人間主体の環境教育を! 
                                          副校長  縣 利一

 夏休みが終わり9月に入って、都岡小学校の学区では不審者が出没する事件が何件か発生しましたが、旭警察署、各町内会の防犯部を中心とした巡回のお陰をもちましてその後の発生をみておりません。子どもたちの安全のため、迅速に対応して頂いたことに心より感謝申し上げます。今後ともよろしくお願い致します。
 さて、愛・地球博が9月25日、盛会のうちに終了しました。テーマは「自然の叡智」です。今、もっとも危惧されている環境問題を真正面から取り組み提案されていました。持続可能な開発、自然との共生、環境に優しい等がキーワードであったと思います。感動のフィナーレは、テレビでも放映され、参加者の感動が伝わってきました。中でも「愛・地球博が、楽しい思い出で終わるのではなく、未来へつながる始まりにしたい。」との感想はとても印象に残っています。会場では役員・スタッフはもちろん入場者全員がゴミの分別を8種類に分けて行っていたそうです。具体的な行動が意識を変えていく地道な取組であると感じました。
 「横浜はG30」で、横浜市がゴミの30%削減をめざしていることは皆さんご存じのとおりです。さらに市としてISO14001取得に向け取り組みを開始しています。環境問題を考えるとき、ゴミ問題を避けては通れません。しかし、「大切なことだけど、でも難しいよね」と、ホンネとタテマエが見え隠れする状況も否めません。だからこそ学校では、具体的な活動の中で環境を大切にする意識を育て、実践できる子どもを育成することが大きな目標なのです。
 ところで、こんな話を聞いたことがあります。「自然破壊というけれども、そもそも自然は破壊されない。それは人間が存在することに不利益な自然の状況を人間が作り出したにすぎない。」と。また、「人間と自然の共生を求めるという発想は、間違いであって、人間はもともと自然に依存しているのだ。」とも。さらに「地球は、人類が生存するための高性能な生命維持装置である。」だからこそ「どのような自然の状態であったならば人間が快適に生きていられるのか、といった人間主体の発想を持たなければならない。」(愛媛大学農学部教授 村尾行一1999年現在)今日、いわゆる「環境破壊」を行ってしまったのは、人間が快適さを求める余り、人間主体という発想をないがしろにし、エゴを主体としたところに原因があるということではないでしょうか。結局の所、人間自身が変わらなければ何も変わらないということは自明の理であります。
 そういう意味で、教育こそがすべての変革の原点であると言えましょう。前期のまとめと後期の出発に当たり、さらなる変革を進める都岡小学校でありたいと思います。今後も本校の教育活動へのご理解とご支援そして協働での教育活動をよろしくお願い致します。


         
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