平成20年8月27日
保護者様
生徒の皆様
平成19年度
(平成20年3月13・14日実施)
今年3月に実施した標記調査の結果を報告します。同時に配られた個人用調査結果シートを併せて熟読し、お子様の(自分の)学習の特性を見出し、今後にいかしてください。学校としても本校生徒の傾向をしっかり把握し、教育課程および日々の授業に改善を図ります。
1年生国語
書き取り以外は市の平均を1〜3%上回っていましたが、書き取りでは、小学校4〜6年学習漢字のうち、「延びる」、「郵便」が50%を下回っていたことや、文節の理解ができていない等、言葉を正確に使えていない面が見られました。普段から漢字や言葉を意識して使う必要があります。文学作品の文章理解では、心情や情景描写の読み取りが苦手のようです。文学作品により親しむという取り組みが必要であるといえます。国語学習への意識はおおむね良好です。
1年生社会
本校が選択した問題は、世界・日本の地域構成、都道府県、古代・中世の日本です。地理的分野では、都道府県の調べ方(知識・理解)は90%以上の正解率でした。また、グラフの読み取りがよくできていことも課題学習を行った成果であるといえます。しかし、「時差」については授業でも練習問題を行いましたが、「時差」の概念を理解することが難しいようで、苦手意識が強いようです。歴史的分野では、「中世」において時代の流れはつかんでいるものの、中央政治から離れた地域の歴史や人々の生活の様子、文化の学習にももっと関心を向けることも必要だと思われます。
1年生数学
「数と式」領域では、おおむね良好であり、特に「1次方程式の理解」に優れています。
「比例・反比例」領域も良好であり、特に関係を式やグラフに表すこと、比例反比例の見方・関係を見出したり・考察することに優れています。
「図形」領域では、線対称・点対称の観点で図形を分類することに課題があります。
「数学」の課題(1・2年共通)として
・表面的な理解や機械的な処理にならない工夫を図ること
・論理的な思考場面で理解し合い・深めたりするなどの練り上げの機会を多く設けることが、大切です。
1年生理科
1分野・2分野ともに「知識・理解」「観察・実験の技能表現」「科学的な思考」で市の平均より優れています。特に「知識・理解」では植物の生活と種類、「観察・実験の技能表現」では身近な物理現象、「科学的な思考」では身近な物理現象の項目が優れています。
「理科」の課題(1・2年共通)として
・自然事象の知識や理解を深め体系化できるように既習事項や日常生活と関連づけて学習を進めること
・分析的、総合的な見方ができるよう観察・実験の結果をじっくり考察する学習が、大切です。
1年生英語
聞く力では、場面理解や内容理解では高い正答率でしたが、応答では30%台という低い結果でした。注意深く正確に聞き取り、正しく応答ができるような力を付けることが課題といえます。また、自分の考えを主張できるようにすることも必要です。読解でも内容を正確にとらえることができていませんでした。設問の難易度に大きな差があるようですが、正確に読み取る、正確に書く、ということが大切です。そのためにコミュニケーション活動を授業の中で多く行い、確実に身に付けていけるようにしたいと考えています。
2年生国語
出題領域は1年生と同様です。言葉や国語への意識は高いことが意識調査から読み取れます。漢字の読みは5つの設問すべて90%以上の正答率でしたが、漢字の書き取りは5つの設問とも市の平均を下回っていました。いずれも小学校配当の漢字ですが、とくに「丁寧」を書けた生徒は19%でした。本校では漢字のテストを日常的に行っていますが、今以上に「使って覚える」ということの必要性を強く感じます。また、文学作品では主人公の心情や情景描写を読み取ることに課題があります。普段の読書との関連を探りながら授業で力を入れる必要があります。
2年生社会
本校が選択した問題は、世界の国々、様々な面からとらえた日本、近世から明治までの歴史です。地理的分野と歴史的分野を比べると、歴史的分野のほうが高い正答率で、70%をこえていました。地理的分野では国の調べ方の知識や資料の活用、とくに複数の資料から読み取る技能が身についていないようでした。資料に親しみ、発表などの学習活動を通して活用することが大切だと思われます。歴史的分野では知識・理解が高い数字であり、学習内容の知識が定着しています。授業の中で興味関心を高めることの大切さを再認識しました。
2年生数学
3領域の中で、「数と式」「数量関係」が優れています。
「数量関係」領域は、特に「1次関数」や「確率」の知識理解に優れ、等式変形の技能がよくできていました。直線の式を求めること、交点を連立方程式で求めることに優れています。
「数と式」領域では、知識理解に課題があります。
「図形」領域は、ことがらの逆についての理解や、円周角の大きさを求めること、証明の組み立て方に課題があります。
「数学」の課題(1・2年共通)として
・表面的な理解や機械的な処理にならない工夫を図ること
・論理的な思考場面で理解し合い・深めたりするなどの練り上げの機会を多く設けることが、大切です。
2年生理科
1分野・2分野ともに「知識・理解」「観察・実験の技能表現」「科学的な思考」で市の平均より優れています。特に動物の生活と種類の項目が、「知識・理解」「観察・実験の技能表現」「科学的な思考」の3観点で優れています。
「理科」の課題(1・2年共通)として
・自然事象の知識や理解を深め体系化できるように既習事項や日常生活と関連づけて学習を進めること
・分析的、総合的な見方ができるよう観察・実験の結果をじっくり考察する学習が、大切です。
2年生英語
出題の観点・領域は1年生と同様です。すべての観点・領域にわたって市の平均を上回り、高い正答率でした。会話表現では会話の流れと時制を理解することが難しいようでした。作文については難易度の高い問題でしたが60%台の正答率でした。今後も作文をする際に日本語との文章の組み立ての違いを意識させながら取り組みたいと考えています。また、授業の中でコミュニケーション活動を多く行い、使って身につけるようにしたいと考えています。