誕生や成長の不思議を探ろう

 進級したばかりの4月、「校庭で、小さな芽を見つけたよ。」というH児の発言から、『芽生え探し』の活動が始まりました。花壇や大岡の森などの土のあるところには、たくさんの小さな双葉。「すごくかわいい。」「土のところを歩くときには踏まないように気をつけなきゃ。」「こんなに小さくても、命があるんだね。」「種の力ってすごい。暖かくなったから、芽が出たのかな。」
 <子どもたちは、たくさんの気付きや疑問を話し合う中で、「誕生の不思議を探りたい」という思いをもつようになりました。
 子どもたちは、小さな種から、どうやって発芽するのか調べ始めました。インゲンマメ、エンドウマメ、トウモロコシ、貝割れ大根、コスモス…など、思い思いの種を持ち寄り、様々な発芽の条件を調べ始めました。光が必要かどうかという実験では、暗いところに置いた種が発芽したことに驚き、「人間の赤ちゃんも、お母さんのおなかの中で、光があたらないのに育つよ」「種も、土の中で発芽するから、光はいらないんだ。」と、自分たちの生活と結び付けて考えました。発芽に必要な栄養の実験では、豆類にでんぷんが多く含まれていることを知り、「マメは、嫌いだったけど、たくさん栄養があるから、これからは食べるようにしたい.」という声も聞かれました。
 ちょうどその頃、メダカ池のメダカが、たくさん産卵するようになりました。子どもたちは、メダカの卵の変化の様子をくわしく調べました。クロメダカの卵には、黒い粒々がついていることを不思議に思ったS児は、「この粒が集まって目になるのではないかと予想しました。」観察を続け、稚魚が生まれると、稚魚にも黒い粒々がついていることを発見し、自分の予想とはちがったことに気付きました。稚魚を育てながら、自分の不思議を追及しています。