千秀だより

2月号 2007.2.1

ワークショップからの学び

学校長  馬場 正徳

暦の上ではもうすぐ立春を迎えます。今年は暖冬だと言われています。その証拠に例年では2月初めに咲く体育館前の「白梅」が、今年は1月半ば頃には少しずつ咲き始めました。例年ですと卒業式の頃に咲く「白モクレン」もつぼみを大きくしてきました。例年より早い春の訪れを予感できる現象が校庭の周りにもたくさん見られます。

3日は、節分です。豆まきをする家もあるかと思います。冬の寒さと春の暖かさがお互いに押し合いをしているこの時季は、風邪をひいたり悪い病気になったりする場合が多いものです。昔の人は、その原因を、人間に悪さをする鬼の仕業と考えたので、鬼を追い払う行事が生まれたと言われています。今年も学校の給食で、袋入りの「福豆」が一人ひとりに出ることになっていますので、豆まきし福豆を食べて悪い鬼を追い払ってほしいと思います。

1月25日に「CAPかながわ」の3名の方に来ていただき、ワークショップ(体験参加型)の講習会を今年も行いました。CAPとは、Child Assault Preventionの頭文字をとったも ので、子どもたちが虐待やいじめなど、あらゆる暴力に対し、心とからだと知恵をもって自分を守るための暴力防止・人権教育プログラムです。午前中に、3年生と5年生が受講し、午後は参加希望の保護者向けの講習会でした。約90分の内容で、プログラムの具体的内容は、子どもの3つの権利(安心・自信・自由)をキーワードに、子ども同士の暴力(いじめ)や見知らぬ人からの暴力(誘拐)、また、知っている人からの暴力(性暴力)についての正しい知識とそれらを受けたときの具体的な対処方法でした。ロールプレー(役割演技)や話し合いを通して分かりやすく伝えていました。毎日のようにいやな事件を新聞紙上等で活字として目にします。そういう中での講習会ですので、子どもたちは、自分で自分の身を守る知識と方法を学ぶことに真剣に取り組んでいました。参加した保護者の皆さんも子どもたちへのサポートで何が必要かを学んでいただけたのではないかと思います。

最近の健康教育で必要なことは「実感を伴う知識・理解から実践化」と言われています。単に机上の知識・理解だけではなかなか実感は伴いませんし、実践化に結びつけるのは難しいです。私たち大人は、最大限に子どもたちの安全を守る環境つくり等には努力しなければなりませんが、子どもたちも自分の身は自分でも守るという意識を身につけなくてはなりません。毎年、全員が受講できることが望ましいのですが、人数や予算の関係等で2学年ずつとなっています。しかし、小学校6年間で2回は講習を受けられる体制にはあります。

今学校では、17日の「千秀フェスティバル」に向けて様々な取り組みを各学年とも進めています。学習成果や作品の発表、地域の方の作品の展示、近くのケアーポートとの交流、PTA主催の茶室などもありますので、多数の方のご来校をお待ちしております。

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