2006.2.23 第10号

ラ ス ト シ ー ン

                            校 長    久保田 永宣

私は現在の西本郷を含めて勤務した学校は7校を数えます。PTA広報誌等の職員の紹介の中で、先生の趣味は?と聞かれたときに「映画鑑賞」とその都度答えてきました。最近は映画館に足を運ぶことが少なくなりましたが、名古屋での大学時代はロマン座という低額料金の映画館に足しげく通ったものです。「シェーン」「風とともに去りぬ」「真昼の決闘」「第三の男」「望郷」「十二人の怒れる男」など、今目をつぶっても、その一場面、一場面が鮮やかに蘇ってきます。それらの中で、特に戦争映画の中に私にとっての名作が多い気がします。ひとつだけ例を挙げると、「西部戦線異状なし」を私のもっとも感動した作品としてあげたいと思います。この映画は、第一次世界大戦中ドイツ従軍ジャーナリスト、レマルクの世界的ベストセラーとなったルポルタージュ小説が原作で、1930年に制作された(アメリカ映画)映画史上初の本格反戦映画として歴史に残る作品です。70余年前の映画ですが、今見ても、その新鮮さ、インパクトは決して色あせません。『主人公はドイツの新兵。戦場で繰り返される凄惨で残酷な戦いに身も心も打ち砕かれ、ボロボロになっている彼の様子が画面に映し出されます。しかもモノクロ故か、かえって陰影が際だち、これこそが戦争の実態という印象を見るものに強烈に植えつけるのです。やがて停戦。そして、それを象徴するかのように優しいハーモニカの音色が流れ、新兵の目の前を蝶が舞います。彼は塹壕から身を乗り出してその蝶に手を伸ばす。その時、彼を狙った一発の銃声が・・・。新兵が倒れた後、司令部の報告は「本日、西部戦線異状なし」』。有名なラストシーンです。この一発の銃声は、今でも私の耳に残っているほどです。名画と称される映画は、すべてラストシーンに余韻があり、鮮明に脳裏に刻み込まれる何かを備えているように思います。「映画はラストシーンで決まる」という言葉に私だけではなく映画ファンを自認する人なら誰でもうなずくのではないでしょうか。

3年生の現時点での進路状況は、すでに公立前期選抜・私立推薦・私立一般入試等が終わり、いよいよ大詰めとなる公立後期選抜試験(2223)が迫ってきています。受験する皆さんは体調の管理に気をつけ、十分に実力を発揮し好結果が得られることを期待しています。カレンダーを見るとなんと卒業まで3週間を切りました。9カ年の義務教育終了という大きな節目を迎えるとき、「西本郷中学校第26期卒業生」として立派な足跡を残し、素晴らしい「ラストシーン」を飾ってほしいと願っています。

1・2年生はこの時期、実質的には学校の中心であるという自覚を持っていろいろな面で頑張っているでしょうか。目的達成するには「まだ時間がある」「後でやる」「明日からやる」等と考えずに、「今」を大切にし、すぐに実行することが大切です。そうすればいい形で18年度につながっていくはずです。中学校の3年間のなかで、それぞれ1・2年の区切りであるこの時期、素晴らしい「ラストシーン」を見せてほしいものです。

自然教室をふり返って

1年  藤井 美咲

私たち1年生は122日からの4日間、自然教室に行ってきました。私は今回、班長をやらせてもらい、よりよい自然教室にするために事前から準備を重ねていきました。

スキー実習は、はじめ、滑れるか不安で怖い気もしましたが、インストラクターの先生方のおかげで、最後にはみんなと同じように滑れることができ、とても嬉しかったです。

生活面では友達と仲良く、楽しく過ごすことができましたが、班長としての自覚が足りず怒られることもありました。しかし、2日目からはルールを守り、レクラリーや百人一首大会もより楽しむことができました。

自然教室では注意されたこともありましたが、とても良い思い出が沢山できました。またみんなで協力して楽しめたことで、団結力もより深まったと思います。そして2年生の地域学習でこのことを生かしていかれれば良いと思いました。                        

3年間の軌跡        

                  第三学年 学級委員会  横田 聡一朗

 1年次の鎌倉地域学習に始まり現在に至るまで、赤学年の3年間は決して楽なものではありませんでした。1年の自然教室では班長の行動が早過ぎて班員がついて行けず、皆を混乱させてしまいました。更に2年次の東京地域学習では、悲しい結果が待っていました。行動班の半数が帰りの時間に遅刻するという悲惨な事態を起こしてしまったのです。なぜなら遅刻班のほとんどが、自分の行きたい気持ちを優先し、時間配分を無視して行動していたからです。しかし、1年後の修学旅行では、一日目に交通事情により少数の班が遅刻したものの、二日目は遅刻班ゼロという結果をおさめることができました。2年次の反省を生かし、各班私欲を捨て時間配分に気をつけて行動することを心がけたのです。最後の宿泊行事を今までの反省を生かしてしめくくることができて良かったと思います。

しかし、日常生活では、ボールの管理、チャイム着席の徹底等不十分な点がたくさんありました。それでもいつも明るく、行事に積極的で団結力があるというところは、この3年間でいかんなく発揮されたと思います。

1,2年の皆さん、4月には新1年生が入学してきます。何事にも積極的に、そして後輩の手本となれるように頑張ってください。

円形吹き出し: 〜お 知 ら せ〜
3月10日(金) 第26回卒業証書授与式 3月24日(金) 修了式