横浜市学習状況調査の報告

平成20年8月

 

 本年2月に行われた横浜市学習状況調査の結果について、本校結果の分析・考察がまとまりましたので、ご報告します。なお、今回の調査によって分析できるのは学力の一部分であり、教育活動全体の成果の一側面に過ぎません。今後も様々な側面から児童一人ひとりの学習状況をとらえ、改善に活かして参ります。

 

1 調査の目的

 ○ 全市的な傾向を分析的・総合的に把握し、その結果を教育施策に反映し、児童の学力向上に生かす。

 ○ 児童一人ひとりの学習状況を的確にとらえ、学習指導や学習評価の改善及び個に応じた指導等に生かす。

 ○ 児童自身が学力向上のために自らの学習状況をとらえ、学習の改善等に生かす。

2 調査の日時  平成20年2月14日(木)、15日(金)

3 調査の内容

 ○ 学習状況調査    ・1〜2年  国語、算数

             ・3〜6年  国語、社会、算数、理科(国語はリスニングも実施)

 ○ 生活・学習意識調査 ・学習に対する意欲や実態及び基本的な生活習慣について確認する

4 調査の対象  横浜市立小学校1学年〜6学年の全児童(約19万人)

 

【学習状況調査の結果について】

 ◎ 国語

 (全体として)

    ・ 一部の学年で平均正答率が全市平均をやや下回った観点があるが、ほとんどは上回り、定着度は高い。

 (よいと考えられる内容)

    ・ 「読むこと」全学年で市平均を上回っている。

    ・ 「書くこと」全学年で市平均を上回っているが、一部の学年では市平均とほぼ同程度である。

  ・ 「言語事項(漢字の読み書き等)」全学年で市平均を大きく上回っている。

 (指導・改善が必要と考えられる内容)

・ 「読むこと」の中では、説明的な文章の読み取りの正答率が他と比べるとやや低い。

・ 「話すこと・聞くこと」平均正答率は市平均を上回ったが、「聞くこと」の正答率が一部学年で市平均を下回った。

 ◎ 社会

 (全体として)

     平均正答率は、各学年共に、すべての観点で市平均を大きく上回った。定着度は非常に高い。

 (よいと考えられる内容)

・ 「知識・理解」の中でも3年「まちたんけん」、4年「健康なくらし・安全なくらし」、5 年「国土」、6年「歴史」の各領域での正答率が高かった。

 (指導・改善が必要と考えられる内容)

  ・ 全市的にも同様であったが、本校でも5年「農業〜品種改良の工夫〜」の通過率が低かった。

 ◎ 算数

 (全体として)

・ 一部の学年で平均正答率が全市平均を若干下回った観点があるが、他はすべて市平均を大きく上回っている。定着率は高い。

 (よいと考えられる内容)

     「知識・理解」「数学的な考え方」各領域での正答率が高く、市平均も大きく上回っている。

 (指導・改善が必要と考えられる内容)

・ 「表現・処理」各学年で、ほぼ満足できる正答率をあげているが、一部学年では市平均を下回った。

 ◎ 理科

 (全体として)

・ 一部の学年で平均正答率が全市平均を若干下回った観点があるが、他はすべて市平均を大きく上回っている。

 (よいと考えられる内容)

    ・ 「知識・理解」各領域での正答率が高く、市平均も大きく上回っている。定着度が高い。

 (指導・改善が必要と考えられる内容)

・ 各学年で、ほぼ満足できる正答率をあげているが、一部学年の「科学的思考」で、市平均を若干下回った。

 ◎ 生活・学習状況意識調査

・ 「授業が分かる」「勉強が好き」「朝食をとる」と回答した児童ほど学習状況調査結果の正答率が高い。

・ 市平均と比較すると、学校の授業以外で読書をしている児童が多く、長時間読む児童の割合も多い。

・ 「一生懸命にした経験」が「たくさんあった」「少しあった」児童の割合が多い。学習以外の様々なことへの意欲が感じられる。

 

【今後の具体的な改善策として】

 (国語)

    ・ 説明的な文章を読みとり、読みとったことを文や絵・図に表すなどの表現活動と結びつける活動を重視し、説明内容輪より的確に理解する力を育てていく。

・ 様々な場面をとらえてメモの取り方や工夫について指導し、日常生活や学習活動の中で活用できるようにする。

 (社会)

・ 児童の興味・関心に基づいた課題を適切に設定しながら、その解決へ向けて複数の事柄(事実、情報、社会的事象)について、比較したり、関連づけたりする活動を充実させていく。

 (算数)

・ 形式的な処理の仕方を覚えるだけでなく、仕組みをとらえたり、新しい方法を工夫したりする過程を重視した学習を展開する。

・ 反復による学習を意図的に位置づけながら基礎的・基本的な知識・技能の理解と確実な習得に努めていく。

 (理科)

・ 仮説を立てて実験を行い、結果から考察したり、話し合いの中で結論を導き出したりする過程を重視した学習を展開する。

・ 身の回りの事象から自ら問題を見つけたり、学習したことを日常の生活と結びつけて、もう一度考えたりしながら、実感を伴った理解が出来るよう支援する。

 

   以上の通り、報告いたします。