平成19年12月20日

保護者様

                            横浜市立中和田南小学校

                            校 長  池 野  功

全国学力・学習状況調査結果についてのお知らせ
 

 

 

 


平成19年4月に小学校6年生、中学校3年生を対象に実施した全国学力・学習状況調査の調査結果がまとまりました。この調査結果を踏まえ、今後の本校としての取組についてご説明します。

なお、今回の調査は全国規模で行われ、一定の学力の状況を測るのに有効でした。また、測定できるのは学力の特定の一部分であり、学校における教育活動の一側面にすぎないという面ももっています。この調査結果に対して、良好と判断されたことはこの状況を維持できるように続けて学習に取り組んでまいります。また、課題が残る部分については、指導方法の改善を図り、よりよい学びが実現できるようにしていきたいと思います。

また、学習意欲、学習方法、学習環境、生活の諸側面に関する「質問紙調査」の結果については、本校の子どもたちの日常生活の特徴が浮き彫りにされていますので、特色ある教育活動の推進に役立てていき、ご家庭でも子どもたちの支援にご活用していただければと思っています。

以下に、調査実施の概要、本校の子どもたちの国語・算数における顕著な傾向、日常生活の中の様子および今後の取り組みについて述べていきます。地域・保護者のみなさまには、本調査の趣旨を十分に理解した受け止め方をしていただけるようお願いいたします。

 

 

■ 全国学力・学習状況調査実施の概要 ■

1 調査の目的

    全国的な義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から、各地域における児童生徒の学力・学習状況を把握・分析することにより、教育及び教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図ること。 

    各教育委員会、学校等が全国的な状況との関係において自らの教育及び教育施策の成果と課題を把握し、その改善を図ること。

2 調査日時

      平成19年4月24日(火)

3 調査内容

  (1) 児童に対する調査

ア 教科に関する調査 

      国語A、算数(数学)A 主として「知識」に関する問題

国語B、算数(数学)B 主として「活用」に関する問題

        イ 質問紙調査

      学習意欲、学習方法、学習環境、生活の諸側面に関する調査

調査結果の概要

1 教科学習状況調査結果 

<国語・算数結果> 共通の傾向(全国平均正答率とほぼ同じでした)

A問題:「主として知識」はおおむね理解しています

B問題:「主として活用」も平均レベルにあります

ともに、わずかですが全国平均を上回っています。

「○よい状況と考えられる内容」と「●指導・改善が必要と考えられる内容」について

<国語>

話す・聞く

○発言者の提案を聞き、内容を整理する。

●スピーチで聞き手にわかりやすい話し方を選択する。

書くこと

    目的に応じて必要な事柄を選んで、文章を書き換える。

●書かれたことを的確に読み、理由を要約する。

●考えを決められた字数で書く。

読むこと

○情報を読み取って、正しい内容を選択する。

○文章とグラフを関連付けて読む。

●二つの文章を比べて読み、共通点を書く。

言語事項

○漢字を正しく読む・書く。 

○接続語を正しく使う。

○辞書を効率よく利用する。

 

<算数>

数と計算

○分数の意味について理解している。

量と測定

    L字型の図形の面積を求める式を読み取る。

●地図から複数の図形を見出し、必要な情報を取り出して面積を比較し説明する。

図   形

○三角形の三つの角の大きさの和が180°であることを理解している。

数量関係

    帯グラフから割合の変化の様子を読み取る。

●伴って変わる二つの数量について、関係を表にまとめ変化の規則性を読みとる。

●式の形に着目して計算結果の大小を判断し根拠を明確にして説明する

 

2 今後の取組

 

国語 

『具体的な言語活動を通した知識・技能の定着』

『自ら観点を設定して文章を読む活動の設定』

 

聞き手の反応を確かめながら話し方を調整するなどの具体的な言語活動を通して、話すこと(スピーチの仕方など)についての知識・技能の定着を図るようにする。

話の要点を箇条書きにするなどの具体的な言語活動を通して、聞くこと(メモの取り方など)についての知識・技能の定着を図る。

○複数の文章や資料を取り上げ、観点を設定して比べて読む言語活動を充実させる。

観点に沿って大事なことを取り出し、気付いた事や考えたことを簡潔にまとめる言語活動を充実する。

 

算数

『多面的な図形の見方の育成』

『情報を選択して活用する力の定着』

『伴って変わる数量の変化の様子や規則性をとらえたり、根拠をもって説明したりする態度と意欲の伸張』

 

○図形を分割したり補ったりして、学習した図形に帰着して考えられるようにする。

○地図などからさまざまな見方を試み、いろいろな図形を見出すような多面的な見方がもてるようにする。

○面積を求めるなど量を求めるために必要な条件・情報を選択して活用することができるようにする。

○数量の変化をグラフなどを活用して、変化の様子や規則性を求めようとする態度と意欲がもてるようにする。

○計算しなくても式の形からさまざまな情報を読み取れるようにする。

○計算や方法に対して、根拠をもって考えを説明できるような態度を育成する。  

 

3 質問紙調査結果  

  「質問紙調査」というのは、<学習に対する関心・意欲・態度><学習時間等><学習塾><基本的生活習慣><家庭でのコミュニケーション><自尊意識・規範意識等>について、約100問の質問が出され、子どもたちが選択肢を選ぶという方法で、その子どもたち・地域・学校の特徴を探ろうというものでした。子どもたちの思いや考えを集計するので、実際の様子とは異なることがありますが、「多くの子どもたちはこのように考えている」という傾向はつかめると思います。

 

  特徴的だったものについて、お示しいたします。

 

  @日常的にあまり読書に親しんでいない。

  A家の人や学校の先生以外の大人の人から注意されたことがある。

  B学校で友達と会うのが楽しい子が多い。

  C今住んでいる地域が好きで、その歴史や自然について関心が高い。行事にもよ

く参加している。

  D海、山、湖、川、虫、魚など自然によく触れている。

  E地域の清掃活動などにはよく参加している。

 


<解説>

  @本年度、朝の読書活動(読書タイム)を週2回実施しています。これは子ども

たちの自主的な読書を期待しての活動です。今後もこの活動を続けていきます。

  A地域の方々によく声をかけてもらっているということでしょう。多少やんちゃ

な面をたしなめられることもあるということでしょうか。

CD豊かな自然環境の中、地元を愛し楽しんでいることが伺えます。

CE地域の行事などにも積極的に参加しているようです。

B学校での生活も楽しんでいます。親しい友だちもいるようです。