〜「丸中だより」
| 三月号 |
丸中のバトンを引き継いで三寒四温を繰り返しながらも、桜の花が咲き始めました。いよいよ十七年度も終わりです。十日に行なわれた卒業式はあいにくの雨と寒さでしたが、百五十三名の卒業生が、それぞれの進路に向けて、笑顔で丸中を巣立っていきました。毎年、卒業式では一人ひとりに卒業証書を渡す時、特別な感慨をおぼえます。一口に「中学校を卒業」といってもそれぞれの、さまざまな三年間があり、「身長が大きく伸びて、見違えるようになったね・・・」「一年生の時はやんちゃで何かと心配することが多かったけれど、みごとに成長したね・・・」「家庭の問題で大変だったのに、自分を見失わずよくがんばったね・・・」「部活での活躍、すばらしかったよ・・・」等々、一人ひとりの顔を見ると、三年間のさまざまなことが思い出され、それぞれの成長を本当にうれしく思いながら卒業証書を手渡したのでした。 さて、その卒業生から「丸中のバトン」を手渡された二年生のみなさん、いよいよ四月からは君たちが最上級生です。普段の学校生活はもちろんのこと、委員会活動も、学校行事も、部活動も、成功させられるかどうかは君たちの肩にかかっています。今までは三年生の後に付いてやればよかったことを、今度は君たちが模範を示しながら、学校全体を引っ張って行かなければならないのです。改善するところは改善しながら、よかったところはさらにすばらしいものにして、一年後にまた「丸中のバトン」を次の学年にしっかりと渡さなければなりません。一人ひとりが「最上級生」になるという意識と、その責任の重さをしっかり自覚して、四月を迎えてください。 一年生のみなさん、かわいい新入生が入学してきます。「先輩」と呼ばれるうれしさと、ちょっぴりの気恥ずかしさを経験することでしょう。君たちがそうであったように、中学校生活への不安と期待で胸を一杯にふくらませて入学してくる新入生に、「先輩」と呼ばれるにふさわしい姿を見せてあげられるでしょうか。自分のこの一年をしっかり振り返るとともに、どんな決意を持って新学期を迎えたらよいのか、じっくり考えてみましょう。春休みの宿題です。 鳥が歌い、草木が芽吹き、自然界の生命が躍動する春・・・。何だかうれしくて、じわじわと自分の中にやる気が満ちてきます。季節の変わりがあるということ、学年や学期の区切りがあるということは、私たち弱い人間にとって、また、まだ長いスパンで物事を見ることのできない中学生にとって、何という助けでしょう・・・。その区切りのたびに、新しい気持ちになって、やり直すことができるのですから。 四月には「やる気」に満ちた、「新しい私」になったみなさんに会えることを楽しみにしています。
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