スピーチコンテスト

平成23年 8月 11日 
教育文化ホールにて スピーチコンテストが開催されました。
本校からは3年の ノエル ジョシュア君が参加し、見事市長賞を受賞しました。
下に原稿が載せてありますので、是非呼んでみてください。

スピーチの様子 市長賞受賞 表彰式の様子 ピースメッセンジャー委嘱式
真に迫った、感情のこもったスピーチでした。
会場がシーンとなって聞き入っているのが分かりました。
受賞の時から、よこはまピースメッセンジャーも兼任になります。 沢山の平和に関するメッセージが寄せられるコンテストでした。 8月23日県庁にて委嘱式。
市長より直接委嘱状を手渡され、様々な活動が開始されました。

スピーチ原稿の紹介

   心は言葉を超える

    上飯田中学校 ノエル ジョシュア 

 陸地に打ち上げられた船、つぶれてしまった家、屋根だけが残った寺、どこも同じような風景、音はない。5月4日、僕は石巻の海辺にいました。            

 魚の腐敗臭、石油の強烈なにおい、頭が痛くなる。いつもの海の匂いがしない。小学校の時計は3月11日のあの時間で止まっている。散乱した上履きを見た時、胸が潰れそうになった。逃げ惑う子供たち、助けようとしただろう先生たちを思い浮かべた。

 僕は父の仕事で3年前にフィリピンから日本に来ました。まさか安全で平和な日本にこのような大災害が起こるとは思ってもいませんでした。

 両親はボランティア活動に積極的で、震災の3週間後にはすでに被災地に入っていました。そして5月、自分にも何かできないかと思い、トウホクに行きました。

「何か手伝うことはありませんか」とスコップやほうきを手に家々を回り、泥かきをし、

たまったヘドロを袋につめて運びました。また焼きそばとスープを作り、被災した人たちに食べてもらいました。自分のやっていることで、みんなが喜んでくれたのが伝わってきて、嬉しくなりました。

 外国から来たボランティアの人々、日本語もわからない彼らが、被災者に話しかけ、一緒に作業をしている姿が目に留まりました。

 僕が日本に来た当初、自分は日本人と違う

となんとなく孤独を感じ、日本から逃げ出したいと思ったこともありました。

 しかし、被災地でおじいちゃんやおばあちゃんが笑顔で外国人ボランティアとハグをしている姿を見て、僕の中の日本が変わりました。災害が起きたことは残念で悲しいことですが、その状況の中で、たとえ言葉は通じなくても、心でコミュニケーションすれば、絶望している人々に、「自分は一人ではないんだ。」というぬくもりを与えることができると実感したのです。

 東北での体験、それは心があれば、言葉を

超えて人とつながることができるということ。

人と人が心でつながれば、どんな状況の中にも希望がうまれる。

 僕はこの経験を胸に、これからも東北の人々を支えていきたいです。