全国学力・学習状況調査結果について  
                                         2007年4月実施分
 
 平成19年4月に小学校6年生、中学校3年生を対象に実施した全国学力・学習状況調査の調査結果がまとまりました。この調査結果を踏まえ、今後の本校としての取り組みについてご説明します。
 なお、今回の調査の目的は学校と学校を比較したり、集団の中の個人の順位を求めたり、個人と個人を比較したりするものではありません。したがって、本校では平均値等の数値データを示さず、学習内容(調査内容)で示すことといたします。
 また、今回の調査により測定できるのは学力の特定の部分であり、学校における教育活動の一側面にすぎません。この調査結果に一喜一憂することなく、児童一人ひとりの力をつけることに、引き続き取り組んでまいります。地域・保護者の皆様には、本調査の主旨を十分に理解した受け止め方をしていただけるようお願いいたします。
 
1 教科学習状況調査
 問題ごとの正答率や全国平均との比較などを通して、本校が「よい状況と考えられる内容」と「指導・改善が必要と考えられる内容」についてご報告いたします。
 
国語 全体としては、「よい状況」と考えられます。
 A(主として知識)の観点別に見ると
 ・「国語に関する関心意欲態度」「話す・聞く」は「よい状況」といえます。
  特に、「話の要点を聞き取り,効率よくメモを取る」についての正答率が高くなっています。
 ・「書く」「読む」「言語についての知識理解技能」についても「よい状況」と言うことができますが、「文と文との意味のつながりを考えながら、接続語を正しく使う」「目的や様式に応じて必要な事柄を選んで、文章を書き換える」という設問についての正答率が低くなっていました。
 B(主として活用)の観点別に見ると
 ・「国語に関する関心意欲態度」「話す・聞く」「書く」「読む」は「よい状況」といえます。
 ・「言語についての知識理解技能」についても「よい状況」と言うことができますが、「客に対する勧誘の表現や敬意表現を適切に用いる」のみ正答率が低くなっています。








 

 「国語に関する関心意欲態度」「話す・聞く」がABどちらの設問に対しても高い正答率を示していることは、「かかわり合い」や「コミュニケーション能力」を大切にした指導を国語科に限らず、学習全体で重視してきた成果と考えられます。
 今後も「かかわり合い」や「コミュニケーション能力」を大切にした指導を続けていきたいと考えています。
 しかし、正答率がやや低い設問について考えると、「作文指導」や「読書指導」の充実を図るとともに、TPO(時・場所・場面)に合わせた「敬語」の使い方の指導などを充実させていきたいと考えています。
 
 
 
算数 全体としては、「よい状況」と考えられます。
 A(主として知識)B(主として活用)両設問とも
 ・全ての領域・観点で「よい状況」といえます。
中でも「加法と乗法の混合した整数と小数の計算をすることができる」「三つの分数と小数の中で最大の数を見つけ、数直線上に表すことができる」「帯グラフから割合の変化の様子をよみとることができる」「地図を観察して図形を見いだし、面積を比較して説明することができる」という設問については、非常に高い正答率を示しています。
 ・ただ、Aの最初の問題「繰り上がりのある加法の計算をすることができる」という最も基本的な設問の正答率が、全国平均を若干下回る数値を示していました。






 

 算数についての「よい状況」(関心・意欲・態度も含む)は、少人数指導・習熟度別指導・ティームティーチングによる個に応じた指導、複数教師による指導などを行ってきた成果と言えます。今後も、個に応じる指導を大切にしていきたいと考えています。
 また、誤答の傾向から「理解できているのに不注意によるミス」が多いことも分かりました。今後、見直しを含めて、定着を図る問題を重視していくことが必要であると考えます。
 
 
2 生活状況調査
 生活状況については、全国調査の結果と比較して、立野小学校の特徴が顕著なものをご報告させていただきます。
 
  (11)自分には,よいところがあると思いますか
  (9)ものごとを最後までやりとげて,うれしかったことがありますか
 
 といった自己肯定や充実感の高い児童が多いことが分かります。
 学校教育目標「意欲・熱中・満足」に向けて活動している成果と考えられます。
 
 また、
  (6)勉強する時間を自分で決めて実行していますか
  (7)テレビを見る時間やゲームをする時間などのルールを家の人と決めていますか
  (27)家の人と学校での出来事について話をしていますか
 
 というような項目の数値が高く、家庭での会話やルール決めをきちんと行っている児童も多いことが分かりました。
 
  (19)携帯電話で通話やメールをしていますか
 
 約半数が携帯電話を持っていて、2割の児童がほぼ毎日携帯電話を使っているということが示されています。地域性などもあるのでしょうが、携帯のモラルやマナー、更には危険性等の指導もしていかなければならないでしょう。
 
 質問項目のほとんどで、全国平均や神奈川県平均と比較して同程度か望ましい傾向を示している中で、(43)(57)の2項目が低い数値を示していました。
 
  (43)今住んでいる地域の行事に参加していますか
  (57)清掃活動(草取り,ゴミ拾いなど)へ参加したことがありますか
 
 学校外での児童の地域活動・ボランティア活動等が少なくなっています。立野小周辺の地域性もあり、活動の難しさを感じてはいますが、地域と協力した活動を検討していきたいと思います。
 
※印刷配布版には グラフも掲載しましたが、ホームページ版では省略しています。

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