平成18年度 横浜市立桂台中学校の教育実践


(はじめに)

本校では次のような「人づくりの願い」をもって教育の計画を立ててきています。

  • ○ 世界の一員としての自覚を持てる人

  • ○ 豊かな自然、まちのすべての命を大切にし、愛しみ、思いやれる人

  • ○ 自ら豊かに表現ができ、進んで行動できる人



平成14年度から学校5日制の導入に伴う「学習指導要領」の改訂にそって、従来の実践を 見直し、あらたに 学校教育目標の基本目標・具体目標を設定し、その実現を目指して教育実践を行ってきました。

学校教育目標



基本目標
  • ☆ 世界の一員としてしての自覚を持ち、幅広い視野で見る力を育む。(共生)

  • ☆ 思いやりのある、豊かな心を大切にする。(個性)

  • ☆ 何事にも主体的で、より良い生き方を創造する。(解決)

具体目標
  • ○ 国際感覚豊かな人間を目指して、豊かな感性や幅広い視野をもてるよう、地域に根ざし、社会貢献する活動を展開します。

  • ○ 集団の中でお互いを尊重しながら、自分らしさを豊かに表現し、学び合える仲間づくりができるよう導きます。

  • ○ 学ぶことに興味と意欲をもち、自ら課題を解決できる力を養います。



その後、平成16年度には「二学期制」を導入し、あらためて教育課程全体の見直しを行い、現在に至っています。 その間、社会的には「学力低下問題」が叫ばれ、公立高校の入試選抜の方式変更、「習熟度・少人数指導」「特別支援教育」 などの教育システム導入など、学校教育を取りまく状況は加速度的に様々な変化をしています。

さらに、横浜市教育委員会は平成18年3月に出された「横浜教育改革会議」最終答申を受けて、さらに教育改革を 推進していくことを目指しています。

そのような状況をとらえ、保護者・地域のニーズを受けて、本校の生徒の実態を踏まえ、本校の教育実践のさらなる充実を期して 平成18年度の教育実践について次の通り策定をしました。

平成18年度 学校づくりに向けて

「地域に根ざし、心豊か、確かな学び、ともに伸びあう桂台中」

行動指針

〜 思い合いながら、たくましく、一所懸命、全力で 〜


学校経営の方針(指導実践の目的)
  • 1 安心、安全な学校づくりを推進するために

  • ◎「だれもが」「安心して」「豊かに」生活できる学校づくりを実現します。

    ◇生徒、教職員一人ひとりの「いのち、人としての尊厳」を何よりも大切にし、 さまざまな差別はもとより暴力、いじめ、からかいなどの日常に潜む人権侵害差別を 許さない考え方を育成し、克服していく実践を進めます。

    ◎学校防犯体制を整備し、生徒ならびに教職員事故の起きない学校を目指します。

    ◇全校職員の危機管理意識を高め、生徒が安心して安全に生活できるよう事故の予見・ 防止の対策をしっかりと講じ、的確な初期対応を徹底します。


  • 2 開かれた学校づくり、特色ある教育活動の展開をさらに進めるために

  • ◎学校評価活動と情報公開を積極的に行い、より良い学校づくりに役立てます。

    ◇適切な学校評価により、学校経営、教育活動の課題を明らかにし、説明責任、 結果責任を果たしながら保護者、地域に理解・協力を求めていきます。

    ◇学校の立地基盤を活かし「地域の学校」として保護者、地域の願いに応え、 奉仕や福祉の活動を通して連携し「まち」とともに歩む学校づくりを進めます。

    ◎“魅力ある学校”“大好きな学校”という評価をしてもらえるように努めます。

    ◇全校で生き生きとした学校、学年、学級経営を実現し、生徒にかかわるすべての人たち の豊かな人間関係の中で社会的な自立を促すさまざまな活動を効果的に展開します。


  • 3「生涯学習」社会に対応できる「生きる力」を育成するために

  • ◎生徒一人ひとりが、自ら学び、自ら行動できるよう積極的に支援をします。

    ◇学習時間の確保をさらに図り、授業や学習活動にゆとりをもたせ、充実を図ります。

    ◇ゆとりの中で一人ひとりの生徒が学ぶことの楽しさを味わい、「基礎・基本の力」の 徹底した習得で、確かな学力を身につけられるよう授業を改善していきます

    ◇生徒と向き合う、向き合える時間を重視し、相談活動の充実を図ります。

    ◇「主体的な学習」を進め「自律的な行動」をする意欲や姿勢を大切にし、体験的に問題解決していく方法を身につけさせます。

    ◇生徒一人ひとりの個性を十分に把握し、多くの仲間とふれあいながら、共に成長していく「温かな集団づくり」を実現していきます。


(指導実践をすすめるために)

(1)教職員相互の信頼を基盤に、それぞれの個性を尊重し、創意工夫を大切にしながら、 いつも協力・連携して「共働」を進めたい。

(2)生徒の状況を的確に把握し、その思いや願いを尊重し、教職員すべてが基本に立ち返り、 それぞれの専門性を活かしながら、真剣に、学校教育目標の達成・実現に向けて協力に努めたい。

(3)教育活動のすべてに、生徒、保護者や地域の人々に対する説明、実行、報告の責任を確実に果たし、 理解、納得を得ながら、相互の信頼を築き、深めたい。

(4)学習指導では、特に「学習習慣の形成」を図り、基礎基本の力不足などの解消に向け、 内容・方法・形態等について教職員それぞれの専門性に基づき検討し、教科・学年等の枠を超えた 具体的な活動の研究協力・研修に努めたい。

(5)生徒が心を開き、豊かな人間関係が結べる積極的な生徒指導を展開したい。

◇「後の指導より、先の観察・言葉かけ・相談」を意識した積極的な生徒指導の実践と力量向上を図る

◇ 一人ひとりの生徒の日常の様子に絶えず注視し、さまざまな訴え・思いを受け止め、寄り添い、 内面の成長を支えていく指導を目指す。

◇ 生徒にとって価値観が広がり方向性が見える相談活動を重視し、思いを伝える、 温かく的確なストローク、カウンセリングマインドでの指導を心がける。

◇当事者による直接指導とかかわる人の連携・協力で、全校の生徒を全教職員で指導していく体制を確立し実践する。

◇日常から、特に保健室、相談室にいる生徒を把握し、養護教諭、学校カウンセラー、生徒指導専任教諭との連携を意図する。

◇ 課題を抱える生徒の保護者の思いを受け止め、ともにその解決を図ることを実践する。

(6)生徒一人ひとりに気を配り、きめ細かな教育活動の推進を図りたい。

◇「不登校生徒」「相談室登校生徒」「保健室訪問生徒」の教室復帰に向け、 個々の生徒の状況の把握に努め、定期的に情報交換、相談、指導の連携を行う。

◇普通級在籍の軽度発達障害状況生徒の把握、指導等についての相談、協議、連携を 行う「特別支援教育校内委員会」の活動を充実させ、通級支援教室設置と整備を行う。

◇学習障害・学力遅滞、成績不良等の課題を持つ生徒の支援システムの検討を行う。

◇個別支援級在籍生徒の指導に全員がかかわり交流教育の促進を図る。

(7)日常の生徒、教職員の言動に潜む人権侵害を意識し、生徒一人ひとり、教職員の 「いのち、人としての尊厳」を大切にしたい。


具体的な課題について
(校内運営面)

1 小規模校化に対応し、職員全員が一体感をもって組織課題に取り組む。

2 新たな校内運営組織を機能させ、合理的な学校運営を目指す

3 学校規模、地域・保護者の要望等を把握して「中期学校運営計画」の策定を行う。

(教育指導面)

1 学習時間の確保に留意し、授業や学習活動にゆとりをもたせ、充実を図る。

2 習熟度別指導・少人数指導・個別指導などの学習方法や形態をそれぞれの教科で工夫し、基礎・基本の力不足などの解消を図る

3 学習相談を計画的に実施し、生徒が「主体的な学習」を進められるよう支援する。

4 「道徳」の指導を計画的にかつ重視して行い、「こころの教育」を推し進める。

5 「総合的な学習の時間」の全体計画の作成と評価を行う。

6 「朝総合」(全校朝読書)の充実を図り、読書習慣の定着を図る。

7 3年間を見通した「進路指導」を展開し、「キャリア教育」の導入を図る

8 「学習状況調査」を活用し、授業改善を図るとともに分析、傾向を明らかにする。

9 部活動の教育的意義を理解し、全校態勢で取り組む。


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