人権教育講演会の様子


日 時  平成19年11月30日(金)  場 所  体育館


         講師 信太 正道 様     演題 「戦争と平和」


    講師の略歴
元海軍少尉  19歳の時、神風特別攻撃隊古鷹隊で特攻隊に指名される。遺書を書き親子の別れを行い、出撃用の前進基地に向かう途中に終戦を迎える。戦後は、京大卒業後、海上自衛隊、航空自衛隊を経て日本航空の機長として長い間活躍する。定年後は平和運動に力を入れている

1年生の感想
信太さんの体験したことは、とても貴重なことでこれからも伝えていかなければならないと思いました。中でも、神風特攻隊の人たちが書いた遺書の話とてもびっくりしました。「天皇の為」とか「国の為」と書いてあるのはあまり本音を書いていないと思いました。戦争には負けてしまったけれど、負けたことによって信太さんの代は助かったので今日に至って貴重な話を聞けるので良かったです。あと、「人種差別」の話ももっと時間があれば話して欲しかったです。

本当に「命」というものは大切なんだな。と思いました。行きたくない所に行かなければならないのはとても辛かったのだと思いました。戦争とは、体だけでなく心にも傷をつけてしまうものだと知りました。一生消えないキズを・・・・

信太さんの話を聞いて「命」が大切だと思いました。戦争中にも逃げる人がいたことを聞きました。逃げることも勇気だと思いました。

2年生の感想
信太さんとお母さんのエピソードを聞いて実際に僕が特攻隊だったら自分の家族とどのようにして最後の別れをするのかを考えさせられました。「死ぬための訓練」をしなければならない特攻隊はこの世にあっていいのか・・・。日本は何故「特攻隊」という選択をしなければならなかったのか・・・。色々考えさせられました。戦争がない平和な世界が一番だ。

死に行くというとてもこわい事を特攻隊の人は普通にやっていてすごく驚きました。今、自分たちができるのは自分の命を大切にして、人の命を大切にして「戦争と平和」についてしっかり考えることが大切だと思いました。

ビデオやプリントなどで今日話してはことは少し知っていたけど、今日初めて体験してきた人の話を聞いて改めて戦争の怖さ、絶対にしてはいけないことなど考えさせられた。信太さんから見て、私と考えが異なるかもしれないけど、私は戦争なんて馬鹿だと思う。正義を突き通すことを戦争してまでやらなくても良いと思う。それは正義ではないと思った。信太さんの人生は本当に嫌な思いや辛いことが沢山あったと思うけど、寸前で死ななくてよかった奇跡の自分を大切にして多くの人に「戦争と平和」について伝えていって欲しいと思った。でも、戦争があって、多くの人が死んで特攻隊で死んだ人も含めてそういう現実があってからこそ、今の平和があるのだと思いました。殺人とかもないようにできたらなあとも思いました。

自分が今まで知らなかったことを勉強できて良かった。遺書に本当の気持ちを書くこともできずに死んでいった人が数え切れないくらいいることから、戦争というものは人の自由も何もかも奪ってしまうのだと思いました。天皇の言うことは山よりも重く人の命は鳥の羽よりも軽いという当時の価値観と今の価値観の違いに驚きを受けました。

特攻隊や戦争のことについての実体験の話を聞き詳しく知ることができました。これからは戦争の本を読んで自分も戦争に対しての意見を持ちたいと思います。

特攻隊の人はどんな気持ちで死んでいったのかを考えたら怖いです。もし、自分が特攻隊だったら逃げ出していた。家族からも裏切り者って言われたら怖い。色々な意味で怖いです。今は平和で幸せに生きているけど、またこういう戦争が起きたら・・・未来が怖いです。

3年生の感想

今の日本が、どれだけ平和で私たちがどれほど恵まれているのか、今日の講演を聴いてあらためて分かりました。そして、戦争がどんなに悲惨だったか、負け戦と分かっていても戦いに出なければならなかった人たちの心はひどく矛盾していたのだと知りました。信太さんは神風隊に指名されても心から喜べず、残った仲間はカードゲームなどをしていたり、その次の日に両親が来たとき、いったいどんな気持ちだったのでしょうか。2階に行って、母が「正道、特攻隊員を断っておいで」と言ったくだりには思わず目に涙がにじみ出ました。断るわけにいかず、さらに心に思えぬことを遺書に書かされて・・・。それでも、やっと戦争が終わり家に帰ってきたとき3歳下の弟の一言は許せなかっただろうと私は思いました。バカな戦いでも、命をかけて自分たちは戦ったのだから、と。

先日、『ホタル帰る』という本を読みました。その本に感動し心に残っていたので信太さんの話は心に伝わってきました。なかでも、「天皇のために死ぬのでなく家族のために死ぬ」というような話が印象に残っています。天皇のために命を落とすことは鳥の羽よりも軽いというけど、本当は山よりも重く海よりも深いと思います。「生きたい」という思いは誰にでもあるし夢や希望もそれぞれあるのに、全てを捨てて敵艦に突っ込むのは辛いものを感じます。戦争を知らない私たちにとってテレビでの映像はそのまま受け入れてしまうので、信太さんの「TVで言っていることには嘘がある」という話を聞いたときはショックでした。私は、戦争についての本当の話が知りたいし少しでも多くのことを分かっていきたいです。

私はこれまで戦争で死ぬことが国への大義だと言う意味がどうしても理解できませんでした。本当に心の底から「天皇万歳」などと思って戦争に身を投げることが出来るとは思えなかったのです。そして、私も、「馬鹿な戦争をした」と思っている人の一人でした。しかし、お話を聞き、信太さんの思いや家族の思い、そして戦争で亡くなっていった仲間の人々のことについて、そこには辛く悲しい思いとともに、戦争に出る使命感と意地があったことを知りました。そのとき、私は自分がどうして戦争に行く人々の気持ちが理解できなかったかが分かった気がしました。それは人間として思う命の大切さを感じられなかったからだと思いました。でも、戦争で亡くなった人々の思いを考えると「馬鹿な戦争をした」という言葉で意見することは良くないと思い直しをしました。これからは命の大切さを改めて考えていこうと思います

正直に本当に感じたことを書きます。信太さんは軍人になるための学校で勉強をし職業を軍人としていらしたので時々疑問を抱くことや死にたくないと思っても敗戦までは負けないと考えていたと受け取ってもいいのでしょうか。徴兵されて突然軍人になった人とは違う純粋な軍人を受け取っていいでしょうか。それならば、ドラマや小説でみるような理不尽さはないから敗戦後に弟さんを殴ってしまったことも分かります。もちろん、本当に好き好んで死にいく人など1人たりともいないと思いますし信太さんも死にたくないと思っていたと言っていました。だからこそ、教育は本当に恐ろしいものだと思いました。特攻命令を下した上官個人がどうというわけでなく、そんな命令を下しても何も不思議がないようなそんな考え方が浸透していたことが、その当時の日本が残念な感じがします。