横浜市立千秀小学校 校長 荒木葉子よりご挨拶申し上げます。

オープンスクール・収穫祭 ありがとうございました

オープンスクール、収穫祭が無事に終わりました。来校くださった保護者の皆様、地域の皆様ありがとうございました。オープンスクール最終日の収穫祭当日は、あいにくの小雨で、肌寒い天気でしたが、餅つき準備に朝早くから保護者の方やPTA役員さんが駆けつけてくださり、また多くの方がセレモニーに参加くださいました。

釜戸の火が赤々と燃え、前日から水に浸けておいた餅米が白い湯気をあげて蒸しあがると、いよいよ餅つきが始まりました。杵を持っておっかなびっくりの子ども達。リズムよくもちを返すおかあさんの手さばき。年期の入ったおじいちゃんの応援が加わると、臼の真ん中に力強く杵が振り下ろされ、餅をつきの威勢のいい音が校舎高く響いていきます。餅ができあがっていくのを目の当たりにしながら、「収穫の喜び」というものをこれほど「ありがたい」という気持ちで迎えたことはなかったように思いました。

収穫祭会場でも話をさせていただきましたが、毎日お米を食べていながら、田植えをしたのも稲刈りをしたのも今年が初めて。ですから校長として着任した4月、田お越し前の草だらけの土地を見たとき、ここからみなさんにふるまうお餅をつくり出せるということが、子ども達以上に信じられず不安でした。しかし、5年きずなの子ども達のがんばりで大豊作の78キロという嬉しい収穫の時を迎えることができました。

5年「きずな」の教室には、米づくりで指導いただき、世話になった方の写真が、その都度貼られ増えていきました。田んぼを貸していただいている磯崎さん、苗をいただいた加藤さん、田お越しをしてくださった吉野さん、 田植え、肥料や水の管理でお世話になった矢島さん。稲刈りで石井さん、脱穀で川邊さんご夫婦、籾すりで加藤さん、精米で佐藤さん。

米作りを通して、地域で農業を営んでいる多くの方々に出会い、その生き方にふれ、「食べるものをつくる」というほんものの姿から多くのことを学ぶ学習となりました。

田植えのときは、泥を早くぬぐいたがった子ども達でしたが、米づくりに関わりながら、少しでもたくさんお米をつくりたいという思いを強くもつようになっていきました。イナゴが米を食べてしまうことを心配し、一生懸命追っていた子ども達に「昔はね、一升瓶持たされて、いなごをつかまえに行ったものだよ。おいもをおやつに持ちながらね。」というおばあちゃん達の話を聞き、いなごの佃煮つくりへも広がりました。すずめを心配し、台風を心配した子どもたちが刈り取った稲をリヤカーに乗せて運んでいく姿に成長を感じました。様々なところでご支援いただきました皆様に感謝いたします。

さて、この米つくりが始まったのは、昭和48年。今から35年前になります。初めは田谷の佐藤さんの水田をお借りしていたようですが、その後磯崎さんの田をお借りしてきました。しかし残念なことに道路建設のため今年いっぱいということです。本格的な米作りの学習をここで検討せねばならなくなりました。来年以降のことについて多方面からのご意見やお知恵をいただけたらと願っております。

また、オープンスクール全体を通してのご意見もいただけますようお待ちしております。地域・保護者のみなさんと一緒に子育てを、教育を考え、学校づくりをしていきたいと思っております。


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