3月20日、火曜日、千秀小学校体育館にて第41回卒業証書授与式がおこなわれました。全校児童参加の卒業式で、みんなで32名の門出を祝いました。


ここ数年、恒例となっているのが、授与式前のスライド上映です。卒業生の、子どもの頃の写真があらわれると、会場から笑みがこぼれます。その後に、卒業直前の写真と、6年間の思い出を語る音声。もう、こんなにも立派に大きくなったんですね。少し涙を浮かべる人もいました。今日の日のために、副担任として3年間よりそってきた加藤先生がてがけたスライドは珠玉のものでした。
今年、すこし違ったことは、スライドの最後に卒業生が集合してあいさつをしたところです。ビデオから自分達の声で元気よく「卒業生入場」と叫ぶと、体育館の入り口が開きました。しっかりと前を見据えて、中学の制服に袖を通した、ちょっぴり大人の卒業生が入場してきました。みんな、拍手で迎えます。


華やかな入場が終わると、すっと厳粛な雰囲気に体育館が包まれました。会場の全員で国歌を斉唱し、儀式的行事のこころがまえをもちました。
「卒業証書授与」呼名はもちろん、卒業生担任の池田先生。この一年間の想いを胸に、そしてこれからの子ども達の輝かしい未来をのぞみ、一人ひとりを強くあたたかく呼んでいきます。卒業生は、それを受け止めるかのように、大きな声で「はい」と応えました。壇上での証書授与は、とても立派でした。また、会場からは卒業生の顔が見られませんが、ビデオカメラによって、証書授与の様子がスクリーンに映し出されるのも、千秀小ならでは手がこんだしかけです。


今年は、呼びかけを「お別れの言葉」から「旅立ちの言葉」に改名しました。卒業生主体のよい名前ですね。1年生のころからの思い出をふりかえります。呼びかけは練習で何回も言っているはずですが、今日の言葉には実感がこめられている、そんな気がしました。一番思い出が多いのが6年生なのは、最近のことで覚えているからではなく、やはり学習を重ねてきて最高学年になったからこそ、感動できる経験の幅が広がったからなのだと思います。


卒業生の呼びかけの中に、千秀フェスティバルで披露した学級歌「宇宙に夢をつめこもう」が、歌われました。友といる時間の素晴らしさを表現した、とても心に響く曲です。音楽の阿部先生の作曲編曲で、高度な合唱となっていました。


卒業生の呼びかけに、在校生が応えます。卒業生とともにすごした思い出は、それぞれの胸に残っています。まずは、1年生から3年生までの「はじめの一歩」が贈られました。元気にこころをこめて歌いました。次に4年生5年生から「大空が迎える朝」が贈られました。声の出し方も練習しました。のびのあるやわらかい声で、「おめでとう」の気持ちを歌い上げました。
卒業生が先生方、地域の方々に感謝の言葉をあらわしました。そして、今日という日を迎えるにあたって、一番感謝しているお家の人に、普段はてれくさくてなかなか言えないけれど、今日だからこそ伝えたい「ありがとう」の気持ちをもって、卒業生は花を渡しにいきました。ちょっとしたサプライズに、思わず保護者の方の目にも涙が。


さて、卒業生が最高学年のバトンを5年生にわたし、いよいよ千秀小学校から巣立つときがやってきました。卒業生、最後の曲は「旅立ちの日に」です。埼玉県秩父市の中学校の校長先生が作詞し、その時の音楽担当教諭が作曲をした、まさに卒業のための曲です。今、全国の卒業式でもっとも歌われている曲の一つだそうです。歌詞がストレートに受け止められる、すてきな曲です。未来を信じて、大空に飛び立つ卒業生の目からは涙がこぼれていました。
「卒業生、退場」
少年時代のリコーダーと、大きな祝福の拍手に包まれて、卒業生がこの千秀小から巣立っていきました。
会場にいた人だけでなく、本当にたくさんの人達が、卒業生、きみたちのことを愛しています。どうぞ、これからの自分達の未来を大切にして、くじけず、力強く歩んでいってください。
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