5年生の活動
4月、日本の食料の国内自給率の低さに、みんなで驚きました。その低さの中でも「米」だけは、自給率95%を保っていることに、関心と希望をもったのです。
そこで、例年のバケツ稲だけではなく、社会科資料集にあるような田んぼを作ってみようということになりました。でも、田んぼにできるような場所は本校にはありません。花壇を掘り、ビニールシートを敷いて、「田んぼ」にしました。(この方法のおかげで、「自分の庭でも『ミニ田んぼ』ができるぞ」と言う子もいました。)
田んぼに入れた土は、花壇の土です。土は「ざる」を使って、細かくさらさらにしました。この作業に、なかなか終わりが見えず、辛抱が必要なところです。
いよいよ水を入れました。足で土を踏むと何とも言えない、生温かく、ぐにょぐにょした感覚が足の裏に伝わってきます。最初は、足が汚れるから嫌だと言っていた子たちも、一度この感触を味わってしまったら、忘れることができないようです。
こうして、一人一人のバケツ稲と学級(一学年一クラスなので、学年ともいえます。)の田んぼができあがりました。
今年の暑さは、稲作りにとって、最高の条件でした。水田にはメダカを放ち、メダカも稲もすくすくと育ちました。夏の緑一色の風景は、この花壇の前を通るたくさんの人の心を和ませました。途中で、新潟の大雨の災害も伝えられ、心を痛めながらも、いっそう私たちは米への思いを強めていきました。
そして、秋。黄色一色の風景が広がりました。地域の小さな子までが、「あ、お米だよ。」といって、この花壇の前を通っていくようになりました。台風が何回も通り、そのたびに稲は風に吹かれました。でも次の日には、しゃんと立っていました。その姿にみんなで感心しました。
この田んぼで収穫した米を使って、「洋三ふれあいまつり」に参加しました。「米はただものではない。捨てるところがないこともその一つ」ということを、力いっぱい表現しました。稲の茎を使って、お正月の飾りを作り、ぬかを使ってお菓子を作りました。また、この日地域の方に、縄ないも習いました。秋晴れの中、米を通してたくさんの人と出会いました。
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