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一体感
副校長 福井 哲男
先月6月7日【土】は本校の運動会でした。たくさんのご声援ありがとうございました。すでに梅雨に入っており、前日までは雨降りの日が続き当日の天候が心配されましたが、みんなの熱意が天に通じたのか、この日だけは全く梅雨を忘れたかのように、夏を感じさせる見事な晴天となり無事開催することができました。
今回は創立135周年の記念の大会ということで教職員も子どもたちも例年以上に張り切って取り組んできました。プログラムにもそれが表れています。
本校は創立以来135年、地域の方々に支えられて育ち、地域の方々と共に歩んできました。そこで今回の運動会でも地域の方々との連携を示すプログラムを用意いたしました。
トーチリレーでは今宿連合町内会会長の長谷川謙治さん、川井連合町内会会長の櫻井貞久さんの順に走っていただき、さらにトーチは小学生へと引き継がれていきました。
鈴割りでは今宿西町内会会長の栗原郁夫さんに、玉入れでは都岡町内会会長の田辺敏さんと吹上自治会会長の後藤節雄さんにそれぞれスターターを務めていただき、大いに盛り上げることができました。ありがとうございました。
各学年の子どもたちの演技もこれまで以上に趣向を凝らしたものとなりました。1年生の「ダンシング フレンズ」は手作りのネクタイが、かわいい踊りにさらに彩りを加えていました。2年生の「Ultra
Kids Powar」は色鮮やかなボンボンが青空の下子どもたちと共に輝いていました。最後の「135」という人文字、おわかりいただけたでしょうか。3年生の「スーパーエイサー」はYシャツを染めた手作りの衣装が子どもたちの衣装にぴったり合っていました。4年生の「みんなで踊ろう yosakoi ソーラン」は濃紺の法被と鳴子が迫力ある動きをさらに引き立てていました。
そして締めくくりは5,6年生の「飛翔2008」です。実はここでちょっとしたハプニングがありました。荘厳な音楽に合わせ見事な隊形で入場し演技が始まります。1つ1つの決めポーズも決まっています。両腕を斜め上方に伸ばす前半最後の決めポーズ、全員の肘、手首、指先が一直線に伸びて静止します。子どもたちの気持ちそのままにきれいに揃っています。微動だにしません。ここで一瞬音楽が止み、がらりと曲調が変わり軽快な動きになるはずでした。ところが音楽が再開しません。子どもたちは・・・決めポーズを崩すことなく皆真正面を見つめしっかりと立っています。やがて音楽が再開されましたがテープの調子が戻らず曲自体が中途半端な再生になってしまいました。それでも子どもたちは戸惑いを押さえ一生懸命その曲に動きを合わせようとします。途中とぎれたものの大きく乱れることなく演技を終えることができました。でも、このままでは不完全燃焼です。完全な形で演技をしたい、見てもらいたいという子どもたちと教師の願いが一体となり、始めからもう一度演技をやりなおすことになります。しかしテープの調子が戻らずまた音楽が止まってしまいました。それでもみんなの気持ちは揺らぎません。機材を全く別な物に変えて再度挑戦します。度重なるアクシデントでともすれば緊張の糸が途切れてしまいそうな中、彼らは見事に演じきりました。
機材のアクシデントはあってはならないことです。また、何度も演技をやり直すことには様々な意見があることと思います。ただ、今回のことで、子どもたちの一体感、演技への思いの深さ、そして強い精神力を改めて保護者や地域の方々に見て感じていただけたのではないかと思います。すべてを終えた子どもたちの顔には心地よい疲労感と満足感が満ちあふれていました。