スポーツフェスタ「ふれあい」に思う

 

                         副校長 庄子 甲子

 前日の夜中まで雨が降り続いて、明け方は晴れ上がりどきどきさせられました。天気の演出効果も今年
はなかなかでした。

朝、軽やかな足取りで足早に学校に向かっていた子どもたちの登校風景は、いつもとちがっていました。
練習した演技、競技、応援、チア・バトン、スポーツフェスタを支える係の仕事等を親や家族に見せること
への喜びや自信が伝わってきました。そのとおり、どの学年もすばらしいものでした。

特に、閉会式ではあの暑さと長時間の運動会で、1年生はぐたっとなるのが普通ですが、しっかり立って
閉会式に臨んでいました。感激しました。なぜでしょうか・・・。

 それは、6年生が1年生のそばにいて何かと気を配っていたからだと思います。これは、閉会式だけでなく、
日常の生活でもいっしょに遊んだり、助けたり、面倒をみたりいろいろやっていました。

1年生にとっては、頼もしいお兄さんお姉さんであり、甘えながらも自分も6年生であるお兄さんお姉
さんのようになりたいと思っているからでしょう。

6年生は、面倒なことも素直な1年生に頼まれるとがまんして「うん、いいよ。」とやってしまうので
しょう。この面倒が面倒でなくなるのは、1年生の存在であり「最上級生」という自覚からだと思います。

   

 本校のめざす「ふれあい」はまさにこれです。単に触れ合うのではなく、ふれあう中で自分を抑えたり、
他人のことを思いやったり、他人のために行動したりしながら、そんなすてきな自分を自覚して、成長する
姿です。

 スポーツフェスタでは、このようなすてきな「ふれあい」がいっぱいあったと思います。そのような子ど
もの姿を私たちが見逃さずに認めることが、子ども自身がすてきな自分を自覚して、自分を大切にするよう
になるのではないでしょうか。

 勝ち負けや演技のできだけでなく、私たちがこのような子どものがんばりを見つける目をもち、たくさん
認めていきたいと思います。

 

 来賓に初代の黒瀬校長先生がいらして、最初から最後までご覧になりました。1年と6年、2年と4年、3
年と5年
の「ふれあい」競技や演技が大変すばらしいという言葉をいただきました。

 創立30年を目前に、さらに発展しようとする中尾小学校を見てくださったと確信しました。