港中創立60周年記念式典 地域、家庭の連携のもと、築かれてきた伝統
本日11月23日(金)、勤労感謝の日に、港中創立60周年記念式典、祝賀会を、本校体育館で挙行します。
午前は横浜市教育委員会伊東裕子健康教育課長、戸塚浩恵小中学校教育課主任指導主事、森博昭、関口和弘小中学校教育課指導主事のご臨席のもと、生徒を対象にした記念式典を行います。
午後には屋代昭治中区長、渡辺三樹男地域振興課学校支援・連携担当課長、橋柢祐中区連合町内会長をはじめ、中区役所や各町内会・自治会の代表の皆さま、区内を中心とした各学校の校長先生・PTA会長はじめ学校関係者の皆さま、保護者の皆さま、同窓会、歴代校長をはじめとする旧教職員の皆さまなど、多くの皆さまをお招きして、ささやかな記念式典、祝賀会を行います。
港中学校は、終戦直後の昭和22(1947)年4月、戦後の民主化が進められ日本国憲法や教育三法が施行された年、市内に創立された43校の新制中学校の一つとして、現在の北方小の場所で北方中学校として産声をあげました。
しかし、翌年、横濱小学校が廃校となった現在地に移転し、校名も「港中学校」に改称されました。本校の校地内には、新制中学校にはめずらしい二宮尊徳の石像や、関東大震災後の復興の様子を視察に来られた昭和天皇の聖蹟記念碑が残っています。したがって、港中学校には従前の横濱小学校の卒業生の皆さまの思いや願いもこめられているのです。
横濱小学校は、明治6(1873)年第一大学区第七中学区第一番小学壮行学舎として創設されて、今年で134年になります。したがって、この地に学校ができて小学校の時代が73年、(間に1年)、新制中学校になって60年と言うことになります。この間、関東大震災で校舎が全焼し、第二次世界大戦でも講堂兼体育館が被災し大破するという苦難の歴史を経て、現在この地に港中学校が存在しています。
横浜の中心部、横浜港に繋留している船の汽笛が届く距離に港中学校はあります。そして、長い年月の校史に刻まれた卒業生が、その時々に取り組み、創りあげてきた伝統が今もこの地に息づいています。
港中は、地域の皆さまに常に注目され、愛されてきました。地域に根ざし、地域と共に歩む学校として、着実な歴史を刻んできたのです。爽やかな挨拶、けじめある行動、何事にも精一杯の努力をすること、等、港中のよき伝統をこれからも受け継ぎ、発展させていきたいものです。祝60周年!
全国各地から港中に視察団が来校
港中学校は平成17年度から提案公募型研究校「パイオニア スクールよこはま(PSY)」に認定され、トライリンガル生徒の育成をめざした実践研究に取り組んでいます。1年目の17年度後期から選択教科に中国語会話コースを開設し、18年度には英会話コースを開設しました。19年度にはコミュニケーション能力の原点となる国語教育の見直しに取り組んでいます。いずれも21世紀に世界に翔く人材を育成するために必要な教育活動です。
また、PSY事業の一つとして地域ボランティアの皆さまのご協力を得て、国際教室の母語支援、日本語指導の充実に力を入れています。外国から港中に編入してくる生徒は今年の4月からだけでも15名にもなります。そのほとんどが日本語の話せない生徒なので、母語による学習支援は港中にとって不可欠なのです。
港中の生徒たちはこうした外国からの編入生に対して常にやさしく親切に接しています。これからの国際社会では「共生」の精神が非常に重要になってきます。国籍や人種・民族にとらわれず同じ地球人として平等に接することこそ、国際人として大切な資質だと思います。港中の生徒はそれを自然体で実践できることがすばらしいと思います。
港中のホームページにはこうした教育活動のPRが載っているためか、このところ全国各地からの視察が絶えません。
10月19日(金)には北九州市の教育委員会と小・中の先生方が6名来校、10月30日(火)には中国遼寧省大連市の向応中学校の校長先生、副校長先生ら9名の方が来校、11月2日(金)には北海道北見市の教育委員会と小・中学校の先生方が11名来校、さらに11月27日(火)には静岡県浜松市立江南中学校の先生が2名来校します。視察の目的は、国際教室の実態や港中の地域に根ざした教育のあり方を見たいというものがほとんどです。
中国遼寧省向応中学校は日本語教育に力を入れており、「できれば手紙のやりとりから交流できないでしょうか?」という提案を受けています。もしそれが実現できれば港中の国際性は一段と高まると思われます。
「港中生は気持ちのよい挨拶ができる」と地域の方々からお褒めの言葉をいただきます。人との出会いを印象づける挨拶をこれからも大切にし、世界を視野に入れた友好交流のできる港中に高めて行けたらすばらしいと思います。「地球人としての共生」を大切に!
港中同窓会から60周年記念品贈呈
創立60周年を記念して港中同窓会(阿部重夫会長)より記念品の贈呈を受けました。本日の祝賀会の中で贈呈式が行われます。
記念品は2つあり、1つは「60周年記念港中学校同窓会一同」と名の入ったテント一式と、自然教室の収穫祭や、JICAの中南米からの体験入学生に日本の文化を味わってもらう港国際交流ステージの餅つき大会等に使用する「餅つき用具一式」です。
テントは体育祭等の外の行事に不可欠なもので今年の体育祭前日に強風のため一張り破損してしまったため、大変ありがたく思っています。
また、餅つき用具についてもこれまで山下町内会からお借りせざるをえなかったので、長年の願いがかないうれしく思います。早速、1月の餅つき大会に使用させていただきます。
今回、あらためて同窓会の存在の大きさを実感しました。ありがとうございます。
感動の60周年記念 合唱コンクール
「輝け、一人一つの音色 〜世界最響 THE 港〜」
11月1日(木)午前、磯子公会堂で創立60周年記念合唱コンクールが行われました。港中の合唱コンクールは年々レベルが上がってきています。体育祭が終わって、わずか1か月の間ですが、朝練に取り組み、教室や廊下でのパート練習や個人レッスン、体育館ステージや音楽室、学習室での合わせ練習、はじめはまじめに取り組まない生徒もいて実行委員も苦しんでいましたが、本番が近づくにつれて、各クラス本気になり、めざましい進歩を遂げました。いざ、当日、どのクラスも精一杯の合唱を披露し、満足そうな顔。
優勝は1・2年が1組、3年は2組でしたが、全クラスに敢闘賞をあげたいと思います。
今年の1年生はすごい!
1年生の合唱は、毎年声が透き通っていてきれいなのですが 合唱の厚みや表現が今一息と言うことが多かったと思います。しかし、今年の1年生はこれまでになく合唱的でした。男子の声がよく出ていて女子を支えていました。優秀賞をとった1組は 各声部がしっかり歌えていて合唱としての厚みがありました。しかし、他の2組と3組も1年生としては上々のできでした。これから2年、3年とどう成長していくかが楽しみです。
2年生は深みがある
今年の1年生に驚いたのもつかの間、2年生の合唱を聴いて驚嘆しました。男子の声がすっかり大人の声になっていて、響きが違いました。3クラス甲乙つけがたい接戦でしたが、1組が見事栄冠を勝ち得ました。課題曲の「時の旅人」は詩の内容をよく味わって歌うことが大切です。その表現の仕方で微妙な差がついてきます。曲想は歌う人が曲を味わうことが基本です。昨年に比べて格段に進歩していました。来年がおおいに楽しみです。
3年生は果敢に挑戦
3年生の自由曲には正直まいりました。ソロありアカペラあり。リズムや音程をとるのが難しい曲に果敢に挑戦する姿に最上級生としての誇りと責任を感じました。3年生は自由曲の曲想が違いすぎるため採点は微妙だったと思います。それだけに課題曲の大地讃頌」をいかに印象深く歌うかで採点にも影響があったと思います。しかし、さすが3年生。1年生の時から聴いていて別の学年に思えました。すばらしい進歩に対し、心から賞賛します。