平楽の丘だより 5月号
平成20年5月10日
横浜市立平楽中学校

 平楽中の総合学習のひとつである国際学習がいよいよ始まりました。国際学習につきまして、地域・保護者の皆様の御協力に深く感謝申し上げます。生徒にはこの学習を通して、多くの知識や豊かな心をつかんでほしいと思います。
 生徒用国際学習のしおりの巻頭言より抜粋してお知らせいたします。

平楽中の国際学習がめざすもの
 いよいよ国際学習が始まります。この国際学習は平成11年から取り組みはじめ、今年で9年目となります。平楽中だからこそできる横浜で一番すばらしい取り組みであるといえます。それは地域の方々の献身的な協力や学習に意欲的な生徒たち、サポートしてくれる保護者や先生方の力であると思います。ひとえに生徒のみなさんにしっかりとした市民になってほしいという期待や深い愛情からの協力ではないでしょうか。本校の国際学習から学ぶことに誇りと自信を持って取り組みましょう。
 いま地球はとても狭く感じます。科学技術の進歩により、地球上のあらゆるところに自由に行き来することが当たり前になり、さらに、インターネットなどの普及で、情報や通信においても、時間的にも・距離的にも地球が年々小さくなっていくように感じます。人権問題、紛争テロ等本当に心配です。「経済」という”ものさし”で世界を測ると、世界には富める地域とそうでない地域に分けられようになってきました。また、1億1千万人の子どもが貧困等の理由で学校に行けないという現状もあります。子どもの権利条約が守られていません。地球温暖化などの環境問題も一つの国だけでは到底解決できる問題ではなくすべての国の協力が不可欠ですね。
 国際学習では、身近なことから世界で起こっている事象にまで目を向け、「自分の力で考え、それを表現し、一人ひとりが身近な差別やいじめを考え、そして国際問題にも気づき、真の国際人への手がかりにしてほしい」と思っています。外部講師の方からの学びをとおし、当たり前だと思っていることも、国や民族や地域によってちがいがあること、特に日本が属するアジアの地域の「今」を知り、その社会事象をわたしたちがどのように受け止め、どのように考えていくか。同時に、自分の身の回りにも眼を向け「共生」いていく(「違い」を認め合う「心」をもつ)ことの大切さを学ぶ学習でもあります。

国際学習のねらいは次の4点のきっかけとすることです。
1 自分と異なる文化を認め、尊重し、自分も相手もともによりよく生きていく。
2 一人ひとりが国際平和についての意識を高め、自分にできることは何かを考え、実際の行動
  に結びつける。
3 国際理解とは「人権」「環境」「福祉」など多くのことと関連し合っていることに気づき、地球市
  民として生きる力を身につける。
4 自分で課題を見つけ出し、その課題解決に向けて取り組んでいく。

1年遠足に向けて
 5月23日(金)観音崎への遠足の準備が始まりました。
 学級委員中心の実行委員会の発足から、4月22日には遠足オリエンテーションが開かれ、学年全員が見守る中で委員長さんからのあいさつがありました。「全員が楽しく安全に行って来られるように協力しましょう!」という力強い言葉でした。また、第1回目の実行委員会でも「みんなが楽しめる遠足にしよう。」という話もありました。
 平楽中の1年遠足は「2年自然教室」「3年修学旅行」への準備という意味合いがあります。班行動を中心に、知らない町を地図を頼りに協力して目的地まで行くといった練習です。外で活動するときは「何があるかわからない。」ということを常に頭において行動するということです。学校内で普通に生活している時は常に安全に配慮されていますが、学校外の学習ではなかなかそうはいきません。その分、一人ひとりで気をつけていく必要があるということです。それがあってこそ、「みんなが楽しい」「いい思い出をつくる」ことにつながっていくと思います。一人ひとりが自分の責任の範囲で周囲に気を配り、安全第一で楽しい遠足になるように協力することを一番の目標と考えています。

2年自然教室への期待
 5月28日から3泊4日の予定で、中学校生活初の宿泊学習が始まります。
 今回のテーマは、「自然」。都会生活に慣れた生徒たちに自然を十分味わってもらうことができればいいと思います。そのためには、普段あまりやったことのない磐梯山登山などの活動、そして、生徒たちの日常生活に欠かせない電子機器(携帯電話、PSPなど)の持ち込み禁止など、とても不自由な4日間だと思いますが、その間に、普段あまり知らなかった友達と話したり、その良さを知ったりする機会になってくれればいいと思います。そして、様々な活動を経験しながら、集団行動ができ、規則を守る大切さを学んでくれればいいと思います。
 今、生徒たちは日々、精神的にも肉体的にも成長しています。この自然教室から帰ってきた時、さらに一歩成長した姿が見られることを期待したいと思います。

3年修学旅行に向けて
 6月17〜19日の3日間で奈良・京都・大阪の三都を巡る、欲張った修学旅行です。生徒は、「何を見たか」よりも友達どうし、移動中や宿舎でそして寝る前に「何を話したか」が重要で記憶に残るのですが(私もそうでしたが…)、次のような日程で関西を満喫してきます。
 1日目は奈良をクラス別に散策します。東大寺や興福寺で教科書に載っている金剛力士像・大仏・阿修羅像などの本物を見てきます。(思い出に残るのはシカでしょうが…) それから平城宮跡に行き平城京の広さを実感してきます。
 2日目は京都の班別自主行動を行います。班ごとに計画を立て、京都市内の名所・旧跡を巡ります。その中で、体験学習を行います。八ツ橋づくり、念珠づくりなど京都ならではの体験活動をしてきます。どのような出会いが待っているのでしょうか。
 3日目は大阪に行き、なんばグランド花月に行きます。お笑いは大阪庶民文化の重要な部分です。実際に見ることで、より身近に上方の文化を感じる事が出来ることでしょう。
 3年全体で仲良く、楽しい思い出が出来るよう、健康・安全に気を付けて行ってきたいと思います。