学校だよりから

4月号    花の王様・・・・さくら     

                                                       学校長  上 田 清 次


 3月中旬から、ポツリ、ポツリという感じで咲き始めた桜が、3月下旬には一斉に花花。入学式・始業式の時には、花に代わって若葉が勢いよく伸び始めています。


  NHK放送文化研究所 世論調査部が、昭和581983)年と平成192007)年の二回実施した「日本人の好きなもの調査」の「好きな花」、「好きな木」で十代から六十代のどの年代、男女とも平均約60%の方が「桜」をあげており、他の花・木を大きく引き離しています。また、この時期になると、近くの公園などで「花見」をしている集団をよく見かけます。ところでなぜ花見は「桜」で、他の花ではないのでしょうか。
 
もともと桜は、「サ(田の神)クラ(座)」で、田の神の神座(かみくら)でした。その桜の咲き方によって一年の田の豊凶を占うのが「花見」の由来のようです。それが貴族や庶民に広がり今の「花見」になりました。これだけ好かれている桜ですので、古来から「花の王」といわれ、日本を代表する花とされてきました。また、桜の花の散りぎわがよいことから「もののあわれ」を好んだ貴族や武士にも賛美されるようになりました。
  しかし、日本の代表的な芸術の「生け花」では、桜はほとんどつかわれることがありません。茶道で有名な千利休も「茶室には結構すぎたる花ゆえに生けず」と言っています。桜の木は遠くから見ても、生け花のように枝を使うだけでも華やかで美しく、存在感があるためです。木、枝、花、花びらのそれぞれに存在感を感じさせる桜は、やはり花の王、「花王」と呼ばれるにふさわしい花です。
 さて、学校も桜の木のような存在感をぜひ持ちたいものです。「大曽根小学校」という木、「学年・学級」という枝、そして、「児童」という花、それぞれが存在感をもち生き生きと輝いてほしいと思います。
 
平成二十年度は、新一年生146名を迎え全児童706名でスタートします。全教職員が協力して「大曽根小学校」という桜が、そして、「児童」という花が大きく開花するように支援・指導をしていきます。保護者並びに地域の皆様のご支援・ご協力をよろしくお願い申し上げます。



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