横浜市立西寺尾第二小学校
平成19年 12月20日 
学校だより12月臨時増刊号
全国学力・学習状況調査結果を
           これからの「学び」に生かす!

校 長 南雲 成二
 早いもので平成19年ももうじき終わろうとしています。この一年間日々の教 育活動に深いご理解とご支援をいただきまして誠にありがとうございました。教職員一同、心より感謝申し上げます。
 さて、この4月に全国の小学6年生と中学3年生を対象として「全国学力状況調査」が実施されました。保護者の皆様におかれましては、すでに新聞やテレビ、あるいは文部科学省のホームページ等で全国版の調査結果についてはご存じのことと思います。
 この調査は、児童・生徒の学力・学習の状況を把握するとともに、その結果を分析し、その後の学習指導で改善を図る(授業に生かす・個別指導に生かす等)ことを主な目的として実施されたものです。
 調査は、国語・算数(数学)の学力に関する内容と、質問紙による生活実態を問う内容で構成されています。教科内容については、知識・理解を問うA問題と、活用・応用力を問うB問題とにわかれています。(6年生の保護者の皆様は実物を見ていただいています。まだの方は、文科省ホームページにて詳細を知ることができます。)
 先日、調査の結果が文科省より送付されましたので、保護者の皆様に本校の概要と今後の取り組み方針等をお伝えさせていただきます。尚、「全国学力・学習状況調査」は、本校6年児童の結果を神奈川県(公立)・全国(公立)の結果と比較する形で示されています。そこからみえる本校児童の学習状況の傾向に基づいて考察してあります。

 
1.教科学習状況調査結果から見られる本校児童の傾向

(1)国語A:主として知識
 各区分とも、神奈川県及び全国と比較して大きな差は見られない。概ね全国レベルにあると言える。
 よい状況と考えられる内容→◎ 平均的と考えられる内容→○ やや不足している内容→●

 

◎言語事項の漢字を「読む」「書く」ともに全国・神奈川県 の正答率を超えているが、「焼く」  という漢字のみ、書くことができない児童が多かった。
○言語事項の接続語・指示語の扱いはほぼ平均的な数値を示しているといえる。
●漢字辞典の効率よい調べ方については、やや不十分という傾向が見られた。
●一文を二文に分けて書くことは、やや不十分という傾向が見られた。
◎インタビューの際のメモの工夫を選択することが概ねできていた。
○聞き手に分かりやすい話し方の選択。
◎目的や様式に応じて必要な事柄を選んで文章を書き換える。
○説明文の内容や物語文の登場人物の心情をとらえる。
  
(2)国語B:主として活用
 各区分とも、神奈川県・全国を上回る結果が得られている。

 

●司会者として発言者の提案を聞き、内容を整理すること。
◎司会者として発言者の意見や提案を受け止め、出席者が納得するような進行をする。
◎文章とグラフにまとめられた事実を関係付けて読む。
◎取り上げられた事実が、どのような理由で述べられているかについて的確に読む。
○情報の中から必要な事柄を取りだし、新聞の一部に注意点として書く。
●自分の考えを決められた字数で記事として具体的に提案する。
◎二つの文章を比べて読み、共通する書き方のよさや工夫を評価し自分の考えとしてまとめる。
○広告の情報を的確に読み取り、正しく説明する。
●客に対する勧誘の表現や敬意表現を適切に用いる。
  
 

(3)算数A:主として知識
  各区分全体をみれば、平均以上の結果がえられたものの、計算の技能が不足していると
  いう顕著な傾向が見られました。











 

●計算技能は神奈川県・全国と比べて大きな差は見られないものの、やや不足しているという傾向 が見られました。
◎分数や小数の大小関係を理解して数直線上に表すことは、神奈川・全国を上回っています。 
●面積を求める問題の理解が不足していました。平行四辺形の求積は平均的でしたが、三角形及び 円の求積はやや不十分でした。
○三角形の3つの角の和が180度であることの理解。
●平行四辺形の定義や性質。
◎まわりの長さが一定である長方形の縦の長さをもとに横の長さを求める。
◎まわりの長さが一定である長方形の縦と横の長さの関係を表にまとめる。
◎長方形の縦と横の長さについて調べた表から、変化の規則性を読み取る。
  
(4)算数B:主として活用
 全般にわたって経験したことのない問題を解決する力の不足が見られます。












 

◎長方形のまわりの長さの求め方を理解している。
●複雑な形の図形の面積の求め方。
●条件を整えた複数の図形で、面積が等しいことの理由を説明する。
●計算の工夫を読み取り、それを用いて異なる問題の解決方法を説明する。
●棒グラフから人数の大小及び変化を読み取る。
◎問題の条件を整理して筋道を立てて考えることができる。
◎平行四辺形を見いだし、その性質を用いて移動経路を考えることができる。
◎直角三角形を見いだし、三辺の長さの関係を基に道のりの長短を判断することができる。
●地図を観察して図形を見いだし、面積を比較して説明することができる。
○言葉の式に数値をあてはめて値を求め、実際の記録と比較し、判断することができる。
●式の形に着目して計算結果の大小を判断し、根拠となる考えを説明することができる。
  
 
2.児童質問紙の回答から見られる本校児童の傾向
(顕著だったものだけ示しています。)
 ◇→「はい」という回答が全国及び神奈川県より多かった質問
 ◆→「はい」という回答が全国及び神奈川県より少なかった質問

◆身の回りのことはできるだけ自分でしていますか。
◆勉強する時間を自分で決めて実行していますか。
◇ものごとを最後までやりとげて嬉しかったことがありますか。
◆難しいことでも失敗をおそれないで挑戦していますか。
◆将来の夢や目標を持っていますか。
◇家の手伝いをしていますか。
◇近所の人にあった時、あいさつをしていますか。
◆読書は好きですか。

※家で食事をするときはテレビを見ないようにしていますか。「いつも見ている。」が多い。
※休日には1日につき、どのくらいの時間勉強をしますか。
 「1時間以内」が最も多いが、「1時間以上2時間未満」もほぼ同数の回答があった。
 

3.今後の本校の指導の在り方を考える
  国語
 ・文章の構成を理解し、決められた条件に基づいて書くことの重視。
 ・漢字辞典などを日常的に活用することの重視。
 ・敬語の適切な使い方の理解の重視。

  算数
 ・問題解決の過程を重視し、問題解決の方法を説明する場をより多くすること。
 ・計算技能習熟のための時間をより多く確保すること。

  家庭
 ・身の回りのことはできるだけ自分ですることの習慣化。
 ・勉強する時間を自分で決めて実行していくことの習慣化。宿題以外の学習を自分で
  選択できること。
 ・「読書習慣」をさらに充実していくこと。「あいさつ」を今まで以上に大切にしていくこと。
 ・早寝早起きの励行、朝ご飯をしっかり食べてから登校することの徹底。等

 
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