本年度4月に校長として着任しました荒木でございます。
桜が美しい中、坂を上ってまいりますと「千に秀でる人の育成」と書かれた文字が目に飛び込んでまいりました。伺うところによりますと、横浜市で唯一校名に地名を用いない公立学校とのこと。明治9年の創立当時、子どもたちの教育の場を作るに当たって、村の人たちが「衆に秀でた有為の人材を養育する場」という願いを込めて名付けたとのお話でした。第三の教育改革と言われています今日、開校当時に思いを馳せ、学校の不易の姿を今一度、捉え直してみなくてはならないとの思いに駆られました。
着任初日には、地域を回らせていただきましたが、創立130年を超える本校では、家族四代千秀小学校の卒業生であるなど、代々この土地にお住まいの方々が受継いでこられた創立以来の願いが、今尚脈々と続いているのを感じました。都市化が進む横浜において、豊かな自然や田畑に囲まれ、子どもたちを「地域の宝」として育ていく協力体制に、本校が支えられていることに感謝いたします。深い絆をもってこれまで歩んできた「地域とともに歩む学校づくり」の精神を受継ぎ、学校経営をさらに進めてまいりたいと考えております。
3月末に、新学習指導要領が告示されましたが、「生きる力」を育むという理念に変更はございません。本校をとりまく地域には本物の教材がたくさんありますので、「これだ」と思う教材を見出し、探究心を傾けて子どもたちも教師も共に追究していく、そういった授業を核にして、教師、保護者、地域の方々が人間的な関わりを深めていくとき、まさに「生きて働く力」が育っていくものと思っております。
さて、本年度は児童207名、職員23名でスタートしました。小規模校のよさを十分生かし、一人一人への細やかな指導、柔軟な教育活動、家族的な温かな交わりを大切に進めてまいりたいと思います。今後とも一層のお力添えをよろしくお願いいたします。
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