千秀だより

7月号 2008.7.1

心の水やり

副校長  菅原 美枝子

校庭を囲む木々の葉は、梅雨時の長雨に洗われ、一層緑色濃く豊かな茂りを見せています。その木々の葉の緑が梅雨の晴れ間の日差しを通して、様々な色合いの緑色に輝いて見えます。この季節は、梅雨の雨により、土壌も潤い、千秀小の実のなる木々が今年も豊かに実を付け、子ども達を喜ばせています。それぞれの実の収穫は、学年による分担があります。1,2,6年生が柿。3年生は杏。4年生は梅。5年生は栗の実です。杏や梅の実は、すでに収穫を終え、早速、子ども達がジュースを作り、味わいました。全校で自然の実りを楽しめるのも、本校ならではのことではないでしょうか。

さて、いよいよ22日より、夏休みが始まります。40日余という長期にわたるこの休暇は、子どもたち自らが自分にたっぷりの水を与える時です。ふだんは、あまり振り返ってみるゆとりのない自分の生活を振り返り、一日の暮らし方に工夫が必要であることに気づき、見直しとともに実践をするよい機会です。時間をかけてゆっくり向き合うことで、新しい発見や興味あるものに出会えたり、気づかなかった自分の力を知ったりすることができます。暑さと休みで延びきった毎日で、ただ休みが過ぎていくのでは、もったいない時間です。自分にどんな水をあげようかな。どれだけあげようかな。豊かさと潤いをもたらす自分への水やりを工夫し、実践してほしいと思います。

自分の心への水やりの一つに読書があります。学校おいては、毎週水曜日は、朝読書を継続してきた子どもたちです。自分から本に向かったり、読み聞かせの楽しさを味わってきたり、様々に本に親しんできました。時間にゆとりのある夏休みは、子どもだけでなく、親子でじっくりと本に親しめるよい機会です。本からの感動をともに共有化することができることは、かけがえのない心のきずなともなります。

人間のみが持ち得る感受性や想像力。これらを豊かに育ててくれるものが、本にはあります。同じ一冊の本でも、それを開く自分の年代や状況によっても、その本から受けるものは異なり、再び新しい世界を目の前に広げてくれます。このことが、本のもつ普遍的な価値であり、魅力であると思います。子ども達に、「本を読みなさい。」と声かけをする前に、大人も無心になって読書に向かえるなら、そんな大人の姿を、子どもの目はしっかりと受けとめることでしょう。

「はまっこ読書ノート」なども参考に親子読書、ファミリー読書など、ご家庭にあった読書計画をされてはいかがでしょうか。

長期にわたる夏休み。自分なりの計画をじっくりと作り上げ、暑さに負けず、強く育つ植物のように手応えのある夏休みになることを願っています。

また、夏休みは、地域活動に参加する機会も多く設けられています。ともに同じ町に住む人たちとの子ども時代のふれあいは、かけがえのないものとなります。夏祭りなど、ぜひ参加してほしいと思います。

健康に留意し、それぞれにとって、「自分のすてきな夏休み」を創り上げてください。

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