
H17.3
希望を持って今を語り、将来を語れる若者に!
学校長 岩澤 啓子
先日、大阪府寝屋川市の小学校で発生した17歳の卒業生による教職員殺傷事件は、学校関係者のみならず多くの人々にショックを与えました。この事件の原因は定かではありませんが、犯人である少年の学習能力と社会性のインバランスが生んだ悲劇だと感じております。
金沢高校のPTA広報紙に、犯人と同世代の卒業を前にした3年生の寄せ書きの中に
『‥努力が進歩を、進歩が興味を、興味がさらなる努力を生む』
『俺の人生は、まずこの学校なしでは語れないと将来言えるように良い卒業までの日々を送り たい‥』
など、どの言葉(全文載せられずにすみません)も、さわやかさと伸び伸びとした成長の姿を感じさせるものがありました。私は、西金沢中学校の子どもたちも、希望を持って今を語り、将来を語れる心強き若者に育ってほしいと思っております。
時は移り、人が変わることは、人の世の常ではありますが、現在のいわゆるフリーターとかニートなどの増加には、多くの人が危機感を感じています。西金沢中学校の職業に関する教育は、単なる職業体験だけでなく、NPO“キーパーソン21”のご好意で、3年前から職業意識の向上を図るためのプログラム(キャリア教育)を導入しております。職業を通して世の中を知り、近い将来に職業によって自立してほしい、そのような期待の一貫として、今年度は2月28日に経済産業省の鈴木英敬さんをお招きして特別講演とワークショップを行いました。
本校ではこれからも、子どもたち一人ひとりの勤労観・職業観を育てる教育(キャリア教育)を、教育活動の根底に置いて実践していきたいと考えております。
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H17.2
豊かな心の育成に向けて
学校長
岩澤 啓子
先日、なにげなく手にした冊子の中で『我が国の四季は、人の心を豊かにします。その美しさ、偉大さ、厳しさが豊かな感性を育てます。それは「人間らしく生きる心や態度」の基盤になるものです。』という文章に出合いました。四季の移ろいを愛でる心の大切さを思い出しながら校庭に立って見渡すと、紅梅の見事な五分咲きに“いつの間にか、春はそこまで来ているのですね。”と、近くにいた子どもたちと話しました。
このように、毎日見ている子どもたちの成長も、時々「いつの間にか‥‥」と感じさせてくれることがあります。後期に結成された新生徒会は、12月の初仕事であった『金沢区長と語る会』で、区長が提言した「挨拶をしよう」「街をきれいにしよう」を早速全校生徒に呼びかけ、生徒会役員自ら毎朝ゴミ袋を持って校門に立ち、挨拶をしながら生徒たちが拾って来たゴミを回収しておりました。子どもたちは、いろいろな体験を通して確実に生活力や社会性を身につけ、一段とたくましくなっています。
選択体育(授業)のゴルフは、地域の方のクラブのご寄付と指導ボランティアのご協力を得て、順調にスタートいたしました。今、人気の宮里藍ちゃんのようにはいきませんが、授業でゴルフのルールを学んだり、地域のボランティアの方とお話をすることで、ゴルフをもっと身近なスポーツとしてとらえることができるでしょう。また、ゴルフを通して自分を欺かない心を養うことができれば、望外の喜びです。豊かな心の育成は、私たちの永遠の課題だと、心に刻んでおります。
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H17.1
チャレンジの年に!
学校長 岩澤 啓子
昨年は、国内外ともに災害の多い年でしたが、新らしい年は穏やかに明けました。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
横浜市では、「こんな子どもを育てたい、こんな学校にしたいという夢のある教育に挑戦したい学校は、『パイオニアスクールよこはま』(提案公募型改革モデル校)に応募して、学校の夢をかなえてください」という呼びかけがありました。本校は数年来「チャンス・チャレンジ・チェンジ」をモットーに教育に取り組んでまいりましたので、この呼びかけを夢実現のチャンスととらえております。これまでに取り組んできた本校の2大テーマ「国際都市横浜の特徴を生かした学校づくり」と「小・中学校の交流から協働への挑戦」をさらに確実なものにするために、1小学校1中学校の特性を生かし、早速釜利谷西小学校と協議を進めて、新しい時代の学校づくりに夢を膨らませております。
英語教育を推進するには、日本語を大切にした教育の充実を更に必要とします。国際理解教育を推進するには、日本文化を積極的に取り入れた教育を展開させなければなりません。連続性のある義務教育(小・中学校の教育の一貫性)を効果的ならしめるためには、その入口に位置する幼稚園教育を理解し、出口の高校教育へつなげることがのぞまれます。幸いにして、隣接するカナリヤ幼稚園や市立金沢高校とは交流関係が続いておりますのでご協力を得て、着々と確かな基礎固めをしてまいります。
「今の教育で十分」と昨年の踏襲を重ねるのではなく、子どもたちの現状を見定めながら「プラス1」の教育に挑戦する…そのような学校をつくることによって、次代を担う子どもたちの心にも「プラス1」にチャレンジする精神が育つものと信じております。
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H16.12
豊かな人間性の育成を目指して
学校長
岩澤 啓子
今年も師走を迎え、街々には各店舗の流すコマーシャルソングが、年末の慌ただしさをさらに高めています。先月、奈良では下校途中の小学生が、いたましい事故に巻き込まれました。悲しい事件が二度と起きないよう、地域に住む方々の街への愛着と子どもたちへの関心をもって、安心で安全な街づくりにご尽力をお願いいたします。
話は変わりますが、過日ある出版社から取材の申し込みがありました。本校が国際人育成に視点を当てた教育を行っていることを知り、「おや?BOOK 5年生」の2月号『教えて!中学校』のコーナーに取り上げたいとのことでした。 取材当日は、校長室に生徒の代表やPTA会長、地域ボランティアのミモザの会の方が集まり、賑やかに話し合いが始まりました。取材のために全国を飛び回っているという記者が、3年生の英語の授業を参観して、子どもたちの発音の良さと学習への意欲に驚いたとのお話しがありました。これには生徒代表もちょっぴり得意げな様子でインタビューに応じておりました。
文部科学省は、「英語が使える日本人」の育成のために、いろいろな議論を重ねております。本校では、英語教育を充実させるために、まず国際人に必要な「豊かな人間性」を身に付けさせたいと、様々な体験活動を行ってきました。それが一部マスコミの注目を集めましたが、本校はこれからも着実に国際人を目指す教育の充実を図ってまいります。
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H16.11
HELLO(ハロー)からの出発
学校長
岩澤 啓子
蒼天の下での地域と中学校の合同スポーツ大会、今年も区長さんを始めとする区役所・教育委員会の皆さんを迎えて、地域のパワーを披露しました。大勢の方々のご協力を得て、交流の輪がみごとに広がった一日だったと思います。
特に“地域”対“学校”の綱引きは、学校が過去3年間負け続けでしたので、学校チームは念願の初勝利を収めたことがうれしくて、「手の皮が擦りむけた痛さなど感じない」などと、生徒以上に先生方が喜んでおりました。
さて、本校の大きなイベントである『地域との交流スポーツ大会』と『くすのき祭(文化祭)』も無事に終了し、また11月から着実に学習を積み上げる季節を迎えます。本校教育の特色の一つでもある英語教育推進活動も軌道にのり、校内表示も日本語と英語の併記に変わりました。AET(アシスタント・イングリッシュ・ティーチャー)のティム先生の放課後英語クラブ(?)は、今月からスタートいたします。子どもたちに英語を好きになってもらいたい、早く英語に慣れて欲しい、臆することなく英語で話せるように‥という願いを、一つ一つ実践に移していきたいと思っております。
英語教育や国際人を育てる教育、小学校や高校との授業交流、地域との触れ合い活動等の本校の実践が、教育関係者の関心を高め、学校取材がなされるなど注目されてまいりました。これからの時代を生きる子どもたちのために、時代に即した学校づくりを、専心努力してまいります。
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H16.10
前期と後期の『期分け式』
学校長
岩澤 啓子
学校二学期制になったので、10月8日が前期の終業日です。本校では秋休みを設けないので、休日・祝日を挟んで10月11日からすぐ後期になります。そこで、前期の終業式と後期の始業式を同日に行うこととし、前期の終業日の授業が終わり、連絡票(通信簿)が渡されたのち、全校生徒が体育館集まって『期分け式』を行うことにいたしました。
『期分け式』とは、季節を分ける節分からイメージしたもので、前期と後期を分けるから『期分け式』と命名いたしました。
この行事はもちろん式典ですので、式歌や学校長の言葉で進行されますが、本校では生徒代表による前期の振り返りや、後期への意欲・挑戦等を発表する場も設けました。終業式と始業式をまとめたのは、授業時数の確保策の一つでもありますが、子どもたちの生活にメリハリが生まれることも期待しております。
また、夏休み中に部活動やコンクールなどで優秀な成績を収めた人には賞状が授与されました。しかし、試合には負けてしまったけれども、練習に頑張った生徒や努力した行為には、通常賞状は与えられておりません。そこで、「何に頑張ったか、いかに努力したかなどについて自己申告制度を設けて、校長が賞状を出しましょう。」と、9月の朝会で話したところ、部活動や学習会、ソーラン踊りでの地域行事に参加したことなどをアピールして、大勢の生徒が申告書を出してくれました。この夏休み間の子どもたちの頑張りや努力が、今後のステップへの糧となっていくことを願っています。
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H16.9
人間関係づくりに手間ひまをかけて
学校長 岩澤 啓子
長い夏休みが終わりました。今年の夏は、殊の外厳しい暑さでしたが、元気で日焼けした顔が揃い、ほっとしています。オリンピックと重なり、アテネとの時差14時間のために夜更かし朝寝坊が身についてしまった人も多いようですが、子どもたちはそれぞれが部活動や英語のスピーチコンテストに、また学校の学習会やポスター・作文の宿題にと、それぞれ忙しい夏休みを送ったようです。
休み中に、そーらん踊りのボランティアとして地域の盆踊りや夏祭りに参加している子どもたちを見つけました。近年、地域の行事には参加しない中学生が増えている中で、西金沢中の子どもたちは、当たり前のこととして地域行事に参加しています。これは、地域との合同運動会などで培った帰属意識や、ボランティア精神などのなせる技だと思っております。
俳優の牟田悌三さん(NPO法人よこはまチャイルドライン支援センター理事)は、最近の10代の子どもたちが起こした事件に対し、「この世で一番手間ひまのかかる人間関係づくりを、大人が省略してきた結果、起こるべくして起こった事件だから、もう一度心を開き合い、手間ひまをかけて関係をつむいでいく、そんな単純だけど、根本的なことから始めましょう」と、大人社会に訴えています。 今年も、10月23日(土)に行われる“地域との合同運動会”に向けて、実行委員会の活動が始まりました。この運動会では、地域の役員の方々が手間ひまかけて子どもたちに関わってくださいます。この運動会を機に、子どもたちの心の底に地域の一員としての自覚と自信が芽生えていくのを、関わった大人たちは毎回実感しております。この合同運動会については、次回の学校だよりでご案内いたしますが、地域・保護者の皆様には運動会に是非参加していただきたいと思っております。町内相互の親睦を深めるとともに、次代を担う子どもたちの健全育成にお力添えをいただきますよう、よろしくお願いいたします。
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H16.7
小さな国際親善大使たち
学校長
岩澤 啓子
梅雨の中休みかと思われた15日に、横浜山手中華学校の生徒たちがやってきました。全校交流を始めて4年目なので、すっかり慣れた子どもたちは、「久しぶり!」と歓迎しておりました。
午前は、学年を越えた選択授業です。それぞれのパートナーと、中国語、英語、茶道、邦楽、柔道、サッカー、バスケットボール、美術など国際色豊かなコースに分かれて勉強をしました。
中国語は、カタコトながら西金沢中生も自己紹介が出来るほどになりました。英語はもちろん全部英語で、楽しい会話をしました。茶道は、飲む人・見る人・点てる人と交替しながら練習をしましたが、たくさん飲んでお腹がチャポチャポいっていると話してくれた人もいました。邦楽は、地域の山田先生はじめ、金沢三曲会の方々が手伝いに来てくださり、琴・尺八・三味線の本格的な勉強をしました。柔道は、受け身や技の練習です。柔道着に着替えた子どもたちの、りりしい姿に圧倒されました。サッカーでは、中華学校生のレベルの高さに感心し、バスケットではあだ名で呼び合う仲になったとのこと、それぞれが親善大使の役割をしっかりと果たしておりました。美術は竜の絵の協同制作で、今もホールに飾っております。
午後は金沢動物園のご協力を得て、動物園課題ハイキングです。係員さん総出で、子どもたちの質問に対応してくれました。40問満点のグループが出て、表彰式は大いに盛り上がりました。西金沢中のヨサコイソーラン踊りと中華学校の舞踊・獅子舞は、お別れ会の恒例演目になりましたが、何度見ても感動的で、地域やPTAの方々からも惜しみない拍手をいただいておりました。
6月28日は、オーストラリアのメイフィールド小学校の子どもたちの歓迎会が釜利谷西小学校で行われました。子どもたちの親善大使としての活躍は、まだまだ続きそうです。
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H16.6
思いでいっぱい 校外学習
学校長 岩澤 啓子
5月は、3学年とも校外学習がありました。1年生はMM21や関内方面への班別遠足、2年生は野島公園で野外炊事体験、3年生は修学旅行で2泊3日の大阪・京都・奈良の旅。それぞれが思い出をいっぱい作り、しばらくは学校中に楽しさの余韻が広がっておりました。
1年生は、車内で席を譲ったり、歩いていて「マナーがいいね」と褒められたことが、喜びにつながったようで、帰校してから礼儀正しくなりました。この気持ちを、ずっともち続けて欲しいですね。
2年生は、班別に食材を買い込んで野島公園に行きました。バーベキューでは、すぐ焦げてしまうものとなかなか火が通らないもの、特にピーマンやカボチャは火が通りにくいなどの発見をしながら、それでも自分たちで作ったものはおいしいと感じて、「やればできる」と自信を得たようです。この体験を、秋に行く長野での自然教室にきっと生かしてくれることでしょう。
3年生は、大阪のUSJで思いっきり遊び、京都で社寺仏閣を訪ね、奈良で大仏を見学するといった盛りだくさんの3日間でした。例年と違うのは、京都の宿がアニメ『千と千尋』に登場するような温泉だったことです。子どもたちは、幾つもの宴会場、広いお風呂、次から次へと運ばれる御馳走に驚きながらも、浴衣でくつろぎ、大人の気分を味わっておりました。
6月は、横浜山手中華学校の中学生やオーストラリアのメイフィールド小学校の子どもたちがやって来ます。英語はもちろんのこと中国語なども飛び交い、国際色豊かな親善の月になりそうです。
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H16.5
子ども読書の日を受けて
学校長 岩澤 啓子
風香る5月、爽やかな5月、若葉の5月‥‥。何といっても、5月の枕詞は、1年の中で最も清々しさを伝えてくれるような気がいたします。
さて、本校では平成13年に制定された『子ども読書の日(4月23日)』に因んで、活字に親しませることに努めてまいりました。今年は更にこの趣旨を生かすために、
『新聞を通して、読む・話す・聞くの基礎を学ぶ』と題して、新聞コーナーを1階のフロアーに設置いたしました。
早速、ソファに座って新聞を読んでいる生徒の姿が見られます。実は、日直さんは「帰りの会(学級活動)」で、心に残った今日の出来事を発表しなければなりません。難しい顔をしてメモをとる子、テレビ版を楽しそうに見ている子など、様々な姿が微笑ましさを感じさせてくれます。新聞コーナーの前は図書室です。“新聞コーナーから、図書室へ>”の大人の思いが、果たして子どもたちに伝わるでしょうか。
先日、同級生に偶然会いました。かつて文学少女といわれたその友人が、ぽつりと「今になって親が、若い頃にたくさんの本を読んでおくようにと言った理由が分かるような気がする。」と、話しておりました。もちろん、読書によって言葉を学び、豊かな心や考える力を育てる意味で親御さんは読書を勧めたのでしょうが、友人は「最近、老眼鏡をかけても疲れて、読書量がめっきり減ってしまったの。本は、若いうちにたくさん読んでおくべきね。」とのこと。これは、私も実感です。若いうちに、たくさんの本を読むように、子どもたちには声を大にして奨励していきたいと思います。
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H16.4.5
時代に先駆けた学校づくりを目指して
学校長
岩澤 啓子
山々はすっかり春の装いとなり、校庭の花も木々の新緑に映えるこの時期、学校は最も華やかな彩りで賑わいます。
今年は新入生25名を迎え、全校生徒68名が揃いました。子どもたちは、希望とやる気で輝いております。この輝きに更に新たな光を加えようと、教職員が気を一にして16年度を迎えました。今年も、どうぞよろしくお願いいたします。
西金沢中学校が生徒数の激減を契機に、小規模校教育充実のために取り組み始めて、はや3年が経ちました。設けられた小規模校教育に関する研究プロジェクトの働きを生かしながら、本校は数々の特長ある教育活動を展開し、成果を収めてまいりました。今年度は、新たにAET(外国人英語講師)の配置が決まり、これまで取り組んできた「国際人を育てる教育」を、さらに充実させることが出来るものと期待しております。英語が好きになり、英語で話せる子どもの育成や、日本語を大切にし、伝統的な日本文化を取り入れた教育の実践など、具体的なプログラムを目下作成中です。今年は、オーストラリアのメイフィールド小学校や横浜山手中華学校との交流訪問
が予定されております。日頃の学習が実践に直結するチャンスであると、これら2校の皆さんの来校する日が今から楽しみに待たれます。
時が移り、教育課程も改善を重ねるなか、本校はこれまでの努力が稔り、横浜市の英語教育推進校区(横浜市内2中学校)に指定されました。これは、本校に配属されるAETを釜利谷西小学校に派遣して、両校協働のもとに長期的なスパンで効果的な英語教育を推進するという画期的な事業です。これからも、新しい時代の学校づくりに向けて、専心努力してまいります。
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H16.2.27
巣 立 ち
学校長 岩澤 啓子
校長室の窓辺に、今年も見事な紅梅が咲きました。傍らに立つと、さわやかな香につつまれ清々しい気持ちになります。目を楽しませ、香りで楽しませてくれた梅の花も、2月の末には強い春風とともに舞い去っていきました。
この3月、3年前に8人の新入生として話題になった子どもたちが、6人の仲間を増やして14人で卒業します。横浜市で初めての8人の入学式。体育館にどんなに広がっても一列。新しい制服を着て並ぶあどけない子どもたちを前に、どのような教育を展開させられるのか、私の緊張した瞬間を思い出します。
誰もが初めての経験となる小規模校の教育は、教職員に新鮮な刺激となって、新たな取り組みを生むことになりました。本校の新しい試みに対する、保護者や地域、金沢区役所や教育委員会など、学校を取り巻く皆様の積極的な協力や助言が、小規模校の教育を軌道に乗せてくれたのだと思います。
そして、小規模校教育に取り組むきっかけを作ってくれた子どもたちの卒業は、感慨深いものがあります。先日、卒業生への一言集に「偉大な人物より善良な人物になれ」と書きました。この言葉は、私の父の口癖でもありました。その後、ある本の中でこの言葉と同じ趣旨の文章に出会いました。『人はみな善良な人物になる義務を負うが、必ずしも偉大な人物になる義務を負わない。‥‥正直である。親切である。友情に厚い。そういう徳を固く守る人こそ、真に偉大な人物というべきである。』
今はこの言葉を餞(はなむけ)に、巣立つ子どもたちの幸せを祈るばかりです。
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H16.1.29
男女協力・男女平等について
学校長
岩澤 啓子
金沢区役所から、「違いを生かして・男女協力」と書かれたポスターが表紙になっている冊子が届きました。内容は“金沢区
男女共同参画推進事業”とのことで、冊子を開くと小学生や中学生の入選した作文集でした。その中に、本校3年生の松本名津美さんが優秀賞、2年生の七野愛里さんが佳作に選ばれ、全文が掲載されておりました。
松本さんは、両親とも外で働いているなかで家事と育児は母の役目というのは、不平等ではないかと母親に質問したところ、「お父さんはお母さんより働いている時間が長いし、お父さんが夜のんびりしているから、お母さんの方が忙しく見えるかもしれないけれど、必ずしもそうではない…」との話を聞いて、自分が今まで「同じことを同じ量だけやることが平等」だと捉えていたことの間違いに気づいていくのです。
また、七野さんは世の中でたくさんの女性が活躍していることを例に、「これからは男女の協力で自分のやりたいことにチャレンジし、男性も女性も幅広い分野で活躍することが出来る時代になるのではないでしょうか。」と、抱負を綴っておりました。
子どもたちは、厳然として存在する男性と女性の性差を認め合いながら、協力しあって生きることの大切さを理解し、将来に向かって歩み始めています。次の時代を託す子どもたちの更なる成長を願いながら、これからも応援していきたいと思いました。
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H16.1.8
誰からも関心をもたれる学校へ
学校長
岩澤 啓子
新しい年を迎え、気持ちが引き締まる思いがいたします。今年も、どうぞよろしくお願いいたします。
古い書類の中に、かつて本校にいらした栗原利夫校長先生の文章が見つかりました。その中に、丹沢キャンプで塔が岳登山の最中、数十匹の猿の群れに出会った話がありました。ザザーと木立を揺すって群れが横切るとき、ボスを中心とした数匹が7・8メートルの樹上に位置して、『ギーッ』という声をあげてこちらを威嚇し、若猿や母子猿が渡り終えると群れの後を追って悠然と去って行ったそうです。
その時は生徒を引率していたので、恐怖心があったそうですが、後で振り返ってみると、群れを守る責任感の強いボス、そのボスを信じて一糸乱れず行動する猿たちの動きに、生きるために真剣になる姿をまざまざと見せつけられた思いがすると、書かれておりました。そして「猿まね」という言葉があるが、逆に申年(さるどし)は、人間が猿の社会から学ばねばならない年かもしれないと、結ばれておりました。おりしも今年は猿の年です。学びつつ、学びつつ、今年も良い年になるよう頑張ります。
16年度から学校二学期制を採用することを12月の学校だよりに発表してから、地域の方に「おもしろそうですね」と声をかけられるようになりました。確かに学校の特色づくりの推進には追い風となります。子どもたちが将来、社会や企業などで活躍するためには、学力だけではなく社会に生きる力(人が人とつながり社会をつくる力。そして、よりよい社会を実現しようとする意欲と構想力と実行力)を育てることが大切です。二学期制の導入を機会に、誰からも関心を持たれる学校を目指して、さらに大きく飛躍したいものと思っております。
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H15.11.28
学校二学期制に向けて
学校長 岩澤 啓子
師走となり、何かとあわただしい毎日になりました。学校では、本年度のまとめの作業とともに、次年度への展望とその具現化への準備が並行して進められています。
さて、16年度はいよいよ本校でも二学期制を導入いたします。二学期制については、これまで県教育委員会が学期を定めていたものが、法改正により平成11年から市教育委員会に委譲された時から話題になっておりました。本校では、二学期制の特徴やメリットについて、現在二学期制を実践している他都市の中学校や、試行校として研究している市内の中学校から資料を取り寄せ、検討してまいりました。始業は現行と同じ4月ですが、10月の体育の日の前後を境に学期が二分されます。夏休みも前期の中に取り込まれますので、今までとは違った学習計画を立てることができます。長いスパンで立てる学習計画は、ゆとりの中で特色ある教育活動の展開がしやすく、また学びの連続性から学習効率も期待できそうです。今まで課題となっていた「高校受験に前期までの評価が資料になる(調査書に記載される)と不利になるのではないか」との声には、高校と中学校との連絡協議会や県・市教育委員会レベルでの検討で、新たな方針が出されます。いわゆる神奈川方式の二学期制バージョンです。本校でも、3年生が安心して自分の進路選択ができることを最優先に考えたいと思っております。
過日、保護者の皆様宛に市教育委員会から、二学期制についての特徴や試行校の事例が分かりやすく書かれたリーフレットが届きましたので、近々配付いたします。また、本校におきましても二学期制に関する説明会を予定しております。今日から新年度を迎えるまでの4カ月間で、二学期制のよさを生かした年間指導計画を作成するために、釜利谷西小学校とも連携を図りながら、夢を編み込み全力で取り組んでまいります。
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H15.10.31
スポーツ・文化の秋 真っ只中の西金沢中
学校長 岩澤 啓子
空がアキラカ(清明)であるところから、“秋"と名付けられた説があるように、秋の空は人の心も清々しくさせ、やる気を引き出してくれます。
10月18日の「地域と合同開催のスポーツ大会」では、500名の参加者が校庭いっぱいに競技を繰り広げました。恒例となった学校対地域の綱引きは、昨年までの完敗とは異なり一矢を報いましたが、子どもたちと教員の善戦むなしく1勝2敗で今年も敗れてしまいました。また、生徒自慢の“よさこいソーラン”踊りは、地域の踊り手と飛び入りの小学生や本校の卒業生が加わり、輪の広がりを感じさせるものでありました。
応援に駆けつけてくださった金沢区長さんや教育委員会の方々も、すっかり溶け込み競技に興じ、豚汁に舌鼓をうっておりました。そして、子どもたちの行動を見て、「気持ち良い挨拶」「優しくて親切」「いやな顔せずによく働く」と評してくださいました。「挨拶・親切・笑顔で行動」は、他人とコミュニケーションを作るときの、大切な基本動作です。すばらしい評価は、子どもたちとかかわり育ててくださった地域の方々のご支援があってこそと、改めて感謝しております。
24日に行われた「くすのき祭」も、カナリヤ幼稚園や釜西小児童の皆さん、PTAコーラスの方々やボランティアで授業のお手伝いに来ていただいている琴の先生等の賛助出演に加え、陶芸教室、地域やPTAの方々、ミモザの会等の作品出展を得て、おおいに盛り上がりました。子どもたちも、日頃の成果を舞台で発表して大活躍、プログラムの表紙に書かれた、『忘れない、忘れたくない、“仲間”と過ごした、最高のくすのき祭を‥』の言葉の実践に、閉会式では感極まって涙を流す子どももおりました。
秋の2大行事を無事に終えた充実感と感動は、その余韻が当分消えそうにもありません。
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H15.9.29
西金中・地域交流スポーツ大会に寄せて
学校長
岩澤 啓子
学校行事で、特色あるものを一つ紹介してくださいと言われたら、本校の職員は躊躇せずに「西金中・地域交流スポーツ大会」を挙げるでしょう。誰もが体験したことのない地域と学校との合同運動会を、実践できることに誇りをもっているからです。
この「西金中・地域交流スポーツ大会」は、かねてから県教育委員会で推進している教育改革のひとつで、
「協働を合言葉に学校と地域を結ぼう!
“未来をになう地球人=子ども”の育成は地域みずからの手で」
のスローガンのもとに、その中に提示されている合同運動会を具現化させたものです。
当初、中学校が地域と合同で運動会を行う例はめずらしいと評判を呼びましたが、今年で3年目を迎えて、この地域ではあたりまえのこととして行われております。中学生の代表も、地域の大人や教師と一緒になりスポーツ大会の委員として企画・運営に携わっていますので、子どもたちの心にも地域への帰属意識が養われてきます。快く引き受けてくださる地域の方々の好意に深く感謝するとともに、この地域のもつ教育力を誇らしい気持ちで、アピールしたいものです。
この行事は、子どもたちの“ゆたかな育ち”の推進には大きな意義のある、他に類のない行事です。子どもたちも、「よさこいソーラン」の踊りでスポーツ大会を盛り上げようと、毎日練習を重ねております。18日(土)当日は金沢区長さんをはじめ、区役所や教育委員会の方々も応援に駆けつけて来てくださいます。子どもたちと地域の交流の場に、皆様お誘いあわせのうえ、多数お越しいただけますようお待ちしております。
なお、文化祭(くすのき祭)は24日(金:8時50分〜15時10分)に行います。こちらにも是非お出掛けください。
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H15.9.1
わくわくする気持ちで2学期を
学校長 岩 澤 啓 子
酷暑の予想を大きく覆した冷夏も、ようやく夏休みの終盤に厳しい暑さが戻ってきましたが、朝夕には既に秋を訪れる風の声が聞こえています。
夏休み中の思い出といえば、7月29日に本校で開設している「地域と学ぶIT教室(パソコンに興味はあるけれど、活用したことがない方を対象にした入門編の講習会)」の、2期生の修了式がありました。週1回2時間の授業で8回のプログラム、最終日は自分の修了証書を作成します。地域からの要望で開設したこのIT教室には、約百名の応募がありました。急遽4期に分けて実施することになり今回2期生が修了したのです。受講者の皆さんにとって、中学校の教室で受ける授業体験はいかがでしょうか。ちょっと教室を覗かせていただきましたら、皆さんの熱心な学習ぶりに、教員の方が圧倒されておりました。
熟年パワーのすばらしさにすっかり感化された私は、「よ〜し、私もがんばるぞ〜」と一大決心をしてパソコンを買いました。早速メールデビューを果たしたところまでは順調でしたが、残念ながらこの文章はワープロで打っています。ワープロを前にすると、自然と指が動くのですが、まだパソコンでは‥‥、次号はがんばって挑戦してみます。
今年は、火星が約5万7千年ぶりに地球に大接近とか、秋の夜長を火星の極冠観測やパソコン練習、はたまた読書にと、夏休み明けは例年どおり意欲だけは充実しています。学校では地域との合同運動会や文化祭の準備が始まります。2年生は、長野で農業体験をする自然教室もあります。
まだまだ残暑は続きますが、実りの秋、収穫の秋を、生徒たちと一緒に勉強や行事に、わくわくする気持ちをもって、歩んでまいりたいと思っております。
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H15.6.30
『わたしたちの手で明るい街づくり』をスローガンに掲げて
学校長
岩 澤 啓 子
今、社会問題となっている街頭犯罪の昨年度統計は、神奈川県ではその検挙被疑者の約7割が少年たちであったということを知って、愕然といたしました。街頭犯罪とは、『ひったくり、路上強盗、自転車盗、オートバイ盗、自動販売機荒し、部品盗、車上ねらい』を指しております。また、最近の事件で、路上に寝転び道をふさいでふざけていた若者グループを注意した市民が、理不尽な暴力を受けたことが報道されました。この事件を背景に、精神科医の町沢静夫メンタルヘルス研究所長さんは「最近の若者は、“悪いことをして怒られたら謝る”という基本的なことが教えられていない。注意されると、屈辱のみを感じて反撃する。」と、切れる若者像について述べておりました。
道徳や倫理、善悪を判断して行動できる子どもを育てることは、家庭や学校、ひいては社会の責任です。学校では、あらゆる機会をとらえて日常的にこれらの教育をしなければならないと考えております。前号で取り上げた、2年生の金沢警察署での防犯学習を兼ねた職業体験もその一つです。3時間という限られた体験学習でしたが、生徒たちにとって警察は身近な相談所であること、どんな犯罪でも多くの人を悲しませ、困らせる迷惑行為であることなどを、しっかりと学んできました。生徒が、自分たちで考えた『わたしたちの手で明るい街づくり』というスローガンは、これからもずっと心の中に根付いていくことでしょう。
今回の体験学習のために、金沢署の方々をはじめ、県警の相談員や地域の補導員のみなさん、そして応援に駆けつけてくださった駐在の原田さんの温かなご支援とご協力に、深く感謝をしております。
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H15.5.30
強くたくましい“くすの木”をシンボルに
学校長
岩 澤 啓 子
先日、私の母校である地元の小学校(横須賀市立逸見小学校)の創立130周年記念式典に参加しました。この学校は、私の祖母、母、私、そして子どもたちと4世代が卒業した小学校です。当日は、私の恩師(80歳)や、さらに年配の卒業生から現在学んでいる在校生まで、約250名が集りました。参加者の年齢の幅の大きさは、創立130年という歴史を感じさせるものでありました。
それに対して西金沢中学校は、今年で創立23年になります。私は、本校で3年目を迎えましたが、私の母校の逸見小と西金沢中はともに小規模校であること、学校のシンボルは“くすの木”で、秋には「くすのき祭」が行われるなどの類似点から、着任当初から本校に親近感を抱いておりました。それを改めて感じさせてくれたのは、母校の130周年記念式典に参列して、卒業生や教職員OBの母校への熱い思い、地域の人たちや保護者の温かな応援、それに応えようと頑張っている教職員や子どもたちの姿でありました。
翌日、式典の感動が醒めないまま西金沢中に向かうと、くすの木の緑に模した制服(標準服)で登校する生徒たちの元気な姿に出会いました。毎日誰もが見上げている正門横のくすの木、その堂々としてたくましい“くすの木”のような若者に育てと願った、創立当時の保護者や教職員の意気込みや子どもたちに託す夢などが、制服からも伝わってまいります。本校の卒業生や教職員OB、さらに地域や保護者の方々の熱い思いに馳せながら、在校する生徒たちの将来を大切にした学校教育を展開しなければと、こころを新たにしております。
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H15.4.30
食堂に全員集合、お弁当「いただきま〜す!」
学校長
岩 澤 啓 子
3階にある多目的ホールが、食堂に変身いたしました。昼食時間になると、三三五五生徒や教職員が集まり、テーブル毎に「いただきま〜す」の挨拶とともに、楽しいお弁当の時間が始まります。先生方が、「この席は、空いていますか?」と声をかければ、子どもたちも「ど〜ぞ」と応対。和気あいあいの雰囲気で、食堂での昼食は大変好評です。
これまで、3階の多目的ホールの有効活用を検討しておりましたが、昨年度ホールに3台のストーブと仕切りができるアコーデオンカーテンが設置されたことにより、寒さ対策の課題が解消されて、念願の食堂づくりが可能になりました。食堂づくりを始めた理由はいくつかありましたが、
@生徒数の減少により、生徒や教師がホールに全員無理なく入れるようになったこと。A食事にかかる時間は個人差があるので、教室で一斉に食べるより、食堂形式の方が自分のペースで食事ができるなどの利点が大きいなどが主要な理由です。
しかし、その根底には、一昨年『廃棄予定のテーブルや椅子等を!』と各ご家庭にお願いしたところ、テーブルが4台、椅子が15脚、ソファーが2セット、本箱が5本、飾り棚が2台集まったことで、食堂づくりへの発想を生んだことでした。これらを提供してくださった方々に、改めて感謝しております。不足のテーブルは先生方の手作りで、写真のような食堂が完成いたしました。早速、2年生の保護者が2年生の遠足の日に、他学年の生徒たちに交じって食堂で昼食会(業者弁当の試食体験)を持たれるとか、子どもたちにとってはうれしいお客様です。食堂での食事マナーを学ぶきっかけにつながることでしょう。
本校では、今後も『生徒の新しい活動空間』について研鑽を積み、子どもたちとともに使い勝手の良い校舎へのデザインを考えていきたいと、心を弾ませております。
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H15.4.7
「魅力ある・特色ある・開かれた学校」に向かって
学校長
岩 澤 啓 子
桜の花の季節は、新しいことが始まる季節でもあります。西金沢中学校も、桜の開花とともに新学期を迎えました。2年前の入学式に、新入生8名で話題をよんだ子どもたちが、今年は3年生になりました。この間、転校生を加えて今では8名が13名。最上級生としての心構えも生まれ、随所に先輩としてリーダーシップを発揮している姿が見られます。子どもたちの成長は、保護者の方々と同じように私たちにとっても大きな励みとなっております。
3月29日の神奈川新聞“自由の声”の欄に、「若者のボランティアに期待」という金沢区在住の鬼島さんからの投稿が載っておりました。高齢者施設で音楽ボランティアをしていたとき、そこで偶然出会った中学生たちとともに活動するなかで、新たな感動を得たとして、「中学生の方々が、このような自主的な活動で得ることは、今後長い人生での中で、必ずや何かの役に立つと思う。これからも彼らの活動に期待する。」とのエールで結ばれておりました。後日、西金沢ケアプラザの浅間所長さんから、投稿文の施設は西金沢ケアプラザで、中学生は西金沢中の生徒であることを知らされました。投稿文を改めて読み、本校生徒の活動への何よりの激励と感謝しております。
15年度は24名の新入生を迎え、全校生徒数53名の学校になります。相変わらず横浜一小さな中学校ですが、内容の更なる充実を図って、「魅力ある・特色ある・開かれた西金沢中学校」をつくっていきたいと考えております。本年も、どうぞよろしくお願いいたします。
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H15.2.27
まとめの3月、穏やかな心で
学校長
岩 澤 啓 子
新しい教育課程は、学校週5日制のもと「ゆとり」の中で地域に根ざした「特色ある教育」を展開し、子どもたちに自ら学び自ら考える力などの「生きる力」を育むことを基本的なねらいとして、本年度から出発しました。
本校では、学校の特色を生かして「小規模校だからこそできる活動、少人数だからこそできる教育」を、年間の教科・領域の指導計画にその時々に生じる教育のチャンスをとらえ、実行してまいりました。3学期となり、本年度展開してきた特色ある教育内容の総括をしておりましたところ、予想を越えた内容の濃い、豊かな活動がなされてきたことが分かりました。
このことは、幼稚園から小・中・高校、大学など学校関係者の方々のご協力は勿論のこと、地域や金沢区役所、市教委の皆様方のご理解とご支援があって実行が可能となったものと、改めて実感いたしました。心から感謝しております。 今年行った本校の特色ある教育活動を、『子どもが主役の学校づくり』と題し小冊子にまとめました。地域回覧をさせていただきますので、ぜひご高覧ください。
先日、家庭科の授業で「茶の湯」を取り上げ、地域の方が指導にあたってくださいました。子どもたちはかしこまりながらも、穏やかな笑顔を見せて、一人一人が真剣にお茶をたてておりました。中学時代に「茶の湯」を体験したことが、やがて国際社会に大きく羽ばたく中で日本文化の一つとして生きてくることを願いながら、生徒のたててくれた一杯のお茶をゆっくりと飲み干しました。
「茶の湯」と言えば“わび”“さび”が思いうかびますが、一言でいえば「わびとは、正直で慎み深くおごらぬこと」「さびとは、○○らしく」という意味をもっているとのこと、現代社会に生きる私たちにとっても、大変意味深いものを感じます。
まとめの3月、子どもたちからもらった穏やかな心をもって、新しい教育の充実に取り組んでまいります。
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H15.1.31
子どもたちの成長に目を細めて
学校長 岩 澤 啓 子
“梅一輪 一輪ほどの あたたかさ”
今年も学校の紅梅と白梅がようやく咲き始め、周囲に凜とした気品をかもしだしております。寒さは一段と厳しくなってまいりましたが、春はもうそこまで来ていることを膚で感じております。
1月24日、2年生が職業体験(教育実習体験)のため、釜利谷西小学校の3年生を対象とする体育の授業に出掛けました。たった1コマの授業でしたが、1コマの授業を準備するためには、教育実習計画や指導案を作成したり、事前に小学校と打ち合わせを行うなど、多くの時間をかけております。当日は冷たい北風の吹く校庭を場に、子どもたちは若干緊張ぎみでしたが元気良く、縄跳び(二重跳び・あや跳び等)や竹馬、大縄跳び、一輪車、押し相撲などのグループに分かれて授業を展開し、小学生たちに丁寧に接しておりました。
私は見学しながら「〇〇先生、小学生を教えていかがですか?」と尋ねますと、「覚えが早いので、助かっています。」という返事。ふれあい給食などで小学生と一緒にいる時は、お兄さんお姉さんのような接し方をしていた中学生が、今回は教師になった気持ちで接しております。私の質問にも堂々とした応答の様子に、いつの間にか2年生も急速に成長しているのだな〜と強く感じさせられました。とかく中学生は、3年生の成長が目ざましいので、そちらに気をとられがちですが、2年生もまた着実に力をつけていることを改めて確認できて、うれしくなりました。
3年生は、目下高校受験に向けてまっしぐら、3月11日が卒業式です。また、今年度の修了式は3月25日です。短い3学期ですが、それぞれの学年がしっかりと学習の締めくくりをして、新たなステップに良き第一歩を踏み出せるよう、応援をしていきたいと思っております。
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H15.1.8
心にゆとりを
学校長
岩 澤 啓 子
カレンダーが新しくなると、何もかもが新鮮に見え、改まった気持ちになります。そして、今までの失敗やつらいことは一時お預けにして、「よ〜し、今年こそ!」という“やる気”が生まれてくるから不思議なものです。 『1年の計は元旦にあり』と、昔から言われております。子どもたちには、2学期の終業式で生活のめりはりをつけるためにも、計画を立てることをすすめました。きっと「今年こそ!」の気持ちで、1年の計を立てたことでしょう。その計画が、計画倒れにならないための心掛けとして、3学期の始業式には次の3つのことを話しました。
1 何事にも、心にゆとりをもって臨みましょう。
2 朝食は、必ず食べましょう。
3 最後まであきらめずに、がんばりましょう。
この3つの心掛けは、私が中学3年生の時に担任の先生から『受験必勝法』として教えていただいたことです。私は、この3つの心掛けは受験に限らず大切なことだと、子ども心に感じてメモをしておきました。心のゆとりを失うと、イライラして自分でも気づかないうちに親や友人を傷つける言葉を発してしまうことがあります。また、食事を摂らないで授業を受けた時には、お腹がすいて勉強に身が入らないこともありました。テストが終わると、もっと最後までがんばればよかったと後悔したこともあります。
まとめの3学期、受験の3学期だからこそ、子どもたちには特に意識をして、3つのことを心掛けてもらいたいと願っております。今年も、子どもたちの“やる気”を育て、しっかりとバックアップしてまいります。
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H14.11.29
これからの教育を見つめて
学校長
岩 澤 啓 子
3年生の進路選択という形で、学校の中には師走の気ぜわしさが入り込んでいるように感じられます。
過日、教育課程の話し合いの席で「これからの小・中・高の連携の在り方」が話題になったときに、金沢高校の副校長先生から中・高連携の実践例として西金沢中学校との交流授業が紹介されました。そのため、会終了後、みなさんから、既に幼・小・中・高や地域との交流を積極的に行っている本校の教育活動が高く評価されました。これは、こころ良く受け入れていただいている各学校や地域の方々のご協力によって成り立っていることで、改めて感謝の気持ちを抱きました。
教育の中にも不易と流行があるように、今回の教育改革では、長い間行われてきた“相対評価”から“いわゆる絶対評価”に改められました。それぞれの生徒のよいところを伸ばし、不十分のところを改善することを狙いとする“いわゆる絶対評価”は、個人の学習改善の情報としてはふさわしいですが、高校等入試選抜の資料とすることには適さない面があります。今年度は、2年次の“相対評価”と3年次の“絶対評価”の両方が調査書に記載されますが、今後は入試選抜資料の在り方も変更を余儀なくされていくものと思われます。
私は、テーマが与えられた小論文や作文、ポートフォーリオを軸にした自分史や自己PRなども、これからの選抜資料の一つとなっていくのではないかと思っております。予想される入試選抜への変化にも、十分対応できる力が身に付くような教育活動を、今から展開していきたいと考えております。
早速、期末テストが終わって時間のゆとりができた子どもたちに、ポートフォーリオの整理と読書をすすめております。本を読むことは、一般的に娯楽の一つであるとともに、「情報を得て問題解決をする」「作者の心にふれることを通して自分の生き方を考える」という役割も果たしております。ご家庭におきましても、ぜひ本に親しむ環境づくりをお願いいたします。
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H14.10.30
駆けた、踊った、歌った、演じたくすのき祭
学校長 岩 澤 啓 子
横浜の片隅にある小さな小さな中学校の子どもたちが、燃え尽きてしまうのではないかと心配をするほど、スポーツと文化の総合祭典・くすのき祭は、若いエネルギーの塊を爆発させて終了いたしました。
閉会式では、交流スポーツ大会や文化祭当日の様子だけでなく、事前準備の状況や練習風景などの映像も紹介され、子どもたちのくすのき祭に対する思いや取組の姿勢、完成の喜びなどが手に取るように分かり、感動を共有することが出来ました。
地域の多くの方から、「生徒さんが、気持ち良くあいさつをしてくれます。」「場所をたずねたら、丁寧に案内をしてくれました。」「一人ひとりが、よく活動していますね。」と、お褒めの言葉をいただいたのも、たいへんうれしいことです。しかし、この地域の子どもたちは、幼稚園・小学校の教育と、地域の方々の温かな心で育てられたつぼみであり、それがくすのき祭という催しの中で開花したものと思っております。
多くの方々の力で成功に導いていただけたくすのき祭、このエネルギーを、明日からの活動につなげてまいります。ありがとうございました。
地域の方々の声(PTA・地域作品展会場で書いていただいた感想です)
*学校と地域とのつながりが思っていた以上にあることが展示された作品を通してわかりました。今後益日頃のいろいろな活動の中で広がり、深まっていけと思います。さらなる発展を願っております。
*学校が地域との交流も大切にされていて素晴らしいと思います。いろんな分野でそれぞれ特技や趣味の成果を発揮されたものを展示し、またそれらを見てくださる方々も多く、地域の文化交流ができてとても良いと思います。
*久し振りのくすのき祭、父母に戻り、大変充実したひと時を有難うございました。生徒、PTAの益々の御発展祈念いたします。
*初めて地域も一緒になった文化祭に来させて頂きました。幼稚園から大人までの舞台もとてもアットホームで暖かく、展示の方もバリエーションがあり、とても楽しませて頂きました。お茶、コーヒーもおいしかったです。
*作品展示がとてもすばらしい。音楽祭の方も、子供達、PTA共に楽しく過ごす事ができました。
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H14.9.30
スポーツ・文化の秋 始まる
学校長 岩 澤 啓 子
9月は、西金沢中学校の広報月間だったような気がいたします。広報よこはま(金沢区版)には、“みんなで育てる「かなざわっこ」”のコーナーに、本校の地域交流スポーツ大会の様子が紹介されました。また、「はまかぜ(金沢版)」には、“私たちの学校”で地域交流スポーツ大会や横浜山手中華学校との授業交流などが紹介され、『誇りと希望を与える学校にしていきたい』との私のコメントまで載せていただきました。
学校紹介の中に自分の写真やコメントが掲載されるのは、気恥ずかしい思いもいたしますが、「先生、読みましたよ!」と、声をかけてくださる方に出会いますと、うれしいようなほっとするような、そんな気持ちになります。ともかく、多くの方が本校の教育に注目してくださいますのは、大変ありがたいことだと思っております。先日も「能・ふれあい教室」を本校で実施したいと、区役所や文化協会の方々といっしょに“能・六浦(むつら)セミナー”関係の方が見えられました。本校では、常々本物を子どもたちに触れさせたいと考えておりますので、願ってもないお話しと、関係教科(国語科と音楽科)が打ち合わせに加わり、11月8日に実施することになりました。講師は、称名寺薪能に毎回来てくださるシテ方金春流櫻間眞理(まこと)先生です。ぜひ、子どもたちといっしょにご鑑賞ください。
10月の校内行事では、1日から2年生が自然教室に出掛け、長野県の戸狩で4日間のファームステイをいたします。稲刈りやイナゴ捕り、ソバ打ちなど、たくさんの新しい体験をしてくることでしょう。20・21日は待ちに待った体育と文化の祭典「くすのき祭」です。昨年から、地域との合同で行われるスポーツ大会は、今年は区長さんもおいでになるとのこと、教育委員会や区役所の温かい思いやりを感じます。
また、本校では横5.5m、縦4mの横断幕を、地域のみなさんや小学生と共同で製作して「くすのき祭」に飾りたいと準備を進めております。下絵は中学生が考えたもので、どのような作品に仕上がるか、今から楽しみにしております。お一人でも多くの方が本校にお越しいただけましたら幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
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H14.9.2
2学期のスタートに寄せて
学校長
岩澤 啓子
今年は,学校週5日制や絶対評価の導入など大きな教育改革が実施された最初の年です。1学期,初めて子どもたちの学習の成果が絶対評価(学習の目標に準拠した評価)で評定され,連絡票にも記載されました。これまでは相対評価でしたので,多くの生徒がクラスの中で自分の順位はどのくらいか,平均点より上か下かなどを気にしていましたが,絶対評価は他人との比較ではなく,自分の学習達成の状況(授業で勉強していることが理解できているか,努力しなければいけないところはどこか,など)が知らされるので,自ら学習の改善を図ることができます。
先日,ある講演会で『うさぎとかめ』のちょっと楽しい話を聞きました。“ご存じのとおり,うさぎとかめは一緒にスタートするのですが,うさぎはかめのことばかり気にして走り,一方かめは,うさぎのことなどはまったくかまわず,頂上めざして走りました。その結果‥‥”というお話でしたが,絶対評価が採択された今,評価・評定の見方や学習改善の図り方,目標をたてることの大切さなどを,この『うさぎとかめの話』を借りて,2学期の始業式で話をしようと思っています。
さて今年の夏休みは,例年と違ったことが一つありました。部活動の掛け声や英語のスピーチ練習の声だけが響いていた体育館から,「ソーラン節」が流れているのです。これは,生徒の有志が地域の方々と一緒に「よさこいソーラン」の踊りを練習していたのです。回を重ねるごとに,子どもたちに自信が出て,「並んでください」「そこは,もっと腰を低くして」などと,地域の方に指示をしていました。そして,盆踊りの当日は地域の方々と呼吸を合わせて,リーダーシップをとりながら踊りを披露しておりました。長半纏を羽織った子どもの姿は,学校でみるよりもはるかに凛々しく,頼もしく見えました。まさに,本校の子どもたちは,地域の方々に育てられているということを実感させられました。私も,子どもたちと地域の方々の頑張りを少々分けていただき,よい2学期のスタートになったと喜んでおります。
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H14.6.27
子どもたちの自立を目指して
学校長
岩澤 啓子
最近,子どもたちの自立について述べた意見や提案をよく目にいたします。ここ数年の成人式で,新成人の好ましくない態度とその背後にある幼児性が大きな関心を呼び,自立についての話題が多くなったように思われます。今,自立のために求められているのは,人生をより良く生きるための社会性豊かな知恵であり,それを支える雑多な知識や技能であると思います。それらが,生活の場でよりよい自分のアイデンティティーを創造していく力だと,私は考えております。
そのような力を,子どもたちの心の中に養いたい,豊かな人間性を育てたいと,西金沢中学校では,各種各様の人々とのかかわり(コミュニケーション学習)を積極的に取り入れて,新しい価値観との出会いや,新たな自分づくりに資するための活動を実践しております。
すでに本年度に入って,カナリヤ幼稚園での保育実習体験,釜利谷西小学校との給食交流,横浜山手中華学校との英語,中国語,体育,音楽などの授業交流や,舞踊などの異文化交流を行いました。また,授業の場所も学校の中だけに止まらず,選択体育授業では釜利谷消防出張所に出掛けて災害救助を学びました。さらに3年生は,6月28日に金沢高校で高校生と一緒に英語や情報教育,コンピューターの授業を受けたり,身近な学び舎である幼稚園から高校までの交流を,今年は少し背伸びして横浜市立大学を訪れ,大学生の姿を目の当たりにするとともに,施設の一部を見学してまいります。
幼稚園児や小学生に接する時,他の中学校の生徒と共同で何かを仕上げる時,高校生や大学生の中に入って勉強をしたり話を聞く時など,それぞれの場で子どもたちはいろいろな異なった顔を見せてくれます。「ひと」「もの」「こと(経験すること)」とのかかわりは,これからの社会を生きていく上で大きな価値を持っています。本校では,この「ひと」「もの」「こと」とのかかわりを重視した教育のなかで,子どもたちの自立を応援していきたいと思っております。
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H14.5.30
今年も三者会の成果に期待
学校長
岩 澤 啓 子
6月は,「衣更え」の季節です。かつては学校も,6月1日を冬服から夏服に替える日と定めていたのですが,昨今の気候の変化や冷暖房の発達などで環境が大きく変化したために,特に期日を指定しないようになりました。生徒たちには,気温や体調に合わせた服装を自分で心掛けるように話しております。しかし,「衣更え」は四季の変化が明らかな我が国では,季節に応じて衣服を替えるという伝統的な行事でした。文化や伝統を理解し,大切にすることも重要なことですので,ぜひご家庭でも話題にしていただきたいものと思っております。
さて,今年度も三者会(地域,保護者,小・中学校の代表が集まって情報交換等を行い,“まちの学校づくり"を協議する会)がスタートしました。今回は,教育委員会の参加を要請したところ,施設課,企画課,指導課から課長,係長,指導主事等9名が来てくださいました。この三者会の活動を介して,小規模校の利点を生かした特色ある小・中学校の取組が,より多くの方々に理解されることを期待しております。
本校は,昨年から小規模校教育のプロジェクトを設置し,教育委員会の支援を得てコンピューターの加配や校庭整備,外人講師派遣など,物的・人的両面から教育環境の向上を図ってまいりました。今年も,すでに格技場の畳77枚の配当が決まり,6月12日の横浜山手中華学校との交流では,新しい畳の上で柔道の受け身の授業が行われる予定です。恵まれた教育環境の中で学習内容の充実を図り,さらに小学校との連携,地域との協働行事,異校種・異年齢集団との幅広い交流などによって,豊かな心の育みを深めていきたいと思っております。
教育委員会は,本年5月1日から施設部の中に学校計画担当課長と担当係長が配置され,学区の見直しや学区域の改善等に向けて,具体的な動きを始めました。また,改めて話題となっている子どもたちの暴力行為,いじめ,不登校等については,未然防止や早期解決を図るために,横浜市の全中学校に「心の専門家」である臨床心理士を配置しました。本校にも,月・木曜日に原先生が相談室で待機しております。悩む前に相談,保護者の皆様もぜひご活用ください。
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H14.4.30
ありがたきこと
学校長
岩澤 啓子
西金沢中学校に来てから1年が経ちました。始めは,見るもの聞くもの全てが珍しく,廊下で挨拶をしてくれる子どもたちに感激し,意欲的に授業を受けている姿に感動し,花壇に咲く季節毎の見事な花に感嘆しておりました。この素晴らしいことが,当たり前のことのように思えてくる環境に,何とありがたいことだと感謝しております。
4月に,本校に転勤して来た先生方が口を揃えて,「西金沢中の生徒は,よく挨拶ができますね。」「人の話をよく聴きますね。」とか,「ゴミ一つ落ちてなくて,何てきれいな廊下でしょう。」「よく整備された校庭ですね。」などと,話しています。また,本校から他校へ転勤された先生方からは,「西金沢中は,落ち着いて学習できる最適な学校環境だった。」,「生徒たち一人ひとりが活躍する場面が,西金沢中にはありましたね。」など,なつかしさを込めたお話しがありました。
西金沢中学校では,「ありがたきこと」がたくさん見つかります。体育館の入口には,生徒の上履きがきちんと整頓されておりました。きっと,体育館の中では体育のよき授業が展開されていることでしょう。先日,3年生の修学旅行がありました。学校を離れて,一般の乗客と一緒に乗る新幹線,観光客と一緒に見る名所古跡,ホテルには他のお客様がいました。しかし,本校の子どもたちは,騒ぐときは騒ぎ,楽しむ時は楽しみ,見学するときはしっかりと見学するTPOを十分心得ておりました。子どもたちの笑顔や挨拶は,急に出来るものではありません。大切に育んできた家庭でのしつけなどが,生きているのだと思います。
西金沢中18名の教職員は,「ありがたきこと」をありがたきこととし
て感動する心を持ちながら,歩んでいきたいと思っております。
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H14.4.5
読む,書く,聴く,話す,考える,活発・活動,西金中
学校長
岩澤 啓子
週5日制の社会制度の波が学校にもおよび,新らしい教育の幕が開きました。これまで何度も行われた教育改革の中で,今回の改定が最も大きな影響を与えるのではないかと感じるのは,単に教育内容の改定に止まらず,週5日制や絶対評価の導入など,誰の目からもその変化が明らかに認識できるからだと思います。そのため,多くの人々が学校や公教育に関心を持ち,「土曜日が休日となった子どもたちのゆとりを,どのように生かすかの新たな受け皿づくり」や,「授業時数の削減に伴い危惧される学力低下は,どんな形で解消されるか」などが,特に話題になっているようです。
西金沢中学校は,新1年生15名を迎え,全校生徒56名の横浜一番の小規模校で今年度もスタートしました。昨年度は,教育委員会とタイアップして小規模校教育プロジェクトを作り,「少人数だからこそ出来る教育」「小規模の利点を生かした教育」に積極的に取り組みました。その成果は,横浜市教育文化研究所の発刊誌「JAN」の春季号に,“小規模校時代の先駆的実践校”として4頁に渡り掲載されました。この学校をあげての1年間の柔軟な発想を生かした取組は,子どもたちや教職員に西金沢中の良さを再認識させるとともに,全校のモラールを揚めてくれました。
本年度は,この小規模校教育プロジェクトの活動を,さらに充実させていきたいと考えております。また,学習の在り方を見直し,基礎的な[読む,書く,聴く,話す,考える]力を子どもたちに定着させたいと思っております。子どもたち一人ひとりが自分の力を十分に発揮し,活発に活動する西金沢中へのご支援を,本年度もよろしくお願いいたします。
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