〜「丸中だより」

四月号

  満開の桜と富士山に祝福されて
 
                            19年度がスタート
                            校長  谷  紀代
今年は温暖化の影響か桜の開花が例年より1週間ばかり早く、この分では桜のない入学式になるのではと心配していましたが、直前の思わぬ寒さが開花を足止めしてくれたお陰で、満開の桜で新入生を迎えることができました。抜けるような青空に満開の桜、雪を冠にいただいた富士山もくっきりと姿を現し、まるで絵に描いたようなすばらしい入学式、始業式となりました。2週間になろうとする今では緊張していた一年生も中学校生活に大分慣れ、二、三年生も新たな学年、クラスになって学校中がやる気に満ちています。今の新鮮な気持ち、やる気を是非最後まで持ち続けて欲しいものです。始業式では谷川俊太郎の「未来」という詩の一節を生徒たちに贈りました。
             未 来
         青空に向って 僕は竹ざおを立てた
         それは未来のようだった
         決まっている長さをこえて
         どこまでも
         青空に溶けこむようだった

竹ざおは生徒たち自身です。何事に対しても私たちはよく、自分はこれしかできない、〜は苦手だ、能力がない・・・そう言ってすぐにあきらめたり、努力をやめたりしがちです。そんな気持ちが「決まっている長さ」であり、若者の可能性はこの竹ざおのように「未来」という青空に向かって、「決まっている長さ」をこえてどこまでものびていく限りないものだと作者はうたっているのです。今年度も生徒たちがこの詩のように、ぐんぐん自分の可能性をのばしていってくれるよう心から願っています。
さて、学校では今年度も経営方針の柱である「信頼にもとづく学校作り」を一層大切にして参ります。生徒たちが悩みや不安を気軽に相談できる機会を増やし、教育相談を学期の始めや長い休み明けなど、年に四回設けます。また学習面でも、教科の最初の時間に学習の仕方、家庭学習の仕方などを丁寧にオリエンテーションすると共に、試験前には学習相談も実施する予定です。もうすぐ家庭訪問、お仕事をもたれている保護者の方も多いと思いますが、担任と保護者が親しくなり、協力し合って子どもを育てていく関係をつくる大切な機会です。出来るだけ時間の都合をつけて頂ければ有難いです。今年度もよろしくお願いいたします。

(学校長 谷 紀代)