| 学ぶ意欲、学び合いを大切に 学校長 原 哲次郎 校庭には、ツツジの花が咲き始め、地域では、大空に鯉のぼりが元気よく泳ぐ季節となりました。432名の児童も新しい学級の教師や友達ともなじみ、学級のめあてや係・当番も決まり、勉強に頑張っているところです。 学級を巡回していると、学習のポイントは、子どもたちの学ぶ意欲にかかっていると思います。1年生は学校探検、2年生はふきのとうの読み取り、3年生は釘打ちの工作、4年生は円の作図、5年生は地方の特色・自慢、6年生は縄文時代の生活、音楽室ではおぼろ月夜の歌唱、4/5組は機能訓練や工作等、それぞれの課題に取り組んできました。 子どもたちの興味、関心を喚起し「おもしろそうだ。なぜだろう。調べてみよう。」などの学ぶ意欲をもった子は、真剣な目をして施行や作業や発表に取り組んでいます。 反面、授業が始まっても、私語や手遊びがある子は、勉強をやらされている感覚なので、ざわざわとし、なかなか集中できません。 次のポイントは、学び合うことだと思います。教師の問いかけや児童の発表に対して、よく話を聞き、自分の考えを深めたり、新しく気付いたりする力です。これもその時間だけでなく積み重ねが大事です。その力は、教師が、児童が共に信頼し合える関係を作ろうとしているかにかかります。良い発表をしたときに認め合う集団であるか、躓いて、考えを出せなくなっている子に対して、待ってあげる集団であるか、間違いを攻めず、みんなで生かしていく集団であるかです。褒められたり、励ましを受けたりして、思いやりのある集団で育つことは、児童一人ひとりが本体持っている素直な気持ちを引き出し、自ら伸びようとします。 このことは、学校だけでなく家庭生活でも大事だと捉えています。子どもの気持ちを丁寧に感じ取ったり、子どもに意欲や関心をもたせたり、小さなことでも認め合う関係を作っていくことが、お子様のやる気や自信を育てることになるのではないでしょうか。小さな子だから、旺盛な、あるいは繊細な心があります。その心を学校と家庭が共に大事にして育て合うことがお子様の教育には必要なことと思います。 また、躾の中で、子どもの気持ちを聞かず、押しつけ、頭ごなしや暴力での叱りで育った子は、内面のゆがみや反発も出やすく、自分の気持ちを学校でも暴力で出すこともあります。 子どもの心をつかみ、学ぶ意欲や関心に結びつけ、学び合いを通して、5月の鯉のぼりのように、子どもたちが清々しく伸び伸びと育っていくことを願っています。 |