「せんだん」10月号

              前期から後期へ
         〜培ったものを次に生かして〜 
            学校長 中 島 恵津子

 ススキの穂が風にゆれ、耳を傾けると虫の音が聞かれるころになりました。私には「リー、リー」と鳴いているのが一番多いように聞こえますが、この虫は「アオマツムシ」という名前で桜等の木の上で鳴いているのだそうで、よーく耳をすますと上から聞こえてきます。草むらで鳴くものと思っていた私は、少々驚きました。都岡地区では、10種類位の虫の鳴き声が聞けるそうです。秋の夜のひととき、耳を傾けてみられたらいかがでしょうか。
 先日、6年生は「心のふれあいコンサート」に出かけました。管楽器、弦楽器、打楽器など異なる特徴をもつ多くの楽器がそれぞれの持ち味を生かし、全体としては調和のとれたすばらしい演奏で、子どもたちの一人ひとりの心を揺さぶるコンサートでした。帰りの電車の中で「弦楽器の響きが心に残った」「タンブリンの演奏が光っていた」「ティンパニーやシンバルの打楽器がよかった」等の感想が聞けました。たくさんの楽器がそれぞれの役目を果たし、みんなで一つになった時は、また異なるすばらしい音を出していたことをしっかり把握できていました。これはクラスにおいても、同じように一人ひとりが違う力を発揮し、また一つになってすばらしい力を発揮していくことと同じではないでしょうか。9月の音楽集会では、5年1組がみんなの前で歌声を披露してくれました。歌詞がとても気に入って歌っているという専科の先生の話でしたが、気持ちを込めて歌うことができていました。ここでもクラスの一人ひとりが心を一つにして歌うことができました。今月の始めには、芸術鑑賞会も予定されています。子どもの頃に受けた本物の感動は、将来にきっと役立つのではと期待しています。
 さて、今月6日で前期が終了します。都岡小の前期の子どもたちの活動は、どれも生き生きとしたすばらしい活動でした。特に学年に応じた自主性が育っており、運動会や宿泊体験学習、社会見学等にみんなで力を出し合い認め合いながら活動できていました。   10月12日からはいよいよ後期がスタートします。後期は4・5年生が楽しみにしている「足柄宿泊体験学習」、また都岡小の特徴である「全校遠足」「持久走大会」等の行事が計画されています。前期で培ったすばらしいものを生かしながら、思い出深い有意義なものにできるよう、子どもたち、教職員一同努力して参ります。これからもご協力ご支援よろしくお願いいたします。