。そこで、保護者の皆様のご意見も伺いながら、新たな旅行先を決めたいと思います。

○「あゆみ」等の評価のあり方を、到達評価がより生かせるように、そして、子どもたちや保護者の皆様にも分かりやすいように工夫すること。

○長期休業中も含めて、学習が連続してできるような、教師の支援体制を作ること。

○子どもの様子を伝え合い、家庭と学校が協力し合ってよりよい支援ができるように、懇談・面談のあり方を考えること。

 これらの課題を検討しながら、保護者の皆様に納得していただける学校二学期制にしていきたいと思います。そのために、説明会や懇談会等で、皆様方のご意見やご希望をお聞きしたいと考えております。

 

 4月から、子どもたちの安全を守るために、登校時に、保護者の皆様方に、正門と東門に立っていただくことになりました。朝の忙しい時間帯に、誠に申し訳ありませんが、ご協力よろしくお願いいたします。本校も「だれもが・安心して・豊かに」学校生活が送れるようにをモットーに、頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

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◇1〜3月号  です。 重ね重ね、すみません。申し訳ありません。

 

 

◇12月号 学校防犯について

校長 野村作次郎(2003.12. 1)

 

 12月に入り、朝夕が大分冷えるようになりました。早いもので、2学期も後一月を残すだけとなり、今、子どもたちは学習のまとめに励んでいるところです。

 2学期は、周年行事として、運動会、フェスティバル、式典・祝賀会と保護者の皆様、地域の皆様には、大変お世話になりました。ここに改めて御礼申し上げます。子どもたちにも、思い出に残る行事ができたことを大変うれしく思っております。

 さて、平成13年6月、大阪池田小学校事件発生後、学校安全がクローズアップされ、不審者を校内に入れない対策をいろいろ考えて実施してきました。目の届かない門の施錠、職員のアラーム携帯、来校者に名札をつけてもらうこと、来校者への声かけ、職員の校内巡視等々です。幸いにも、本校では特に問題は起きていませんが、学校はどこからでも侵入可能なので、不安はいつもあります。

 10月21日に、栄区の桜井小学校において、刃物を持った男が校内に侵入するという事件が発生しました。幸い職員の冷静な対応によって、子どもたちの安全は確保されましたが、今回の事件は、六浦小学校でも起こりうる事態です。本校でも、さらに防犯体制を整えなければならないと思っております。11月26日には、金沢警察にお願いして、不審者が侵入したことを想定した教職員の訓練を行いました。3学期には、この訓練の結果を生かして、子どもたちも含めた不審者対応訓練も予定しております。

 設備の面で改善しなければならないこともあります。職員室から目の届かない裏門、裏の塀に、防犯カメラを設置すること、各教室と職員室の連絡方法(校内電話)を設置すること等、委員会に要望を出しているところです。一日も早く、このような事件がなくなることを祈りながら、学校として、できるだけのことをしていこうと思っております。

 最近は、登下校中に子どもが襲われる事件も起きております。学校でもそのような事件に遭わないように、何人かで一緒に下校すること、下校途中寄り道をしないこと、危ない目に遭いそうになったら、大声を出して助けを求めること、地域の110番の家に駆け込むことなどを指導しております。各ご家庭でも、さらにご注意していただくとともに、お子さんとよく話し合っていただきたいと思います。今の季節、日が暮れるのがとても早いです。学校から帰った後の子どもさんの外出には、特にご注意下さい。

 現在、学校二学期制など、教育課題がたくさん出ております。六浦小学校としても、どう対応するのが子どもたちにとって最良なのかを検討し、皆様方にお伝えするとともに、皆様のご意見も伺いたいと思っております。

 

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◇11月号 井戸を掘った先達

副校長  篠原 佐久夫(2003.10.31)

 

 日中友好条約記念行事で来日した中国の高官が次のような発言をするのが聞いたことがあります。「中国では井戸の水を飲む時、その井戸を掘った人のことを思う。」

 水は、動物にとってはなくてはならないものです。その大事な水をいつでも提供してくれる井戸。これを掘るのは、容易ではありません。どこでも掘れば飲める水が湧くわけではありません。場所によっては、運良く水が出ても、飲めない水が出ることもあります。地下の水脈が深いところほど、深く掘らなければなりません。また、深く掘ったからといって、必ずしも水脈にあたるとは限りません。器械を使わず、人力だけで一つの井戸を掘るためには、どれほどの苦労と苦心を必要としたことでしょう。

 わたしは、この井戸の話から、六浦小学校の二人の先達を思い出します。一人は、佐藤忠蔵先生。一人は、平田恒吉先生です。お二人は、六浦小学校という井戸を掘り、いつまでも長くその清冽な水が飲めるような堅固な井戸にしてくれました。130年を経ても涸れない井戸です。

 佐藤忠蔵先生は、金沢六浦藩の藩校「明允館(めいいんかん)」の教授で、武士の子弟を教えていました。明治6年の小学校発足に伴い、初代主席(当時は校長ではなく主席といった)となり、明治14年9月に退くまで勤めました。明治6年5月23日、光伝寺内に159名の子どもたち(男95名、女64名)を迎え、開校式を行う。机は着座用一人机。学科目は、習字を主とし、これに四則珠算および読物を交える。場所も狭く、教材教具のない中で苦闘する佐藤先生を始めとする6人の教師たち。

 平田恒吉先生は、明治33年の夏休み、7月より9月にかけて、六浦荘立三分小学校沿革誌を編成しました。このとき、初期の学校の様子については「創業当時ノ時暦ヲ明カナラシメタル如キハ 訓導佐藤忠蔵君日誌ヲ遺サレタル賜ト言ワザルヲ得ズ ココニ同君ノ功ヲ感謝スル所以ナリ」と、平田先生は沿革誌の緒言にしるしています。その後、この記録は引き継がれ書き足されていきました。

 昭和47年に、この記録の教育史的資料としての価値を認めた横浜市教育委員会は、明治6年から大正15年にいたる約60年間の記録を刊行し、市内の全校に配布しました。

 

 今年の5月23日の創立記念日。二人の先達の遺徳を忍び、かつお礼を申し上げるべく墓参をいたしました。PTAの役員さん4人とそのお子さんたち4人、総勢9人です。

 佐藤忠蔵先生は、金竜禅院に眠っておられます。墓碑銘に「柳邊佐藤先生の墓」とあります。また、平田先生は、洲崎の龍華寺にお墓があります。墓所の二基の石塔の左側とお寺の方が教えてくれました。2月に睦町内会館で、六浦小の130年をお話したときに、ありがたくも地域の方がお二人のお墓のあるところを教えてくれましたので、実現したのです。

 

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◇10月号 みんなでがんばった運動会 

校長 野村作次郎(2003.10. 1)

 

 20日の運動会では、雨の中、最後までご声援ありがとうございました。途中で終わってしまいましたが、お陰様で、それなりに盛り上がった運動会ができたのではないかと思っております。雨が降ってきたときに、一番心配だったのが子ども達の健康でした。風邪を引いたら大変だし、かといって騎馬戦、紅白リレーと盛り上がっているのを途中でやめてしまうのも残念だし、どこでやめるか迷うところでした。でも、どの子もよく頑張ってくれたし、よく盛り上げてくれたと感謝しております。

 今回の運動会では、雨が降ることを想定して、急きょ、プログラムを変更しました。各学年の団体演技を最初にし、団体競技、個人競技と並べ替えました。プログラムは簡単に変更できますが、進行や放送、用具、ラインの係りが大変です。でも、5・6年の係りの児童は、よく仕事をしてくれました。ほとんど滞ることなくスムーズに進行できたことはとてもすばらしかったと思っております。

 午前中の各学年の演技も、それぞれの学年に応じた内容で、楽しんでいただけたのではないでしょうか。1年生は、お尻の振り具合などとてもかわいらしくできました。2年生は、自分の誕生月を祝うとともに、130周年の誕生をケーキで祝うことができました。3・4年生は、バージョンアップしたエイサーで、3色のバンダナとそろって打てた太鼓、しっかりした踊りが良かったです。5年生は、難しい組体操でしたが、きびきびした動作で、よく形を決めていました。6年生は、「いきまっしょい」という演技で、あの国際競技場で多くの市内の6年生と一緒に踊ったものです。しっかり踊ることができて、大勢で踊る美しさを感じました。そして、特別演技「はなでかざろう 130!」では、来賓の皆様にも参加していいただき、全校児童で、きれいな花文字をつくりました。雨が降り出しても、子どもたちの熱気はすごいものでした。

 そして、26日に、残りの徒競走をしました。一週間近く間があいてしまいましたが、子どもたちのやる気は続いていました。足場の良くないトラックをどの子どもも精一杯走り抜けました。最後に、PTA、職員と全校児童によるジェンカで楽しい運動会を終えました。130周年記念として、2回も運動会ができたことは、いつまでも子どもたちの記憶に残ることでしょう。

 運動会をやるかやらないかの判断は大変難しいと今回も感じました。予報通り、翌日は激しい雨になり、次の日も雨と大風で大変な天気でした。子どもたちや保護者の皆様・地域の皆様には、大変ご迷惑をかけましたが、結果的には実施してよかったかなと思っております。

 今回の運動会でも、保護者の皆様のボランティアや睦町内会の成年部の皆様には大変お世話になりました。肯定の見回り、自転車の整理、朝のテント張り、運動会終了後、雨の中でのテントや万国旗の後片づけ、雨に濡れているテントや万国旗を体育館に干してくださったこと、そして、次の日曜日にも、学校に来て、そのテントと万国旗をたたんでくださったこと等、いろいろな大変な仕事をしていただきました。本当にありがとうございました。このように、皆様にお世話になっていることを子どもたちにもしっかりと伝えたいと思っております。

 

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◇9月号 東北四大祭りを見て

校長 野村作次郎(2003. 9. 1)

 

 この夏休みは、いかがでしたでしょうか。44日間にわたる夏休みも終わり、また元気な子どもたちに会えて、大変うれしく思いました。この夏は、異常気象で、天気の悪い日が多く、いつもの年のように海や山に行けなくて、がっかりしていたみなさんも多かったことでしょう。休み中の水泳教室もほとんどできなくて、残念でした。それでも、この長い夏休みに、子どもたちは、いろいろな体験をし、ひと回りもふた回りも大きく成長したことでしょう。その体験で得た「生きる力」を、この2学期からの学習や生活に生かしてほしいと思います。

 私は、この夏休みを使用して、東北四大祭り見物に出かけました。青森の「ねぶた祭り」、秋田の「竿燈祭り」、山形の「花笠踊り」、仙台の「七夕祭り」の四つのお祭りです。雨の中でも勇壮に練り歩いた「ねぶた祭り」の大きな面、跳人(はねと)の乱舞、囃子の太鼓や笛、手振り鉦(かね)、そのボリュームやエネルギーに圧倒されました。秋田の「竿燈」も直前まで雨が降り、実施が心配されましたが、やがて雨もやみ、いっせいに黄金色の提灯が夜空に立ち上がりました。うねる竹竿を額に、肩に、腰に乗せて操る差し手と言われる人々、その技はすごいものでした。どれもがすばらしい祭りで、見る価値があり、行ってよかったと思いました。

 特に、それぞれの祭りに、子どもたちも参加し、それなりにしっかりと役割を果たし、お祭りを楽しんでいる様子が見られたことは、とてもよかったです。青森では、太鼓をたたく小さな子どもがたくさん見られました。横笛を吹く小・中学生もたくさんいました。降る雨にも負けず、がんばっていました。秋田でも 、小さな竿燈を大人の助けを借りて、あげていました。小さい時から、バランスを取ることを体で学んでいました。山形でも、小さな子どもも花笠踊りの列に加わって一緒に踊っていました。小学生や中学生そして高校生や大学生も花笠踊りを工夫してアレンジし、若者らしい動きで踊っていました。伝統的な踊りの中で、新鮮な感じを与えてくれました。仙台でも、大きな飾りの両側に、小学生や幼稚園児の作った七夕飾りがきれいに並んでいました。長く垂らした紙に、折り紙で作ったものが貼り付けてあって、子どもらしくていいものでした。このように、地域の伝統的文化が、大人から子どもへしっかり伝えられている様子を見て、大変感動しました。

 ところで、本校も創立130周年です。六浦の歴史と伝統を今の子どもたちに少しでも伝えていきたいと思っております。9月には「記念運動会」、10月には「記念フェスティバル」が予定されています。楽しみにしていて下さい。2学期もよろしくお願いいたします。

 

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◇7月号 人は人の中で人になる

校長 野村作次郎(2003. 6.30)

 

 先日、横浜市教育委員・社会福祉法人訪問の家理事長の日浦美智江氏の講演を聞く機会がありました。先生は、全国に先駆け、今から31年前に、ソーシャルワーカーとして、中村小学校の訪問学級に携わってから、重度の重複障害を持った子どもたちの卒業後の居場所作りを求めて、障害者地域作業所「朋」を作った方です。先生のお話は、とてもすばらしく、その中に「人は人の中で人になる」という言葉がありました。先生の著書の中の一部を引用します。

 『「こんなに重い障害の人たちにとって、そのこと(可能な限りの出会いと体験を増やすこと)に、どんな意味があるのですか。無駄ではないですか。」と問われることがあります。どんなに障害が重くても、外からの刺激は、その人の中に入っていきます。反応がないということは、ただそのことに対する、その人のリアクションが私たちの目に見えにくいということだけなのです。人とは、それぞれその人の表現の器を持っていて、その器がいっぱいになった時、器から溢れるようにして、他人にわかる表現がなされると思うのです。・・・表現がないから無駄だと、その人への関わりをやめてしまったら、表現の器はいつまでたってもいっぱいになりません。器がいっぱいになって、その人の思いが私たちの目に見える形で溢れ出したときの感動と感激を「朋」の中で何度味わったことでしょう。・・・思いをわかってもらった喜びは、今度はもっと伝えようという思いにつながっていきます。お互いの思いを何らかの形で伝えあうことができた時、人は人の中に生きる喜びを得ることができるのだと思います。』

 なんとすばらしい人間観でしょう。私自身を振り返ったとき、これだけ深い人間観を持っていたか、考えさせられました。少しの努力だけで、もうだめだと諦めてはいけないことを教えられました。子どもたちの可能性を信じ、必ずできるようになるという信念のもとに、根気よく指導していくことの大切さを教えられました。重度重複障害者の方に対する先生の考えは、人間教育の根幹であると感じました。

 

 さて、この地域では、7月6日(月)から13日(日)まで瀬戸神社の天王祭が行われます。神社を出発した御輿が氏子町内を巡幸し、それにあわせて、氏子町内の山車や屋台・大人や子どもの御輿が繰り出されます。山車や屋台では、各町内会で伝わるお囃子が演奏され、木遣りに先導されて、子どもたちが曳き綱を引いて町内を廻ります。200年以上前から伝わる伝統あるお祭りだそうです。六浦小の児童のみなさんも、ぜひ参加して欲しいです。地域の一員として自覚できれば素晴らしいと思います。

 

  社会福祉法人「訪問の家」HP http://www4.big.or.jp/~houmon/

  瀬戸神社HP  http://www1.seaple.icc.ne.jp/setojinja/index.html

 

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6月号 豪雨のバザーと母校を思う心

 

副校長  篠原 佐久夫(2003. 6. 3)

 

 地域の皆様、記念事業実行委員の皆様、ボランティアでお手伝いくださった皆様、このたびのバザーでは、本当にお世話になりました。皆様一人ひとりのお陰で、子ども達にとっても思い出多い楽しいバザーとすることができました。深く感謝申し上げます。また、快くバザーへの品物を提供してくださった皆様にも心よりお礼申し上げます。

 台風4号から変わった温帯低気圧の影響で、バザー当日の31日は、横浜地方気象台によると、横浜では101ミリの降雨を記録したそうです。そのためJR横須賀線が一時運休したり、横浜開港祭りのイベントが軒並み中止となったりしたことが報道されていました。こんな悪天候の中でしたが、計画通りバザーを実施いたしました。前日昼の天気予報により決定することを予め実行委員会にて確認しておりましたので、委員長および校長の判断により実施することにしました。決定については、風がどの程度吹くかがポイントでしたが、予報では、午前中は比較的少なく、午後になって10メートルを越す風が吹くことを伝えていましたので、できるだけ早め早めに進めていくことにしました。

 悪天候の中、地域や保護者の方々は、予定通り8時ごろより準備を始め、9時50分にはバザーが始められる体制になりました。激しく降りかかる雨を避けるための工夫を整えて、体育館脇の通路に3店(焼きそば、ちぢみ、フランク)を設置しました。そして、南昇降口に花類、わたあめ、ヨーヨーの店、職員玄関にはカレーの店、図書室には喫茶室をそれぞれオープンにしました。

 雨天にもかかわらず参加者は予想より多く、早めにヨーヨーやわたあめは完売。食べ物店の食数もほぼ完売という状況で盛況でした。

 

 バザーでにぎわっている中、珍客の来訪がありました。本校を昭和29年3月に卒業された卒業生6名です。偶然ですがたまたまこの日の午後、旧6年1組のクラス会を金沢八景駅前の店で行う予定の皆さんでした。六浦小130周年記念バザーと聞いて、母校に馳せ参じたのでした。お聞きしたところによると、当時のクラスの人数は59名。担任は今井孝治先生、校長は杉山高蔵先生。昭和23年4月入学、29年3月卒業。6年生のときに創立80周年の記念行事に参加されたそうですから、いまからちょうど50年前のことです。

 本日は16名の方がクラス会に出席されるとのことでした。この日のクラス会のために「50年前のあなたからあなたへ」と題する14枚の集合写真の小冊子を一人一人に手渡せるように作成してあり、その最後に59名の名簿がつけられておりました。50年前の卒業生の皆さんから、絶えることのない川の流れのような「母校を思う心」の深さを教えられました。

 

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◇5月号 創立記念日 5月23日

校長 野村作次郎(2003. 5. 1)

 

 お伊勢の山も新緑に囲まれて、はや爽やかな5月です。新学期がスタートして、1ヶ月経とうとしています。1年生もだいぶ学校になれ、全員元気に毎日登校しております。そろそろ疲れも出てくることだろうと思いますので、健康管理にはご注意ください。

 

 さて、今月23日は、本校創立130周年の開校記念日です。4月28日の朝会でも、プロジェクターで絵や写真を見せながら、学校ができたころの世の中の様子や六浦小学校誕生当時の三分学舎(さんぶがくしゃ)が光伝寺本堂を借りて誕生したこと、学校はどんなねらいでできたのか、どんな勉強をしたのかなど、話をしました。今年度は、朝会でもシリーズで六浦小学校の歴史を話していきたいと考えております。

 本校の職員玄関を入ると正面に「三分学校」という木の看板が掲げられています。明治11年に「三分学舎」から久良岐郡「三分学校」になり、その開校式に臨席された、当時の県令・野村靖氏によるものだそうです。また、明治22年からの六浦荘村立小学校時代に寄贈された「大きな柱時計」もかけられており、まだ正確に時を刻んでおります。

 「三分学舎」の三分というのは、この土地が明治以前には、社家分(しゃけぶん=瀬戸神社領)、寺分(てらぶん=大道・常福寺領)、平分(ひらぶん=一般農民の土地)の三村に分けられていたのをあわせた村名だそうです。社家分は瀬戸、瀬が崎地域、寺分は大道、峠(朝比奈)地域、平分は六浦、川、三艘、室の木地域だったそうです。たいへん歴史を感じさせる名前です。

 2階の郷土資料室には、六浦地区の昔の絵や写真、本校の各時代の写真などが展示されております。本校においでの折には、ぜひごらんいただきたいと思います。

 

 5月31日(土)には、130周年記念バザーが予定されており、実行委員の皆さんが最終準備に入っております。皆さまからお寄せいただいた、たくさんの品物が体育館で販売されます。安くていい物が揃っておりますので、お買い求め下さい。当日には、模擬店もあります。六浦小の子ども達には、無料の食事券と飲み物券が配られます。 ご家族おそろいで、お出かけくださいますようご案内いたします。

 

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◇4月号  130周年の記念すべき年を迎えて

校長 野村作次郎(2003. 4. 8)

 

 桜の花も咲き誇り、木々の新芽もふくらみ始め、いよいよ春本番です。7日から、新学期がスタートしました。42名の新1年生を迎え、児童数370名での新たな出発です。児童は昨年より50名少なくなり、各学年2学級になりました。また、教職員も8名の退職・異動があり、新たに4名の職員が着任しました。私たち教職員一同、気持ちを一つにして子ども達のために頑張っていきたいと思っております。今年度も、どうぞよろしくお願いいたします。

 今年度は、創立130周年という節目の年です。今年度の目標は「創立130周年の記念行事を地域・保護者の皆様のご協力を得て成功させること」にしたいと思っております。

 130周年記念行事として、5月31日(土)に記念バザー、9月20日(土)には記念運動会、10月18日(土)には記念フェスティバル、11月1日(土)には記念式典・祝賀会等を予定しております。

 「子ども達とお世話になった地域の方々を中心とした記念行事にする」という方針の下、実行委員会の皆さまを中心に着々と準備を進めているところでございます。皆さま、どうぞ130周年の記念行事にご参加ください。皆さまのお力で思い出に残るすばらしい記念行事になりますよう、ご協力をお願いいたします。六浦小学校の歴史と伝統を伝えていける思いのこもった記念行事を通して、それらを子どもたちに引きづき、子ども達の心にさらにいい学校を目指していこうとする気持ちを持たせることができたらと考えております。

 始業式に子ども達には「一人ひとりが自分の目標を持ち、その目標実現のために地道な努力をしていくことが大切だ」と話をしました。新しい学年になり、新しい友達や先生と仲良く協力して楽しい充実した学校生活をおくってほしいと願っております。私たち教職員は、全力で子ども達を支援していきたいと考えております。

 

 話は変わりますが、今年度もいくつかの学校改修工事が予定されております。給食室の改修工事と校庭整地工事です。給食室は夏休み中にできると思いますが、校庭整地工事は130周年記念行事がありますので、式典終了後11月からにお願いしました。子どもたちや地域の皆さまの念願だった校庭の整地工事です。3ヶ月ほどご不便をおかけしますが、ご協力くださいますよう、お願いいたします。

 

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◇3月号 今年度を振り返って

校長 野村作次郎(2003. 2.28)

 

 もう3月です。岩石園の梅の花もきれいに咲いております。この冬は、かぜやインフルエンザの流行で、本校も学年・学級閉鎖を行いました。措置が早かったために、比較的回復が早かったように思います。いろいろとご心配をおかけいたしました。
 2月18日には、5年生が各町内会館におじゃまして、地域の方とのふれあいのひと時を持たせていただきました。一緒に遊んでいただいたり、おしるこをご馳走になったり、大変お世話になりました。ありがとうございました。
 その夜、7時から「まちとともに歩む六浦小学校懇話会」を開催しました。この会は、新しい教育課程や完全学校五日制などによりよく対応できるように、地域のみな様のご意見やご要望をお聞きしたり、意見交換をしたりするものです。六浦小学校では、今までも地域に開かれた学校として、皆様方にはお世話になっているところですが、それをさらに発展させ、直接お話し合いをする場を作りました。各町内会長・自治会長様を始め、民生委員粂川和江様、主任児童委員渡邊泰子様、青少年指導員福島盛治様、体育指導委員小林貞光様、睦子供会長井上昇様、PTA会長神永妙子様にメンバーをお願いしました。今回は第1回目ということで、今年度の学校運営に関することの説明だけになってしまいましたが、来年度からは、皆さまの忌憚のないご意見をお聞きしたいと思っております。それぞれの団体等の会合などで、学校に対するご意見やご要望がありましたら、メンバーの皆さまにお伝えいただけましたらありがたいです。
 今年度は、新しい教育課程のもとで学校運営をしてきましたが、皆様のご理解とご協力のおかげで、いろいろと成果があがってきました。
 そのひとつが、毎週3回、朝の15分を利用して行ってきた「読書タイム」です。継続したことによって、大変効果がありました。読書が好きになった、今までよりいっぱい本を読むようになった、という子が増えてきました。
 「六浦っ子」の時間が充実してきたのも成果でした。1・2年生は生活科の時間を、3年生以上は「総合的な学習の時間」を「六浦っ子」の時間として設定して学習してきました。この時間は、子どもの体験的・問題解決的な学習をする時間です。特に、校外学習、遠足、宿泊体験学習や「ふれあい給食会」「ふれあいタイム」「昔遊び」などの地域のみなさんとのふれあい、運動会、六浦フェスティバルなどの学習の発表がとてもよかったです。子どもたちは、何かに取り組むことによって、大きく成長します。
 課題もいくつか見られました。表現力など「伝え合う力」をもっと伸ばすことです。誰に何を伝えるかという意識を持ち、効果的に伝えることができたら、学習ももっと深まると思います。それに、基礎的・基本的学力をしっかり定着させることです。一つの学習の中での指導の工夫、習熟度別の学習、特設の学習時間の設定、家庭学習の習慣化などで、そのねらいを達成できたらと思っております。
 今年度も、保護者の皆さまや地域の皆さまに大変お世話になりました。本当にありがとうございました。15年度もよろしくお願いいたします。

 

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◇2月号 母校を思う心

副校長 篠原佐久夫(2003. 1.31)

 

 昨年11月始めに、次のような文面のはがきが学校に届きました。差出人は、広島市在住の方で、終戦間近に六浦から広島へ縁故疎開された方です。

 

 前略 

 六浦国民学校5年生の時(昭和19年5月中旬頃)、私は、縁故疎開で広島に来て以来、今日に至っております。

 この度、上京する機会あって、子どもの頃の思い出の地金沢八景居住地付近を散策することを計画しております。 60年近く前のことで、現在とは全く変わっていることと思いますが、なつかしい六浦小学校の校庭にも入ってみたいと思っております。

 11月24日の日曜日のことですが、何とか便宜を図っていただきますよう、よろしくお願いします。いろよい返事をお待ちしています。

旧姓 奥村 裕子

 

 「来浜の折りに旧学舎やその周辺をこの目で見てみたいというお気持ちは良く理解できます。どうぞおいで下さい」という旨のお返事を差し上げました。

 六浦小の子どもたちの祖父母の中に、奥村さんのことを存じている方もあろうかと思いましたので、朝会で子どもたちに縁故疎開された方が、58年ぶりに来校されることを伝えました。24日当日は、学校でお待ちしていましたが、お会いできませんでした。予定が変わり、前日に来校されたということでした。そこで、用意していた120周年記念誌と昭和19年当時の小泉金助校長先生の写真のコピーをお送りしました。

 奥村さんは、六浦小学校時代が懐かしく、その記念誌を枕元まで持ち込んで読んでいますと電話でおっしゃっていました。上行寺に日曜学校があったこと、ホーソン人形を見た記憶、自宅はライオンズマンションと木原整形外科のあいだあたり、山の中腹にドイツ人の平屋建ての住まい、図工作品の県の審査会で二位(堀つとむさん)、三位(自分)となったとき小泉校長が涙を流して喜んでくれたこと、2年生の時結核で長期欠席して初めて登校した時、朝礼の折りに、だっこして紹介してくれたこと等の思い出を話してくれました。昭和19年当時歌っていた校歌を今でも時々口ずさむこともあるそうです。

 学校で学んだことのある者には、必ず母校があります。母校で共に学んだ旧友のこと、担任の先生のこと、校舎のこと、その当時の自分や暮らしのことを同時に思い出します。人は、そこに自分の成長の跡を確認し、心を励まされたり、癒されたりして、新たな生きる力をもらうのでしょうか。

 

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◇1月号 新年にあたって

校長 野村作次郎(2003. 1. 8)

 

 新年あけましておめでとうございます。各ご家庭や地域の皆様には、よい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。平成15年、また新たな出発です。特に今年は、六浦小学校創立130周年にあたります。その節目の年として、職員一同、PTA、地域の皆様と共に頑張っていきたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。

 本校は、数年前から「地域と共に歩む学校」を特色の一つに掲げてまいりました。また、教育委員会からの指示もあり、14年度中に「地域と共に歩む懇話会」を立ち上げることになりました。名称を「六浦小懇話会」として、学区内の町内会・自治会代表、青少年指導委員代表、体育指導委員代表、民生委員代表、主任児童委員代表、PTA代表、子供会代表、地域各団体の代表の皆様を構成メンバーに、年2回ほどの話し合いを持ちたいと思っております。具体的な要綱が決まりましたらお知らせしたいと思いますが、六浦小学校の学校行事や指導のあり方や子どもの育成、地域行事への参加のあり方等々、ご意見やご要望がありましたら、各代表の方にお伝えいただければありがたいと思います。

 さて、昨年は、新しい教育課程実施という年でした。週2日の休みにより、学校の行事等いろいろな面で工夫をして、子どもの学習時間の確保や読書タイムの設定、基礎基本がしっかり身につくようにと学習指導の工夫をするなど、本校でも実施してきました。その結果、子どもたちの学習に対する姿勢に変化が現れてきました。学校が楽しいと思う子や自ら読書を楽しむ子が増えてきております。

 しかし、まだまだ課題はたくさんあります。学習の目標に到達できていない子をどう指導していくか、その子はどこでつまずいているのかをとらえ、その子にあった指導をどこでどうするか、子どもたちが意欲的に学習に参加できるように学びの刺激をどう与えるか、指示待ちではなく自ら判断し行動できる子をどう育てていくか、子ども時代の体験が非常に少ない中いかに体験を増やすか、子どもの縦のつながりをどう密にしていくか、数えればきりがありません。

 今年度は、それらの課題をどうするかに考え、さらに努力していきたいと思っております。また、学校二学期制も日程に上ってきております。学校行事等々どうするか、16年度に向けて、検討していかなければなりません。これからも、保護者の皆様、地域の皆様のご協力をいただきながら頑張っていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

 

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◇12月号 人権週間によせて

校長 野村作次郎(2002.11.29)

 

 寒くなりました。月日の経つのも速いもので、あと一月で今年も終わりです。子ども達も2学期のまとめに入ります。

 さて、本校では、12月2日から10日までを「人権週間」とし、各学年に応じた人権教育をする予定です。3日の学級懇談会でも、人権について話題にしていただだいぶければと思っています。人権教育は学校教育の根底にあるもので、人権を尊重し、差別をしない、させない、許さない児童を育成することは、本校でも重要な課題だと考えております。

 私たち教師も「差別をする子がいるから、そういう子に注意していく問題だ」と第三者的に考えてはならないと戒めています。まずは、自分の問題として「自らの内に、いつ人を傷つけてもおかしくない差別的な素地があるのではないか」と見つめ直し、そうした「自らを変えていく問題である」と押さえております。

 昨年度は「いのち、たべる、しごと 〜肉とわたしたち〜」という冊子で人権の勉強をしました。その中で、差別意識を無意識のうちに身につけてしまっていることに気づかされました。親や学校、地域社会から「生き物を殺すことを忌み嫌う意識」「血や死にふれることを嫌がる意識」を植え付けられ、身につけてしまっている人も多いと思います。その意識が「と畜場」で働く人々への差別になっていることに気づきました。犬や猫をペットとして飼うことも、危害を及ぼす犬などを処分することも、さまざまな動物を殺して食べることも、人間が生きていくための行為です。「動物を殺すことはひどいこと」という価値観が「と畜場」は残酷で凄惨なところだというイメージを作り出しています。動物を殺して食べることは自然な営みにもかかわらず、どこかで自ら手をかけることにこだわっている自分を発見します。動物を可愛がることはよいことで、殺すことはひどいことという価値観で物を見ている自分を発見します。こうした価値観を拭い去らない限り、「と畜場」で働く人たちに対する差別意識をなくすことはできないと反省しました。

 現実にはいろいろな差別が起きています。外国人に対する差別、在日韓国人・朝鮮人に対する差別、部落差別、障害者に対する差別、女性に対する差別、高齢者に対する差別、子どもに対する差別、職業に対する差別などです。

 このような差別をなくすために、学校で指導しなければならないこと、家庭で、地域で教えなければならないことがあると思います。この人権

週間にあたり、それぞれの立場から「差別しない、させない、許さない子」を育てていくために、ご協力いただければありがたいと思います。

 

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◇11月号 お手伝いのすすめ 

副校長 篠原佐久夫(2002.11.5)

 

 「ただいま!」 戸を開けても母はいません。代わりに板の間に置いてある小黒板の文字が目に入りました。「〇〇の畑に行っています。おやつを食べたら一輪車に肥料と鍬を乗せて畑に来なさい。  母」とあります。シーンとした午後の家の中。奥から猫のトラがのそのと出てきました。トラを相手におやつの握り飯を食べます。すきっ腹には何でもおいしく感じます。元気になったところで畑に出掛けました。
 母は,大根の種まきをしていました。畑の畝に堆肥と金肥(化学肥料)を入れ,鍬で少し土をかけます。その上に種を均一に散らすように落とし,再び鍬で軽くまぶすよう土をかけます。少しでも厚く土をかけると発芽に時間がかかるので,注意を要します。母から鍬をうまく使う方法を教えてもらいやってみますがなかなかうまくいきません。そこで両手で土をすくい土をもむようにして,種の上に薄くまくようにしてみました。すると均一にうまく土をかけることができました。母が「上手にできたね。」と誉めてくれたので,嬉しくて夕方まで手を泥だらけにして,大根の種まきを手伝いました。
 畑から帰るとき,母が「お前が手伝ってくれたから,あの畑の種まきが済んだよ。おかげで明日,別の畑の仕事ができるねえ。ありがとう。」と嬉しそうに話してくれました。
 私の小学生時代は,学校から帰宅するとお手伝いがあるというのが当たり前で,遊ぶのはそれが済んでからでした。手伝いは,様々ありました。飼っている動物(ウサギ,ニワトリ,ヤギ,メンヨウ,ネコ)の世話だけでも大変で,夕方までに終わるように兄と仕事を分担してやりました。手伝うということは,ちょっとした手助けではなく,それなりに責任が伴いましたから,親から言われたことは最後まで仕上げないと叱られました。
 父が勤めから帰宅したとき,ヤギやメンヨウが鳴くと必ず尋ねられ事は,「餌をやったか。少し,足りないようだぞ。」ということです。そう言われないようにたくさん草を与えるのですが,あまり一度にやりすぎると,今度は明日の分の草が足りなくなるので,困ることになります。もし,明日が雨だったら草を刈ることができないからです。
 家の手伝いを通して私は,知らず知らずのうちに物を見る目を養い,生活上の基礎的な技術を身につけてきたように思います。また,何かを作ったり,作業をしたりするときに工夫することの面白さ,楽しさも分かるようになったと思います。現在の子どもを取り巻く環境では,昔の子ども達のような手伝いはほとんど見当たりませんが,見直してみると子どもができる手伝いは必ずあると思います。以前3年生に聞いてみましたら次のような手伝いをしていることを教えてくれました。 新聞取り,靴そろえ,食器ならべ,食事の片付け,掃除,洗濯物取り入れ,お米とぎ,風呂そうじ,風呂わかし,布団しきと布団の片付け,お使い,犬の散歩等です。是非,家庭においてお子さんに,継続して手伝いをさせてください。自分の働きが家族の役に立っていることに喜びを感じられる子どもは,その属している社会をより良くしていく力となることを確信しています。

 

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◇10月号 脳を鍛える 

校長 野村作次郎(2002.10.1)


 何をするにしても,爽やかでとてもいい季節になりました。スポーツの秋,読書の秋,食欲の秋とこの季節を存分に味わってほしいと思っています。
 残念ながら,28日の運動会は延期になりました。子ども達は,運動会を目指してそれぞれの学年の演技など一生懸命練習してきました。大変見ごたえのあるものですから,ご期待ください。
 さて,勉強の秋です。運動会が終ったら,運動会のために頑張ってきたパワーを勉強のほうに移し更に充実した学校生活を送ってほしいと思います。
 夏休みに「自分の脳を自分で育てる」(川島隆太著)という本を読みました。以下,その本の内容を織り込みながら,子供達の脳を鍛えるために,学校や家庭でやらなければならないことを述べてみたいと思います。
 子ども達の走力や筋力は,鍛えることによってその力を伸ばすことができます。同じように脳も鍛えることによってたくましくすることができます。脳を鍛える最良の方法は,毎日繰り返し学習して脳細胞の伝達回路を太くしっかりしたものにしていくことです。一度理解したら,それで終わりではなく,学習したことが定着するように,何度も繰り返し学習することが大事です。ですから,学校では理解したことを度々復習する学習が必要になります。また,家庭でも学習時間を確保して,復習することが大事になります。是非,家庭学習を習慣付けてほしいと思います。
 更に,「よい脳を作る」ために大事なこととして,ご協力をお願いしたいことがあります。
 その一つは,朝食をきちんと食べさせてください,ということです。脳の細胞は,ブドウ糖と酸素とをエネルギーとして使います。ですから,朝食抜きですと,脳が働きません。少し早く起こして,必ず食事させてから,登校させてください。
 二つ目は,勉強に集中できる環境を作ることです。テレビをつけっ放しで勉強するとか,〜しながら勉強すると言うのは,脳の多くの場所が反応してしまい,効果的ではありません。「勉強するのだ」という本人が積極的な気持ちになることが一番ですが,集中できる環境を作ってあげることによって,脳は活発に活動し効果的に学習することができます。
 三つ目に,毎日よく眠って脳をしっかり休ませることです。テレビを見たり,ゲームをしたりして夜更かししているとは、よくありません。早寝早起きをさせ,すっきりした顔で登校させてください。
 以上あたりまえなことですが,勉強を始める前に大事なことです。子ども達が学校で大いに勉強できるよう,ご協力をお願いいたします。勉強するに大変いい季節ですので,学校でしっかり勉強させ,心も体も脳も鍛えていきたいと思います。

 

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◇9月号 夏休みを終えて  

 

校長 野村作次郎(2002.9.2)
 

 この夏休みは,天候に恵まれ,猛暑が続きました。皆さまにおかれましても,この暑い夏を体調を崩さず乗り切るには,大変だったと推察いたします。
 43日間に渡る長い夏休みも終わり,また子ども達の元気な姿に会えたことは,とても嬉しいことでした。真っ黒に日焼けした,ひと回り大きくなった子ども達は,さぞいろいろな経験をしたことでしょう。
 この夏休みは,家族や地域とのいいふれあいの機会でした。皆さんは,お子さんとのふれあいやいろいろな体験を通して,一段と成長した我が子を改めて見直されたのではないでしょうか。子どもの健全なる成長には,何といっても家庭が第一です。特に,普段接する機会の少ないお父さんの役割は大事だと言われております。これからも,お子さんとのふれあう機会をたくさん作り,親子の絆をより深めるとともに,基本的な生活習慣や社会性をしっかりと身につけさせてほしいと思います。
 さて,この夏,私も貴重な経験をしました。痔の手術をしたのです。入院せず,自宅での療養でした。手術前は,すぐ治るだろうと簡単に考えていましたが,どっこいそうではなかったのです。脈を打つたびに傷は痛み,じっとしていられない状態が一週間続きました。痛み止めの薬を飲みながら耐えました。特に辛いのが用をたすときでした。痛みとの戦いで,少しは我慢強くなったのかなと思いましたが,もうこりごりです。怪我や手術をして,もっともっと苦しんでいる方が大勢いらしゃることを思えば,痔の手術ぐらいはたいしたことではないでしょう。でも,人に分けることのできない痛さや辛さは,自分自身で乗り切るしかありません。自分が辛い経験をして,健康のありがたさ普通の生活ができることのありがたさを本当に実感しました。この経験は,苦しんでいる子ども達や辛い立場にいる子ども達の気持ちを理解するときに役立つと思います。傷が治っても忘れないようにしたいと思います。
 話は変わりますが,平成15年度は,本校創立130周年に当たります。今年度の5月に実行委員会を組織して,記念行事・式典・祝賀会等の準備を始めております。特に,平成15年 5月31日 (土)には,130周年を盛り上げるためにバザーを予定しております。この9月には,実行委員会から「バザー提供のお願い」があると思いますので,ご協力の程をよろしくお願いいたします。
 この二学期もいろいろな行事等予定されておりますが,さしあたり9月28日(土)の運動会に向けて,子ども達とともにがんばっていきたいと思います。今学期もよろしくお願いいたします。

 

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◇7月号 学校での評価

校長 野村作次郎(2002.6.28)

 

 修学旅行も無事に終わり、いよいよ7月です。梅雨でうっとうしい日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。22日の家族参観には、大勢の皆様にご参観いただきまして、ありがとうございました。子どもたちもはりきって学習できたと思います。

 学校に送られてくるある広報誌に、プロゴルファーの坂田信弘さんの話が載っていました。坂田さんは、坂田塾というゴルファーの塾を開設しています。

 「塾では子どもたちに、箸の持ち方から教えます。箸がきちんと持てない子は、他の子とうまくやっていけないものです。箸の持ち方は、教育の原点だと思っています。できるまで、同じことを繰り返す。一つ一つの積み重ねでひとつのものができる。やりとげた安堵感が自信につながります。生きることは、自身の積み重ねです。基本をきちんと覚えることが大変大事です。プレッシャーの中で力を発揮するには、無意識でもできるように、体、技、心のそれぞれを鍛えていく。子どもをほめるときも基本ができてからにしています。基本ができていないとうぬぼれてしまいます。」そして「教えて教えられて、教えられて教える、教育は輪廻のようなもの」と書かれていました。教育の原点を教えられたような気がします。人間が生きていく上で、しなくてはならないことをしっかり教え、できるまで繰り返し指導していくことは、とても大事なことです。

 さて、1学期の終わりには「あゆみ」をお渡ししますが、昨年度とあゆみの形式や書き方が変わっていますので、その見方については、担任が学級懇談会でご説明いたします。

 現在、学校で行っている評価は、目標に準拠した評価(いわゆる絶対評価)です。以前は相対評価でした。これは、学級集団の中でどのくらいの位置にいるかということを示したものでした。この相対評価では、たとえ本人ががんばって目標により近づいたとしても、他の子が同じようにできたなら、相対的に位置が変わりません。そのため、子ども一人ひとりの成果を認め励まし、より伸ばしていくには問題がありました。

 一方、目標に準拠した評価は、どの子も目標を達成すれば、いい評価をもらうことができます。学級全員が「十分満足できる」という評定をもらうことができますし、それを目指して担任は指導するわけです。このように、目標に準拠した評価は、子ども個々の努力と成果をそのまま反映できる評価方法で、大変いいものです。

 しかし、どのくらいの達成度で「おおむね満足できる」とするのか、その上の「十分満足できる」との境目はどこなのか、という「ものさし」を定めることの難しさのある評価方法でもあります。客観的に評価できる学習内容(たとえば知識・理解面、技能面)であれば、比較的評価しやすいものですが、思考面や関心・意欲・態度面になるとかなり評価が難しくなります。本校では、その評価方法として、学習の様子をチェックする、発表内容や態度を記録する、ノートやプリント類を見る、子どもの自己評価、相互評価を参考にする等々、評価の方法を工夫して、より客観性の高い評価をしていく努力をしています。また、子ども一人ひとりのよい点や可能性、進歩の状況などをよく見て評価しています。さらに、自ら学び、自ら考える力をつける指導に力点を置くとともに、その「生きてはたらく力」が育まれているかという面の評価もしっかり行いたいと考えております。

 

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◇6月号 スズメによせて

副校長 篠原佐久夫(2002.5.31)

 

 スズメは、人間と一緒に住むことはありませんが、人間の住んでいない場所ではスズメも住まないそうです。ある集落では、過疎のため次第に住人が減っていき、ついに最後の一族も移住してしまいました。そうしたら、それまで朝、日の出とともにチュンチュン鳴いて餌取り、子育てと活動していたスズメの姿も見えなくなってしまったということです。インコのように人の手に止まることはありませんが、人からまったく離れて暮らすこともできない、というのがスズメのようです。

 六浦小学校でも、ハト、カラス、セキレイなどとともにスズメもよく見かけます。雨が降りかからないちょっとした空間をうまく利用してスズメが巣を作っており、巣立ち間近のヒナの大きな声がよく聞こえます。いつ巣立つのか、毎日楽しみにしています。

 巣立ったばかりのスズメはすぐわかります。体が少し小ぶりで、飛ぶときは羽をバタバタさせながら、ゆっくりと低空飛行するが小スズメです。

 この間、こんなことがありました。親スズメが子スズメに飛び方を教えているか、2羽で追いかけっこをするようにさかんにブロック塀や木々の枝、アスファルトの上と飛び回っています。親スズメが体育館の屋根のほうに飛んでいったので、子スズメがどうするかなと見ていますと、子スズメは親にはついていかないで、アスファルトの上で体を横にしてこするような動作をしました。起き上がると何回もチュンチュン鳴き、また横になって体をこするようなことを繰り返しました。

 すると、親スズメがどこからともなく飛んで来て、子スズメの前に立ちました。親スズメを見ると、子スズメはさっと起き上がり、親のそばに行って親の口からくわえていた白いものをもらいました。

 子スズメがそれを飲み終わると親スズメは、ケヤキの伸びた枝の方にさっと飛んでいきました。今度は、子スズメも相変わらず羽をバタバタさせながら親についていき、親スズメの動きに合わせるように不器用ながらあっちこっちと飛び回っていました。

 スズメは人間と違いますから、子スズメのしぐさを餌をねだって横になったのだろうと解釈するのは誤りかもしれません。確かなことは、空を飛んで暮らす鳥として、飛翔の術をマスターすることは必須の事柄であり、そのために親スズメが場所を移動しながら、子スズメに飛翔の術を何回も何回も教えている、ということです。スズメはスズメなりに(DNAにインプットされているとはいえ)、子スズメに生き抜く力を授けようとしているのだと思います。

 同じ生命の星に生きるものとして、また命を育む者の一人として、親スズメの姿に深い共感を覚えました。

 

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◇5月号 読書タイム

校長 野村作次郎(2002.5.1)

 

 新緑の季節となりました。1年生もだいぶ学校の生活に慣れ、毎日元気に登校しております。編成替えのあった学年も、新しい先生と新しいお友達と仲のよい学級作りをしています。

 本校では、今年度から、火曜・水曜・木曜の8時30分から45分までの15分間を「読書の時間」として設定しました。

 これは、学習時間の弾力化ということで、横浜市の教育課程の指針にも「子どもの興味・関心などに応じた言語活動を展開するために学習時間を弾力的に運用する。1単位時間ではなく、3分の1または3分の2単位時間などを学期や年間の帯単元として展開し、子どもの興味・関心を持続させ言語能力を高める。具体的には、継続的な読書の時間やスピーチの時間などがあげられる」と明記されています。さらに「読書的な読み」の目標には、

 1・2年生・・・やさしい読み物に興味をもち、読むこと

 3・4年生・・・いろいろな読み物に興味をもち、読むこと

 5・6年生・・・自分の考えを広げたり、深めたりするために、必要な図書資料を選んで読むこと

と掲げられています。

 この市の指針の元に、本校教育の特色のひとつとして、この時間を設定しました。最近読書離れということが言われています。本を読まない子が増えているようです。そこで、何とか読書習慣をつけていかなければならないと考えました。読書することは、人間としてとても大事なことです。読書は種を蒔くようなもので、心に蒔かれた読書の種がいつか大きく育って、一人ひとりの人となりを作り出していくものだ、とも言われています。読書の時間を設定して、継続的に読書することによって、読書の習慣が身につくことを願っております。

 目に見えた効果は、わかりにくいと思いますが、必ずや子ども達の「生きる力」の一つになっていくと確信しております。できれば、ご家庭でも「読書の時間」が作れたらすばらしいと思います。ご協力をお願いします。

 

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◇4月号 415名の新たなスタート

校長 野村作次郎(2002.4.10)

 

 今年の春は、早かったです。葉桜の下での入学式になりました。5日に56名の新1年生を迎え、児童数415名の新たなスタートになりました。今年度もよろしくお願いいたします。

 今年度から、土・日休みの完全学校5日制になりました。新学習指導要領(教科等の目標、内容の基準になっているもの)も完全実施されます。

 今回の学習指導要領の改訂は、各学校が「ゆとり」の中で「特色ある教育」を展開し、児童に豊かな人間性や自ら学び、自ら考えるなどの「生きる力」の育成を図ることを基本的なねらいとして、行ったものです。

 本校でも、保護者・地域・学校の願いの下に作成した新しい学校教育目標を実現するために、今回の改訂に添って、いろいろと変えました。そのひとつは、日課表の変更です。今までの生活リズムをなるべく壊さないように、6校時を1回に抑えました。登校時間を8時10分から20分の間とし、火・水・木曜日は、8時30分から授業を開始します。朝の15分間を有効に活用し、基礎・基本をしっかり学習していきます。さらに、3年生以上の学年は、月・水・木曜の5校時のあとに15分の時間をとり、指導の充実を図ります。

 今年度も、子ども達が学校生活を「楽しい」と思える学校作りをしていきます。わかる授業や自ら学ぶ学習をする中で「勉強が楽しい」と思えるように、仲間作りや自分を出せる学級作りをすることによって「友だちと会えるのが楽しい」と思えるように、先生が子供と触れ合う時間を作り、個に応じた指導をすることによって「先生と会うのが楽しい」と思えるように、努力していきたいと考えています。

 また今まで、六浦小は「地域に開かれた学校」を経営に中核にすえてきました。今年度も、地域の皆様のご協力をお願いして、それを継続発展させ「生きる力」を育むとともに、今回の改訂で精選された学習内容をしっかりと指導していきたいと考えております。

 さて、本校では、今年度5名の職員が離任し、7名の職員が着任しました。新採用の先生も2名おります。若い力を生かしながら、職員の輪を持って六浦小の子ども達のために全力を尽くしていきたいと思っております。今年度も、皆様方のご支援とご協力をよろしくお願い申し上げます。

 

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