保護者の皆様へお読みください。
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子どもたちにとって

                         校長  澁谷  勝

 いよいよ平成16年度のまとめの時期がやってきます。今年度から始めた学校二学期制でしたがいかがだったでしょうか。その成果を尋ねることよりも早く時代は進み、学力の低下に関わって授業時数の確保や学力向上のための土曜日や長期休業期間の有効活用に視点が移ってきているというのが現状です。ここで誰もが考えなければならないことは「子供たちにとって、何が必要で、どうしていかなければならないのか」ということでしょう。
 でも、特に難しいのはこの「子どもたちにとって」の判断なのです。直接子どもたちに聞いてみたらいいのでしょうが、相手が小学生だということもあって全てを子どもたちの希望どおりに実施できないところが多く、聞くことによって解決できないからなのです。
 そこで、私達教育関係者がしっかりと方針を見定めなければなりません。これまで、基礎・基本の学力の大切さは言うまでもなくずっと重要視されてきました。子どもたちの「学力とは何か」でもいろいろと議論されてきました。現在の授業時数に合わせて、うまくいくようにと指導内容もしっかりと精選されてきました。そして、「ゆとりと、生きる力」が追求されてきました。
 しかし、今学力低下問題が出た以上は本校でも全教職員で、指導の方向に誤りがあったのか、指導の内容に欠けている面があったのか、指導方法に問題があったのか、授業への工夫が足りなかったのかなど、いろいろなことを反省し熟慮して、文科省でも再検討されることをきっかけに、よい機会ととらえしっかりと根本から再検討していきたいと考えております。保護者の皆様や地域の方々もいろいろなご意見・ご希望、ご助言などをお寄せください。
 さて、身近なこととして並木第二小学校との再編統合ともこの再検討の課題が関連していることになります。なぜなら、新しい学校の特色と結びつけて当然考えていかなければならないことだからです。
 今まで私たち教職員は、皆様のご期待に答えるべき責任の重大さを自覚すると共に、私たちの強い「愛・情熱・信頼」への思いにより子どもたちの限りない可能性を信じながら、いつも「子どもたちにとって」よいと考えられる学校教育活動を実践してまいりました。
 そして、今後も皆様に本校の教育活動への評価を実施していただきながら改善を心がけていかなければなりません。本校が真の「子どもたちにとって」のよい学校並木の「まちの学校」になっていくために、皆様の暖かな励ましとご支援・ご協力をさらによろしくお願いいたします。


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